い‐こん【縊痕】
首をくくった人の首にできる縄のあと。
イコン
聖画像。特にギリシャ正教で崇拝されるキリスト・マリア・聖者の像や聖伝の場面を描いたもの。板絵が多い。アイコン。
い‐こん‐とう【已今当】
仏語。過去(已)・現在(今)・未来(当)の三世(さんぜ)。
イコール
[名・形動] 1 等しいこと。同じであること。また、そのさま。「個人主義と利己主義とは—ではない」 2 数学で、等...
イコール‐パートナーシップ
対等な関係で行う協力や提携。
イコール‐フッティング
同等の条件。また、条件の同一化。商品・サービスの販売で、双方が対等の立場で競争が行えるように、基盤・条件を同一にす...
い‐ご【以後/已後】
1 これから先。今からのち。今後。副詞的にも用いる。「—は班別に行動する」「—気をつけます」 2 その時よりのち。...
い‐ご【囲碁】
碁を打つこと。また、碁。
い‐ごう【移郷】
奈良・平安時代、本籍地から他郷に追われた刑罰。恩赦によって死罪を免れた殺人犯などに適用した。
い‐ごう【意業】
仏語。三業の一。思慮し分別する心の働き。思念。思業。
いごか・す【動かす】
[動サ五(四)]「うごかす」の音変化。「余り体を—・さないから、その所為かも知れません」〈紅葉・金色夜叉〉
いご・く【動く】
[動カ五(四)]「うごく」の音変化。「いくら言訳を云っても、坐り込んで—・かないんだもの」〈漱石・道草〉
い‐ごこち【居心地】
ある場所・地位などにいるときの感じや気持ち。居心(いごころ)。「—のよい部屋」
い‐ごころ【医心】
医術の心得。
い‐ごころ【居心】
「居心地」に同じ。「—は悪くない程度の西洋風な書斎」〈芥川・路上〉
いごっそう
(高知地方で)頑固者。いっこく者。
い‐ごもり【斎籠もり/忌籠もり】
神事の前などに、けがれに触れないように家にこもること。いみごもり。
い‐ごん【遺言】
1 人が、死亡後に法律上の効力を生じさせる目的で、遺贈、相続分の指定、相続人の廃除、認知などにつき、民法上、一定の...
いごん‐しっこうしゃ【遺言執行者】
遺言の内容の実現のために必要な事務を行う権限を有する者。
いごん‐しゃ【遺言者】
遺言をする人。ゆいごんしゃ。
いごん‐しょうしょ【遺言証書】
法律で定められた方式によって、遺言を記載した書面。自筆証書遺言・公正証書遺言・秘密証書遺言などがある。
いごん‐しんたく【遺言信託】
1 遺言によって信託を設定すること。→契約信託 →自己信託 2 信託銀行・信託会社の業務の一。遺言者と相談して遺産...
いごん‐そうぞく【遺言相続】
被相続人の遺言に従って遺産を分割して相続すること。→法定相続 [補説]遺言の内容にかかわらず、配偶者・子・直系尊属...
いごん‐だいようしんたく【遺言代用信託】
信託2の一。委託者の存命中は本人に、死後は委託者の指定した者を受益者として、財産や運用益などを交付する。遺言やその...
いごん‐のうりょく【遺言能力】
遺言をなしうる法的資格。満15歳に達した者で、意思能力があれば、だれでも遺言できる。
いさ【伊佐】
鹿児島県北部にある市。米作、伝統産業の焼酎醸造が盛ん。金・銀を産出する鉱山があった。平成20年(2008)大口市、...
いさ
[副] 1 (あとに「知らず」の意の語句を伴って)さあどうだか。「人は—心も知らずふるさとは花ぞ昔の香に匂ひける」...
い‐さい【委細】
1 細かく詳しいこと。詳しい事情。詳細。「—は面談の上で」 2 (副詞的に用いて)細かいことまですべて。万事。「—...
い‐さい【異才】
人並みでないすぐれた才能。また、その持ち主。「音楽界の—」
い‐さい【異彩】
1 普通とは違ったいろどり。 2 きわだってすぐれたようす。「一種—のある過去を覗く様な素振を見せた」〈漱石・門〉
い‐さい【偉才】
すぐれた才能。また、その持ち主。「—を発揮する」
委細(いさい)構(かま)わず
事情がどうあろうとも、それにはかかわらず。遠慮なく。「—実行する」
い‐ざいそく【居催促】
《「いさいそく」とも》座りこんで催促すること。「方々から借金取が来て、新吉に新吉にと—でもされちゃア」〈円朝・真景...
異彩(いさい)を放(はな)・つ
1 普通とは違った色彩や光を出す。「渠(かれ)の眼色(めざし)は、顰(ひそ)める眉の下より—・てり」〈鏡花・義血侠...
いざ‐うれ
[感]《「うれ」は「おれ(己)」の音変化。近世は「いさうれ」とも》人に誘いかけるときに用いる語。さあ。いざ。いぞう...
いさお【勲/功】
りっぱに仕事をなしとげたこと。名誉ある功績。いさおし。「—を立てる」
いさおし【勲し/功し】
《形容詞「いさおし」の名詞化か》「いさお」に同じ。「—をたたえる」「此難事業に全然の—収め得たる画工が」〈漱石・草枕〉
いさお・し【勲し/功し】
[形シク] 1 勇ましい。雄々しい。「里坊(さとまち)の百姓(おほむたから)の清く正しく—・しき者を取りて充てよ」...
いさかい【諍い】
[名](スル)言い争い。言い合い。また、けんか。「—が起こる」「友人と—する」
諍(いさか)い果(は)ててのちぎり木(き)
「争(あらそ)い果ててのちぎり木」に同じ。
いさか・う【諍う】
[動ワ五(ハ四)]言い争う。また、けんかする。「隣家と境界線のことで—・う」
いさか・う【𠮟ふ】
[動ハ四]しかりつける。「客人(まらうど)の前には、犬をだにも—・ふまじとこそ文にも見えたれ」〈十訓抄・七〉
イサカ‐とう【イサカ島】
《Ithaca》⇒イタキ島
いさ‐がわ【率川】
奈良市を流れていた川。春日山に源を発し佐保川に注いだ。現在は地下を流れる。能登川。[歌枕]「はね蘰(かづら)今する...
いさがわ‐じんじゃ【率川神社】
奈良市本子守町にある神社。祭神は姫蹈韛五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)(中殿)・玉櫛姫命(左殿)・大己貴...
いさき【伊佐木/鶏魚】
《「いさぎ」とも》スズキ目イサキ科の海水魚。全長約40センチ。体はやや細長い楕円形で側扁する。体色は緑褐色を帯び、...
いさぎよ・い【潔い】
[形][文]いさぎよ・し[ク] 1 事物・風景などが清らかである。汚れがない。「—・い朝景色に飽かずに見恍(みと)...
潔(いさぎよ)しとし◦ない
自分が関わる事柄について、みずからの信念に照らして許すことができない。「人に頼ることを—◦ない」
い‐さく【違作】
農作物のできが予想より悪いこと。不作。凶作。
い‐さく【遺作】
死後に残された未発表の作品。