いやし‐けい【癒やし系】
安らぎを感じさせる人や物をいう。 [補説]平成12年(2000)頃からの流行語。
いやし・む【卑しむ/賤しむ】
[動マ五(四)]「卑しめる」に同じ。「詩名はいよいよ高く、帝も宰相もその才を愛しながら、その人を—・んだ」〈鴎外・...
いやし・める【卑しめる/賤しめる】
[動マ下一][文]いやし・む[マ下二]下品な、とるに足りないものとして見下げる。軽蔑する。さげすむ。「自分自身を—...
いやしん‐ぼう【卑しん坊】
意地汚いこと。特に、食物をむさぼること。また、その人。食いしん坊。いやしんぼ。
いや‐じ【忌地/厭地】
⇒いやち
いや・す【癒やす】
[動サ五(四)]病気や傷をなおす。苦痛や飢えなどをなおしたりやわらげたりする。「温泉につかって疲れを—・す」「のど...
いや‐たか・し【弥高し】
[形ク]ますます高い。いよいよ高い。「この河の絶ゆる事なくこの山の—・からし」〈拾遺・雑下〉
いや‐た・つ【弥立つ】
[動タ下二]いっそうはっきりと決意する。「大君の御門(みかど)の守り我をおきて人はあらじと—・て思ひし増さる」〈万...
いや‐ち【忌地/厭地】
《「いやぢ」とも》作物を連作した場合、生育が悪くなり、収穫が少なくなること。エンドウ・トマト・ナスなどに起こりやす...
いや‐ちこ【灼然】
[形動ナリ] 1 神仏の利益(りやく)や霊験などのあらたかなさま。「かく—なる奇瑞侍れば」〈読・弓張月・残〉 2 ...
いやつぎつぎ‐に【弥次次に】
[副]次から次へと続くさま。「—天の下知らしめししを」〈万・二九〉
いや‐でも【否でも】
[副] 1 たとえ好まなくても。「—うわさが耳に入る」 2 なんとしても。是が非でも。「明日までには—この仕事を終...
否(いや)でも応(おう)でも
承知でも不承知でも。どうしても。なにがなんでも。否が応でも。「—引き受けてもらう」「—今日いっぱいで締め切りだ」
嫌(いや)という程(ほど)
1 それ以上いらないというくらい。あきるほど。「その話は—聞かされた」 2 ひどく。「—腰を打つ」
いや‐とも【否とも】
[副]いやでも何でも。どうでもこうでも。「まだこの上にも四の五のあれば、—に出所(でんど)沙汰」〈浄・忠臣蔵〉
いや‐とよ【否とよ】
[感]《感動詞「いや(否)」+連語「とよ」から》いや、そうではないよ。いやいや。いなとよ。「—源太。都はいまだ軍(...
イヤドロップ
耳飾りの一種。耳たぶから垂れ下がった形のもの。
いやなが‐しょうきち【弥永昌吉】
[1906〜2006]数学者。東京の生まれ。東大・学習院大学教授。整数論・代数学・幾何学を研究。日仏文化交流や平和...
いや‐な・し【礼無し】
[形ク]礼儀を欠いている。無礼である。「まつろはず—・き人等(ひとども)なり」〈記・中〉
いや‐に
[副]《形容動詞「いや(嫌)だ」の連用形から》 1 状態が異常であるさま。妙に。変に。「何だか—静かな晩だ」 2 ...
いや‐はて【弥終】
いちばんの果て。最終。最後。「句聖(くひじり)の死をなげきつつ—のしら梅の句をすがしむわれは」〈吉井勇・玄冬〉
いや‐はや
[感]驚きあきれたとき、また、落胆したときなどに発する語。これはまあ。いやもう。「—、たいへんな散らかりようだ」「...
イヤ‐バンク
死亡した人の鼓膜などを、耳の不自由な人に提供するために保管する施設。
イヤ‐パッド
耳当て。
いやひけ‐に【弥日異に】
[副]日を追っていよいよ。日増しに。「常なりし笑まひ振る舞ひ—変はらふ見れば悲しきろかも」〈万・四七八〉
いやひこ‐じんじゃ【弥彦神社】
新潟県西蒲原郡弥彦(やひこ)村にある神社。祭神は天香山命(あまのかぐやまのみこと)。越後国一の宮。やひこじんじゃ。
イヤホン
《「イヤホーン」とも》耳に差し込んだりかぶせたりして、ラジオやオーディオ機器などからの音声を聞くための器具。
イヤホン‐ガイド
《(和)earphone+guide》演劇や美術を鑑賞するとき、イヤホンを通して流れる、わかりやすい解説。また、そ...
イヤホン‐ジャック
イヤホンの差し込み口。
イヤホンジャック‐アクセサリー
⇒イヤホンジャックピアス
イヤホンジャック‐ピアス
スマートホンのイヤホンジャックに差し込む形の付属品。装飾のほか、ほこりよけなどの目的で使用する。イヤホンジャックア...
イヤホン‐ピアス
《ピアスはpierced earringsの略》スマートホンにつける装飾品の一。イヤホンジャックに差し込んで固定す...
イヤホン‐マイク
《(和)earphone+mike》イヤホンと一体化した音声用マイク。または、マイクとイヤホンを一体化した製品。ス...
イヤホーン
⇒イヤホン
イヤプラグ
防音・防水用の耳栓。
いや‐ま・う【礼ふ/敬ふ】
[動ハ四]礼儀を尽くす。うやまう。「朕(わ)れ神を—・ふこと尚未だ尽くさざるか」〈北野本崇神紀〉
いや‐まさ・る【弥増さる】
[動ラ五(四)]数量がますます多くなる。いよいよ程度がはなはだしくなる。しだいに募る。「—・る恋心」
いや‐まし【弥増し】
[副]ますますもっと。さらにいっそう。「彼女の死が—惜しまれてならなかった」〈中勘助・菩提樹の蔭〉 [形動ナリ]ま...
いや‐ま・す【弥増す】
[動サ五(四)]いよいよ多くなる。ますますはなはだしくなる。いやまさる。「寂しさが—・す」「暑さが—・す」
イヤマフ
《「イヤーマフ」とも》防寒・防音用の耳覆い。
いやま‐ゆうた【井山裕太】
[1989〜 ]囲碁棋士。大阪の生まれ。26世本因坊。平成22年(2010)名人戦に勝利し、史上最年少でタイトルを...
イヤマーク
《元来は所有者を明示するために羊の耳につけた焼き印》 1 貿易や借款によって外国で取得した金を、為替決済の支払い準...
いや‐み【嫌み/厭み】
[名・形動] 1 人に不快な思いを与える言動。あてつけや皮肉。また、それによって不快感を与えるさま。「—を言う」「...
いや‐ミス【嫌ミス】
《多く「イヤミス」と書く》俗に、悪意に満ちた人物が描かれたり、救いのない結末を迎えたりして、嫌な気持ちになるが、か...
いやみ‐たらし・い【嫌みたらしい/厭みたらしい】
[形]態度・言動などの感じがよくないさま。いかにもいやらしく思われるさま。いやみったらしい。「くどくどと—・く文句...
いや・む【否む】
[動マ四]気を悪くして憎む。嫌う。「国司も国司にこそよれ。我らにあひて、かうは言ふぞとて、—・み思ひて」〈宇治拾遺・三〉
いや‐め【否目】
[名・形動ナリ]悲しそうな目つき。また、悲しげなさま。「うちひそみつつ泣くを…なぞ斯く—なると、憎くをこにも思ふ」...
いや‐もう
[感]驚きあきれたとき、落胆したときなどに用いる語。いやはや。「—すごい混雑でした」
いや‐やか【礼やか】
[形動ナリ]礼儀正しいさま。うやうやしいさま。「家の人の出で入り、にくげならず—なり」〈土佐〉
いやよつぎ【弥世継】
平安末期の歴史物語。2巻。藤原隆信著。成立年未詳。今鏡と増鏡の中間の時代を扱ったものとされるが、現存していない。