いのち‐やま【命山】
津波や洪水などで地域が浸水した際に避難するための築山。 [補説]静岡県袋井市には江戸時代に造られた「大野命山」「中...
命(いのち)を落(お)と・す
事故や病気で人が死ぬ。老衰や自殺による死にはいわない。「冬山で—・す」
命(いのち)を懸(か)・ける
命を捨てる覚悟で物事に立ち向かう。「新しい研究に—・ける」「—・けた恋」
命(いのち)を削(けず)・る
寿命を縮めるほど苦労する。命を縮める。「—・るような長年の努力が実る」
命(いのち)を捧(ささ)・げる
大切なもののために命を差し出す。また、死ぬ覚悟で尽くす。「社会福祉に—・げる」
命(いのち)を捨(す)・てる
1 ある目的のために死ぬ。命を投げ出す。「—・てる覚悟で取り組む」 2 生きるべきなのに死ぬ。「無謀な運転で—・てる」
命(いのち)を縮(ちぢ)・める
寿命を短くする。死を早める。「事業の失敗が—・めた」
命(いのち)を繋(つな)・ぐ
ほそぼそと生きつづける。命を保つ。生きのびる。「わずかな食料で—・ぐ」
命(いのち)を投(な)げ出(だ)・す
「命を捨てる1」に同じ。「祖国のために—・す」
命(いのち)を拾(ひろ)・う
危うく死ぬところを助かる。命拾いする。「戦乱の中でからくも—・った」
命(いのち)を棒(ぼう)に振(ふ)・る
むだに命を捨てる。無益な死に方をする。犬死にする。
命(いのち)を的(まと)に懸(か)・ける
命がけで物事をする。「事ある時は—・けて働かねば」〈黄・長寿小紋〉
イノック‐アーデン
テニソンの物語詩。1864年発表。船乗りイノック=アーデンの悲劇的な人生を描いた代表作。
い‐の‐で【猪の手】
オシダ科の常緑のシダ。根茎は塊状で、5〜10枚の葉が放射状に束生。葉は長さ60センチ〜1メートル、こまかく羽状に分...
い‐の‐なか【井の中】
1 水をいう女房詞。 2 井戸の中。→井(い)
井(い)の中(なか)の蛙(かわず)大海(たいかい)を知(し)らず
自分の狭い知識や考えにとらわれて、他の広い世界のあることを知らないで得々としているさまをいう。井蛙(せいあ)。
い‐の‐ふ【胃の腑】
胃。胃ぶくろ。
胃(い)の腑(ふ)に落(お)・ちる
十分に納得がいく。胃の腑に落ち着く。「きさめが申した分ではさらさら—・ちませぬ」〈浄・今宮の心中〉
いの‐ぶた【猪豚】
イノシシと豚を交配してつくる一代雑種。食用とするため飼育。
イノベーション
1 新機軸。革新。 2 新製品の開発、新生産方式の導入、新市場の開拓、新原料・新資源の開発、新組織の形成などによっ...
イノベーター
革新者。新技術などの導入者。また、イノベーター理論における消費者の5類型の1つ。新しい商品やサービスが世に出ると、...
イノベーティブ
[形動]革新的な。刷新的な。「—な企業」
イノベーター‐りろん【イノベーター理論】
商品やサービス、習慣、概念などが社会に普及していく過程についての理論。社会の成員を5類型に分け、イノベーター、アー...
いのまた‐つなお【猪俣津南雄】
[1889〜1942]社会主義者・経済学者。新潟の生まれ。早大卒。日本共産党結成に参加。のち、同党に対して批判的と...
意(い)のまま
思うとおり。「富も権力も—になる」
い‐の‐め【猪の目】
《形がイノシシの目に似ているところから》 1 刳(く)り形の一。ハート形で、飾り金具や額縁・経机の彫刻などに用いる...
いのめ‐げぎょ【猪の目懸魚】
猪の目1を彫った懸魚。
いのもと‐そう【井の許草】
イノモトソウ科の多年生のシダ。石垣やがけなどに生える。胞子葉は長さ20〜60センチ、洋紙質で細長い羽片に分かれ、葉...
いのり【祈り/祷り】
1 神仏に請い願うこと。祈祷(きとう)。祈願。「—を捧げる」 2 能の働事(はたらきごと)の一。山伏や僧(ワキ)が...
いのり‐あ・げる【祈り上げる】
[動ガ下一][文]いのりあ・ぐ[ガ下二]「祈る」の謙譲語。多く手紙文に用いられる。「御自愛なさいますよう—・げます」
いの・る【祈る/祷る】
[動ラ五(四)]《動詞「の(宣)る」に接頭語「い(斎)」が付いてできた語》 1 神や仏に請い願う。神仏に祈願する。...
イノンド
《(スペイン)eneldoから》セリ科の多年草。葉は羽状に切れ込む。夏、黄色い小花を多数つける。果実は楕円形で平た...
い‐は【異派】
1 自分の流派と違う他の流派。 2 別に立てた一派。別派。
い‐はい【位牌】
死者の戒名・法名などを記した木の札。禅僧によって中国からもたらされ、江戸時代に一般化した。
い‐はい【違背】
[名](スル)規則・命令などにそむくこと。違反。「指令に—する」
い‐はい【遺灰】
火葬にしたあとに残る、灰状になった骨。
いはい‐じょ【位牌所】
位牌を安置する所。
いはい‐ちぎょう【位牌知行】
世襲した知行や俸禄(ほうろく)。本人の功績でないことを軽蔑していう語。「親の—をとり、楽々とその通りに世を送る事、...
いはい‐どう【位牌堂】
位牌を並べて安置しておく堂。
位牌(いはい)を汚(けが)・す
祖先の名誉を傷つける。
い‐はかせ【医博士】
1 律令制で、典薬寮の博士。医術・調剤術を施し、また、医生に教授をした。 2 医学博士。
い‐はく【医伯】
《「伯」は長の意》医者を敬っていう語。すぐれた医者。
い‐はく【医博】
「医学博士」の略。→博士(はくし)1
い‐はく【威迫】
[名](スル)威力を示して相手を脅し従わせようとすること。「強談—」「夜は水雷艇隊、其の港口に徘徊(はいかい)して...
医(い)は仁術(じんじゅつ)なり
医術は、人を治療することによって仁徳を施す術である。
い‐はつ【衣鉢】
1 僧侶が身にまとう三衣(さんえ)(3種の袈裟(けさ))と一つの鉢。えはつ。えはち。 2 禅宗で、法を伝える証拠と...
い‐はつ【遺髪】
死者の形見としてのこされた髪。
衣鉢(いはつ)を継(つ)・ぐ
宗教・学問・芸術などの各流派で、弟子が師から奥義を授けられる。また、先人の業績を受け継ぐ。→衣鉢3
いわぬ‐いろ【言はぬ色】
《クチナシを「口無し」にかけて》くちなし色。濃い黄色。「九重にあらで八重咲く山吹の—をば知る人もなし」〈新古今・雑上〉
いは‐ふゆう【伊波普猷】
[1876〜1947]言語学者・民俗学者。沖縄の生まれ。沖縄の郷土研究家として、言語・歴史・民俗に関する多くのすぐ...