む‐じ【無地】
全体が同じ色で模様のないこと。「—のカーテン」「色—」
む‐じ【無字】
仏語。 1 真理は文字に表せないということ。 2 「無門関」の第一則の公案で、犬に仏性があるかとの問いに、趙州和尚...
む‐じかく【無自覚】
[名・形動]自分のすることについての自覚がないこと。また、そのさま。「—な(の)行動」
むじかくせい‐ていけっとう【無自覚性低血糖】
低血糖になっても、発汗・手足のふるえ・動悸などの警告症状が現れないこと。突然意識を失うおそれがある。繰り返し低血糖...
ムジカ‐フィクタ
中世・ルネサンスの音楽で、楽譜上に表記されていない半音階的変化をさす。現代譜に訳す場合は音符の上か下に変化記号を付...
むじげん‐りょう【無次元量】
物理量の単位をもたない数量。物理的因子を組み合わせた関係式において、長さ・質量・時間といった物理量の次元が相殺され...
む‐じこ【無事故】
事故がないこと。また、事故を起こさないこと。「—無違反」
ムジック
⇒ムジーク
む‐じつ【無実】
[名・形動]《古くは「むしつ」》 1 事実がないこと。実質がないこと。「有名—」 2 罪を犯していないのに、罪があ...
むじつ‐の‐つみ【無実の罪】
実際には犯していない罪。冤罪(えんざい)。「—で裁かれる」
むじな【狢/貉】
1 アナグマの別名。《季 冬》「山がつや—しとめし一つだま/蛇笏」 2 《毛色がアナグマに似ているところから混同し...
むじな‐へん【豸偏】
漢字の偏の一。「豹(ひょう)」「貂(てん)」「貉(むじな)」などの「豸」の称。
むじな‐も【狢藻】
モウセンゴケ科の多年生の食虫植物。分布はまれで、沼や水田に浮かび、根はない。茎は長さ20センチ程度。葉は数枚ずつ輪...
む‐じひ【無慈悲】
[名・形動]思いやりの心がないこと。あわれみの心がないこと。また、そのさま。「—な(の)仕打ち」
ムジブノゴル
バングラデシュ西部の町。1971年、バングラデシュ亡命政府のラーマンがパキスタンからの独立を宣言した地として知られ...
ラーマン
[1920〜1975]バングラデシュの政治家。独立運動の指導者。1972年の独立とともに初代首相、1975年には大...
む‐じゃき【無邪気】
[名・形動] 1 素直で悪気がないこと。いつわりや作為がないこと。また、そのさま。「—ないたずら」「質問に—に答え...
む‐じゃく【無着/無著】
仏語。執着のないこと。無執(むしゅう)。
むじゃく【無着/無著】
《(梵)Asaṅgaの訳》[310〜390ころ]インドの大乗仏教の論師。世親の兄。ガンダーラの人。初め小乗の僧であ...
むじゃく‐どうちゅう【無着道忠】
[1653〜1745]江戸中期の臨済宗の僧。但馬(たじま)の人。別号、葆雨堂・照冰堂。妙心寺の竺印(ちくいん)に師...
ムジャクフ‐こうえん【ムジャクフ公園】
《Park Muzakowski》⇒ムスカウ公園
ムジャコフスキー‐こうえん【ムジャコフスキー公園】
《Park Mużakowski》⇒ムスカウ公園
ムジャヒディン‐ハルク
《Mujahidhinは「イスラム聖戦を戦う者」の意》イスラム人民戦士機構。イランの反体制派武装組織。イラクに拠点...
む‐しゅう【無終】
《古くは「むじゅう」》終わりのないこと。果てしのないこと。「—無限の道程をたどり行く旅人として」〈寅彦・相対性原理...
む‐じゅう【無住】
1 人が住んでいないこと。また特に、寺に住職がいないこと。また、その寺。「—の庵」「—の寺」 2 仏語。心の中の一...
むじゅう‐どうぎょう【無住道暁】
[1227〜1312]鎌倉後期の臨済宗の僧。鎌倉の人。号、一円。天台・真言を学び、円爾(えんに)に師事して臨済禅を...
む‐じゅうりょう【無重量】
人工衛星や自由落下する物体の内部などで、引力と慣性力が釣り合って、重さを感じなくなる現象。重力が働いていないように...
むじゅうりょう‐じょうたい【無重量状態】
物体の重さが感じられない状態。引力と遠心力が釣り合っている宇宙船や自由落下している空間の内部などでみられ、物体が空...
む‐じゅうりょく【無重力】
重力がないこと。恒星や惑星などの引力・遠心力の影響を受けない状態をいう。 [補説]引力と遠心力が釣り合った状態では...
むじゅうりょく‐じょうたい【無重力状態】
重力が働いてないように見える状態。無重量状態のこと。→無重力
む‐じゅん【矛盾/矛楯】
[名](スル) 1 ほことたて。 2 《昔、中国の楚の国で、矛(ほこ)と盾(たて)とを売っていた者が、「この矛はど...
むじゅん‐がいねん【矛盾概念】
論理学で、同一の類概念に属する概念のうち、互いに他を否定しあってその中間に第三者を入れる余地のない概念。例えば、色...
むじゅん‐げんり【矛盾原理】
論理学で、思考の原理の一。「Aは非Aではない」または「いかなるものもAかつ非Aであることはできない」という形式で表...
むじゅん‐たいとう【矛盾対当】
論理学で、対当関係の一。主語と述語とは同じであるが、量(全称・特称)と質(肯定・否定)とを異にする二つの判断の真偽...
むじゅん‐りつ【矛盾律】
⇒矛盾原理
むじゅん‐れいかく【矛盾冷覚】
熱い湯の中に手を入れたときなどに、冷たいと感じること。皮膚にある温点と同時に冷点も刺激されたために起こると考えられ...
む‐じょう【無上】
[名・形動]この上もないこと。最もすぐれていること。また、そのさま。最上。「—な(の)喜び」「—な(の)幸せ」
む‐じょう【無状】
1 取り上げるほどの善行や功績のないこと。 2 無作法なこと。無礼。亡状(ぼうじょう)。「ソノフルマイ甚ダ—」〈和...
む‐じょう【無常】
[名・形動] 1 《(梵)anityaの訳》仏語。この世の中の一切のものは常に生滅流転(しょうめつるてん)して、永...
む‐じょう【無情】
[名・形動] 1 いつくしむ心がないこと。思いやりのないこと。また、そのさま。「—な(の)雨」「—に突き放す」 2...
むじょう‐かん【無常観】
一切は無常であるとする、ものの見方。
むじょう‐き【無常気】
世の中をはかなく思う心。無常心(むじょうごころ)。「ただ—でをかしうないと」〈浄・歌念仏〉
む‐じょうけん【無条件】
なんの条件もつけないこと。なんの制約もないこと。「—で賛成する」
むじょうけん‐こうふく【無条件降伏】
一切の条件をつけずに降伏すること。
むじょうけん‐しげき【無条件刺激】
唾液(だえき)の分泌反射をもたらす食物のように、本来、特定の反射を引き起こす力をもった刺激のこと。
むじょうけん‐はんしゃ【無条件反射】
動物が生得的に持っている反応。食物が口に入ると唾液が出る、膝の下を軽くたたくと下肢が跳ね上がるなど。反射。→条件反射
むじょう‐こう【無常講】
互いに掛け金を積んでおき、葬儀の費用に充てる互助組織。「よく聞けば死ぬるを急ぐ—」〈新増犬筑波集・上〉
むじょう‐ごころ【無常心】
「無常気」に同じ。「浮き世の頼み涙にくれ、—や入相(いりあひ)の鐘」〈浄・寿の門松〉
むじょう‐しょ【無常所】
墓場。墓地。「神明寺の辺に—設けて侍りけるが」〈拾遺・雑上・詞書〉
むじょう‐しょうがく【無上正覚】
仏語。最上の完全な悟り。阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)。無上菩提。無上正等覚。