いっさんか‐にちっそ【一酸化二窒素】
亜酸化窒素の正式名称。
一粲(いっさん)に供(きょう)・する
贈り物をしたり自作の詩文などを人に見せたりすることを謙遜して言う言葉。
いっさん‐ばしり【一散走り/逸散走り】
わき目も振らず夢中になって走ること。「いきなり—に駈けだした」〈里見弴・多情仏心〉
いっ‐さんまい【一三昧】
1 仏語。雑念を去り一心に修行に専念すること。 2 ほかのことに構わず、一つのことだけに心を用いること。「同伴(み...
一粲(いっさん)を博(はく)・す
お笑いぐさになる。自作の詩文などが人に読まれることを謙遜して言う言葉。「人々の—・する料にもと」〈鴎外訳・即興詩人〉
いっ‐し【一子】
1 一人の子。子供一人。「—をもうける」 2 多くの子供の中の一人。特に、嫡子。 3 囲碁で、一つの石。一目。「—...
いっ‐し【一矢】
1本の矢。
いっ‐し【一死】
1 一度死ぬこと。一命を捨てること。「死」を強めた言い方。「—と覚悟は極めながら」〈紅葉・自害〉 2 野球で、攻撃...
いっ‐し【一糸】
1 1本の糸。または、きわめてわずかなことのたとえ。 2 長さ・重さや割合などの単位。→糸(し)
いっ‐し【一指】
1本の指。指1本。「—も触れさせない」
いっ‐し【一紙】
1 1枚の紙。1枚の文書。一札(いっさつ)。 2 一つの新聞。 3 同一の紙。同じ紙。
いっ‐し【逸史】
正史に書き漏らされている史実。また、それを記した書物。「日本—」
いっし‐いちごう【一糸一毫】
きわめてわずかなこと。
一死(いっし)一生(いっせい)乃(すなわ)ち交情(こうじょう)を知(し)る
《「史記」汲鄭伝賛から》人には生死や栄枯盛衰があるが、その時その時に変わる人々の態度によって人情の表裏を知るものである。
いっ‐しき【一式】
《「一色(いっしき)」と同語源》 1 ひとそろい。「礼装—」「工具—」 2 物事の全部。一切(いっさい)。「家財道...
いっ‐しき【一色】
[名] 1 一つの色。ひといろ。いっしょく。 2 華道で、一種類の花木を生けること。「万年青(おもと)を—にいける...
いっしき【一色】
室町時代の守護大名。足利(あしかが)氏の一支族。足利泰氏の子の公深(こうしん)が三河国吉良庄一色に住んだことに始ま...
一色一香(いっしきいっこう)無非中道(むひちゅうどう)
《「摩訶止観(まかしかん)」から》仏語。いかなる些細な存在にも中道の真理が備わっている、ということ。天台宗でいう。
いっしき‐でん【一色田】
中世、荘園耕地のうち、公事(くじ)を免除され、年貢のみを上納する田地。
いっし‐しちしょう【一死七生】
一度死んで七たび生まれ変わること。何度も生まれ変わること。
いっ‐しじん【一私人】
公の立場を離れたひとりの人間。一個人。いちしじん。
いっし‐そうでん【一子相伝】
学問・技芸などの奥義・秘法を自分の子の中の一人だけに伝えること。
いっ‐しちにち【一七日】
⇒いちしちにち(一七日)
いっ‐しつ【一失】
一つの損失・失敗。わずかな失策。「千慮の—」⇔一得。
いっ‐しつ【逸失】
[名](スル)《「逸」は失うの意》失うこと。手に入れられずになくしてしまうこと。
いっしつ‐りえき【逸失利益】
債務不履行や不法行為がなければ得たであろう利益。→損害賠償
いっし‐どうじん【一視同仁】
《韓愈「原人」から》すべての人を差別なく平等に愛すること。
いっし‐の‐へん【乙巳の変】
大化元年(645)、蘇我入鹿が中大兄皇子に暗殺され、蘇我氏宗家が滅亡した事件。大化の改新の端緒となった。
いっし‐はんせん【一紙半銭】
《紙1枚と銭5厘の意から》ごくわずかなもの。特に、仏家で寄進の額のわずかなことにいう。「—の施し」
いっし‐ほうこく【一死報国】
命を捨てて国のために尽くすこと。
一糸(いっし)纏(まと)わ◦ず
1枚の衣服も着ていない。すっぱだかである。一糸挂(か)けず。「—◦ぬ姿」
一糸(いっし)乱(みだ)れ◦ず
少しも乱れず、整然としている。「—◦ず行進する」
いっ‐しゃく【一尺】
1 尺貫法の長さの単位。→尺 2 サケ・タラなどの魚1尾。「—より定まりて腹もみちあひ、はらわたも出でたる故に、鮭...
いっ‐しゃく【一酌】
[名](スル) 1 1杯の酒。 2 ちょっと酒を酌み交わすこと。一献(いっこん)。「相共に—して諸子に別れを告げ」...
いっしゃく‐はっすん【一尺八寸】
1 《江戸時代、揚げ代が18匁(もんめ)であったところから》囲ひ女郎の異称。 2 《笠(かさ)の直径が1尺8寸(約...
いっしゃ‐せんり【一瀉千里】
《川の水が一度流れだすと、またたく間に千里も流れる意から》 1 物事が速やかにはかどり進むこと。「仕事を—に片付け...
いっ‐しゅ【一朱】
1 貨幣・重さなどの単位。→銖(しゅ) 2 「一朱金」の略。 3 「一朱銀」の略。
いっ‐しゅ【一炷】
1 香をひとたきくゆらせること。また、その香。 2 1本の灯心。
いっ‐しゅ【一首】
和歌や詩の一つ。「百人—」
いっ‐しゅ【一種】
1 ㋐一つの種類。ひといろ。 ㋑同類の中で、少し異なるもの。「イルカはクジラの—である」 2 ある意味で、ほぼ同類...
いっしゅ‐いっぺい【一種一瓶】
一種の肴(さかな)と一瓶の酒。また、簡単な酒宴。一種物(いっすもの)。「酒出ださせ、—にて祝ふべしと仰せければ」〈...
いっ‐しゅう【一周】
[名](スル)ひとまわりすること。ひとめぐり。「場内を—する」「世界—旅行」
いっ‐しゅう【一宗】
仏教の一つの宗派。
いっ‐しゅう【一週】
1 日曜日から土曜日までの7日間。1週間。 2 ある曜日から数えて7日間。1週間。
いっ‐しゅう【一蹴】
[名](スル) 1 けとばすこと。「追いすがろうとする猪熊の爺(おじ)を、太郎が再び—して、灰の中に倒した時には」...
いっ‐しゅう【壱州】
壱岐(いき)国の異称。
いっしゅう‐かまえ【一宗構】
江戸時代、僧尼が所属の宗門から追放されること。
いっしゅう‐かん【一週間】
1週のあいだ。
いっしゅう‐き【一周忌】
人が死亡して、満1年後の忌日。また、その日に行う法事。一回忌。一年忌。小祥忌(しょうしょうき)。
いっしゅう‐ねん【一周年】
満1年。「創立—」