いわたはら‐だいち【磐田原台地】
静岡県南西部、天竜川下流にある洪積台地。標高10〜120メートル。茶・葉タバコ・サツマイモの栽培が盛ん。中心都市は...
いわ‐タバコ【岩タバコ】
イワタバコ科の多年草。山地の湿った岩壁に生え、高さ6〜15センチ。葉はタバコの葉に似て楕円形で表面にしわがある。夏...
いわた‐りょうと【岩田涼菟】
[1659〜1717]江戸中期の俳人。伊勢の人。蕉門に入り、のち伊勢風の基礎を築いた。句集に「皮籠摺(かわごずれ)...
いわ‐だたみ【岩畳】
岩が幾重にも重なっていること。また、その所。埼玉県北西部の長瀞のものは、国の名勝および天然記念物。
いわ‐だな【岩棚】
棚のように平らに張り出している岩場。
いわ‐だぬき【岩狸】
⇒ハイラックス
いわだれ‐そう【岩垂草】
クマツヅラ科の多年草。関東以南の海岸に生える。茎は砂上をはい、節から根を出す。葉は倒卵形で、対生。夏、紅紫色の小花...
いわ‐ちどり【岩千鳥】
ラン科の多年草。本州中部以西の沢ぞいの岩壁に生え、高さ8〜15センチ。細い茎から長楕円形の葉を1枚出す。初夏、基部...
いわつき【岩槻】
さいたま市の区名。旧岩槻市域を占める。もと大岡氏の城下町で、江戸時代には日光御成(おなり)街道の宿駅として発展。ひ...
いわつき‐く【岩槻区】
⇒岩槻
いわつき‐し【岩槻市】
⇒岩槻
いわつき‐もめん【岩槻木綿】
さいたま市岩槻区付近で産する木綿織物。のれん・ふろしきなどに使われる。
いわ‐つつじ【岩躑躅】
1 ツツジ科の落葉低木。高さ約15センチ。葉は茎の先に集まって互生し、広卵形。夏、淡紅色の釣鐘形の小花が咲き、果実...
いわ‐つばめ【岩燕】
ツバメ科の鳥。全長約15センチ。尾は短く、裂け目も浅い。背は黒、腹は白で、腰に白色部がある。岩壁や軒下などに壺形の...
いわ‐つらら【岩垂氷】
鍾乳石(しょうにゅうせき)のこと。
いわて【岩手】
東北地方北東部の県。太平洋に面し、かつての陸中のほぼ全域と陸前・陸奥(むつ)の一部を占める。県庁所在地は盛岡市。人...
いわて‐いかだいがく【岩手医科大学】
盛岡市にある私立大学。昭和3年(1928)創立の岩手医学専門学校を母体に、昭和27年(1952)新制大学として発足。
いわて‐グルージャもりおか【いわてグルージャ盛岡】
日本プロサッカーリーグのクラブチームの一。ホームタウンは岩手県の全市町村。平成15年(2003)にグルージャ盛岡の...
いわて‐けん【岩手県】
⇒岩手
いわてけんりつ‐だいがく【岩手県立大学】
岩手県滝沢市に本部がある公立大学。平成10年(1998)の開学。平成17年(2005)公立大学法人となる。
いわて‐さん【岩手山】
盛岡市の北西にある火山。標高2038メートル。北麓の金沢清水は名水で知られる。南部富士。岩手富士。巌鷲山(がんじゅ...
いわて‐だいがく【岩手大学】
盛岡市にある国立大学法人。盛岡農林専門学校・盛岡工業専門学校・岩手師範学校・岩手青年師範学校を統合して、昭和24年...
いわてはなまき‐くうこう【いわて花巻空港】
花巻空港の愛称。
いわて‐ふじ【岩手富士】
岩手山の異称。
いわて‐ほけんいりょうだいがく【岩手保健医療大学】
岩手県盛岡市にある私立大学。平成29年(2017)開学。
いわてみやぎないりく‐じしん【岩手・宮城内陸地震】
平成20年(2008)6月14日、岩手県内陸南部を震源に発生したマグニチュード7.2の地震。岩手県奥州市と宮城県栗...
いわで【岩出】
和歌山県北部にある市。平成18年(2006)4月市制。大阪市のベッドタウン化が進む。人口5.3万人(2010)。
いわで‐し【岩出市】
⇒岩出
いわで‐の‐もり【磐手の森】
陸奥(むつ)・摂津・紀伊など各地で歌枕として詠まれた森。「言はで」を掛け詞(ことば)とするが、多くは詠まれた場所が...
いわ‐で‐も【言わでも】
[連語]《動詞「い(言)う」の未然形+接続助詞「で」+係助詞「も」》言わなくてもよいこと。「—のことを言って怒らせ...
いわ‐でんだ【岩連朶】
《「でんだ」はシダの古名》オシダ科の多年生のシダ。山地の岩上に生え、高さ20〜40センチ。根茎は短く、葉は束生し、...
いわ‐と【岩戸/石戸】
1 岩屋の入り口の堅固な岩の戸。「天の原—を開き」〈万・一六七〉 2 古代の墳墓の入り口の戸。「—割る手力(たぢか...
いわと‐かぐら【岩戸神楽】
1 民俗芸能の一。面をつけて神々に扮し、「岩戸隠れ」「大蛇退治」など神話に取材した所作を演じるもの。神代(じんだい...
いわと‐がくれ【岩戸隠れ】
天照大神(あまてらすおおみかみ)が、弟の素戔嗚尊(すさのおのみこと)の乱暴を怒って天(あま)の岩屋戸に隠れたため、...
いわと‐けいき【岩戸景気】
昭和33年(1958)7月から、昭和36年(1961)12月まで、42か月間続いた景気拡大期の呼び名の一。神武景気...
いわ‐とこ【石床/磐床】
平たい岩。床のような形の岩。また、それがある場所。「岩が根のこごしき道の—の根延(ねば)へる門(かど)に」〈万・三...
いわ‐とび【岩飛び】
1 高い岩の上から深い水中に飛び込むこと。また、それを見世物にする人。 2 日本水泳神伝流の飛び込み術の一。高い岩...
いわとび‐ペンギン【岩飛びペンギン】
ペンギン科の鳥。全長約60センチ。目の上に黄色の飾り羽をもつ。フォークランド諸島など南半球の冷海で繁殖。急峻(きゅ...
いわとやま‐こふん【岩戸山古墳】
福岡県八女(やめ)市吉田にある前方後円墳。全長約135メートル。多数の石人・石馬などが並べられていた。6世紀に大和...
いわ‐な【岩魚/嘉魚】
サケ科イワナ属の淡水魚。山間の渓流にすむ。日本産淡水魚の中で最も冷たい水を好み、ヤマメよりさらに上流にいる。全長約...
言(い)わないことではな・い
そうなると、あらかじめ言っておいたのに、それ見たことか。自分の助言を無視してしくじった人を非難していう言葉。言わん...
いわなが‐ひめ【磐長姫/石長比売】
日本神話にみえる女神。長寿をつかさどる。大山祇神(おおやまつみのかみ)の娘で、妹の木花開耶姫(このはなのさくやびめ...
いわ‐なし【岩梨】
ツツジ科の常緑小低木。山地に生える。茎は地をはい、葉は長楕円形。早春、淡紅色で釣鐘形の花が数個集まって咲く。実は扁...
いわ‐なみ【岩波】
岩に寄せる波。「きぶね川玉ちる瀬々の—に氷を砕く秋の夜の月」〈千載・神祇〉
いわなみ‐しげお【岩波茂雄】
[1881〜1946]出版業者。長野の生まれ。大正2年(1913)岩波書店を創業。古書店から出発して、同店を日本の...
いわなみしょうねんぶんこ【岩波少年文庫】
岩波書店が出版する小中学生向け文学叢書(そうしょ)。昭和25年(1950)創刊。海外や国内文学の名作を翻訳・紹介し...
いわ‐にがな【岩苦菜】
ジシバリの別名。
いわぬ‐いろ【言はぬ色】
《クチナシを「口無し」にかけて》くちなし色。濃い黄色。「九重にあらで八重咲く山吹の—をば知る人もなし」〈新古今・雑上〉
言(い)わぬが花(はな)
口に出して言わないほうが味わいもあり、差し障りもなくてよい。「これから先は—だ」
言(い)わぬは言(い)うに優(まさ)る
黙っているほうが、口に出して言うよりもかえって切実な思いをよく表す。