かすが【春日】
《「春日」の表記は、地名「かすが」にかかる枕詞「はるひ」を当てたもの》 奈良市およびその付近の称。特に、春日大社の...
かすがい【鎹】
1 材木と材木とをつなぎとめるために打ち込む、両端の曲がった大釘。 2 人と人とをつなぎとめるもの。「子は—」 3...
かすがい【春日井】
愛知県北西部の市。名古屋市の北に隣接。パルプ・紙加工工業や果樹・サボテン栽培が盛ん。高蔵寺ニュータウンがあり、住宅...
かすがい‐し【春日井市】
⇒春日井
かすが‐ごんげん【春日権現】
奈良の春日大社の祭神の総称。また、春日大社の別名。春日明神。
かすがごんげんけんき【春日権現験記】
鎌倉時代の代表的絵巻物。絹本着色。全20巻。目録1巻。春日大社創建の由来と数々の霊験とを描く。目録によれば、絵は高...
かすが‐し【春日市】
⇒春日
かすが‐じんじゃ【春日神社】
春日大社(たいしゃ)の旧称。
かすが‐せんあん【春日潜庵】
[1811〜1878]江戸末期から明治初期の陽明学者。京都の生まれ。名は襄。字(あざな)は子賛。公卿の久我(こが)...
かすが‐たいしゃ【春日大社】
奈良市春日野町にある神社。旧官幣大社。祭神は武甕槌命(たけみかづちのみこと)(第一殿)・経津主命(ふつぬしのみこと...
かすが‐だいみょうじん【春日大明神】
奈良の春日大社の祭神。
かすが‐づくり【春日造(り)】
神社本殿形式の一。切妻造り・妻入りで、正面に階隠(はしかく)しをつけ、棟には置き千木(ちぎ)・鰹木(かつおぎ)を置...
かすが‐どおり【春日通り】
東京都豊島区東池袋から墨田区横川までの道路の呼び名。沿線に湯島神社・東京ドームなどがある。
かすが‐どうろう【春日灯籠】
1 竿(さお)が円形、笠・火袋(ひぶくろ)・中台(ちゅうだい)・地輪(じりん)が六角平面で、背の高い標準的な石灯籠...
かすが‐どりい【春日鳥居】
春日大社の一の鳥居に代表される鳥居形式。柱が太く、ころびをつけ、島木・笠木は直線で、端を垂直に切ったもの。
かすが‐の【春日野】
奈良市、春日山の麓一帯の野原。[歌枕]「—の飛火の野守いでてみよ今いくかありて若菜つみてむ」〈古今・春上〉
かすが‐の‐しんぼく【春日の神木】
神霊が宿るとされた春日神社の榊(さかき)。平安末期から室町時代にかけて、興福寺の大衆(だいしゅ)が朝廷の処置などに...
かすが‐の‐つぼね【春日局】
[1579〜1643]江戸前期の大奥の女中。徳川3代将軍家光の乳母。稲葉正成の妻。名は福。家光が将軍継嗣になるのに...
かすがののうた【春日野の歌】
会津八一の歌集。昭和30年(1955)刊行。著者の生前最後に刊行された歌集。
かすがの‐まんじゅう【春日野饅頭】
厚めに作った皮の上面にヒノキの葉の模様を焼きつけた小判形のまんじゅう。春日饅頭。忍ぶ饅頭。
かすが‐ばん【春日版】
1 平安末期から鎌倉期にかけて、奈良の興福寺で刊行された経典類。春日神社に奉献されたものが多いところからいう。 2...
かすが‐ふじおり【春日藤織】
藤づる・大麻・苧麻(からむし)などを用い、奈良で織られた太布(たふ)。春日藤布(とうふ)。
かすが‐まい【春日舞】
春日大社で、巫女(みこ)が神前に奏する神楽舞。
かすが‐まさじ【春日政治】
[1878〜1962]国語学者。長野の生まれ。奈良女高師・九大教授。平安初期の古経典を研究、訓点語学の基礎を築く。...
かすが‐まつり【春日祭】
春日大社の祭礼。古くは陰暦2月・11月の最初の申(さる)の日行われたもので、申祭りともよばれた。現在は3月13日に...
かすが‐まんだら【春日曼荼羅】
春日神社の信仰のため、その祭神・境内などを図にした曼荼羅。宮曼荼羅・社寺曼荼羅・鹿曼荼羅などがある。鎌倉・室町時代...
かすが‐みょうじん【春日明神】
⇒春日権現(ごんげん)
かすが‐やま【春日山】
奈良市東部の山。標高497メートル。若草山の南隣に位置し、ふもとに春日大社がある。→春日山原始林
かすが‐やま【春日山】
新潟県上越市にある山。標高160メートル。頂上に春日山城跡がある。
かすがやま‐げんしりん【春日山原始林】
奈良市東部の春日山にある原始林。春日大社の神山として千年以上も狩猟と伐採が禁止されてきたため、原始の姿が保持された...
かすがやま‐じょう【春日山城】
春日山にあった上杉謙信の本城。越後(えちご)守護代長尾氏歴代の本拠で、長尾景虎(ながおかげとら)(上杉謙信)が拡充...
かすがりゅうじん【春日竜神】
謡曲。五番目物。栂尾(とがのお)の明恵(みょうえ)上人が渡唐のいとまごいに春日明神に参詣すると、明神が現れて入唐を...
かすがわかみや‐じんじゃ【春日若宮神社】
春日大社の南方にある摂社。祭神は天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)。12月17日の春日若宮祭(保延(ほうえん)...