いっしん‐きょう【一神教】
一切を創造して支配する唯一絶対の神のみを認めて信仰する宗教。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教など。唯一神教。→多神教
いっしん‐さんがん【一心三観】
天台宗の観想法。一切の存在には実体がないと観想する空観(くうがん)、それらは仮に現象していると観想する仮観(けがん...
いっしん‐じょう【一身上】
その人自身の身の上や境遇などに関すること。個人的な問題や事情。「—の都合」
いっしん‐たすけ【一心太助】
戯曲・浪花節(なにわぶし)・講談の主人公。江戸で魚屋を営み、江戸っ子かたぎの侠気に富んだ人物で、大久保彦左衛門の愛...
いっしん‐でん【一身田】
古代、律令制の土地公有のとき、その人一代を期限として朝廷から租を免除されて賜った田地。いしでん。
いっ‐しんとう【一親等】
親等の一。親族関係の隔たりが1世であるもの。ある人とその父母、その子および子の配偶者との関係。また、ある人と配偶者...
いっしん‐どうたい【一心同体】
二人以上の人が心を一つにして行動すること。「夫婦は—」
いっしん‐に【一心に】
[副]ほかのことを考えずに心を一つに集中させるさま。いちずに。「—本を読む」「—神に祈る」
一身(いっしん)に味方(みかた)なし
世の中には自分以外に頼りになるものはない。
いっしん‐ふらん【一心不乱】
[名・形動]心を一つの事に集中して、他の事に気をとられないこと。また、そのさま。「—に祈る」「—に研究する」
いっしん‐ほっかい【一真法界】
華厳宗の極理を示す宇宙観。唯一で真実な絶対無差別の宇宙の実相。唯一絶対の永遠普遍の真理。
いっ‐すい【一水】
1 ひとすじの水流。 2 水や酒のひとしずく。一滴。「酒は—もたべぬ」〈虎明狂・止動方角〉
いっ‐すい【一炊】
飯を一度たくこと。
いっ‐すい【一睡】
[名](スル)ちょっと眠ること。ひと眠り。「—もしない」「食後、—してから出かける」
いっ‐すい【一穂】
1 1本の穂。 2 炎・煙などを穂に見立てていう語。「獄内には—の灯(ともしび)だも無ければ」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉
いっ‐すい【溢水】
[名](スル)水があふれること。また、水をあふれさせること。「大雨で河川が—する」
いっすい‐かい【一水会】
美術団体。二科会を脱退した有島生馬・安井曽太郎らによって昭和11年(1936)に結成された。穏健な作風を主調とする。
いっすい‐ざい【溢水罪】
⇒現住建造物等浸害罪
一炊(いっすい)の夢(ゆめ)
「邯鄲(かんたん)の枕(まくら)」に同じ。
いっ・する【逸する】
[動サ変][文]いっ・す[サ変] 1 ㋐ある枠から外れる。それる。「常軌を—・した行為」 ㋑《「佚する」とも書く》...
いっ‐すん【一寸】
1 尺貫法の長さの単位。→寸 2 わずかな時間・距離・量、また小さい物事のたとえ。「—のひまも惜しむ」「—のすきも...
いっすん‐あし【一寸足】
小股(こまた)で歩くこと。刻み足。
いっすん‐きざみ【一寸刻み】
いっぺんに殺さず、少しずつ切って苦しめること。また、物事が少しずつ進行すること。「参詣人の列が—に進む」「私の命を...
いっすん‐さき【一寸先】
ちょっと離れた前方。「—も見えない吹雪」
一寸(いっすん)先(さき)は闇(やみ)
ほんの少し先のことも全く予知できないことのたとえ。
一寸(いっすん)下(した)は地獄(じごく)
「板子(いたご)一枚下は地獄」に同じ。
いっすん‐だめし【一寸試し】
少しずつ切り刻むこと。または、そのようにして苦しめること。一分(いちぶ)試し。
いっすん‐のがれ【一寸逃れ】
その場だけをつくろって、一時的に逃れようとすること。当座逃れ。一時逃れ。「帰国(けへ)ッてから返すと、—にごまかし...
一寸(いっすん)の光陰(こういん)軽(かろ)んずべからず
わずかな時間でもむだに過ごしてはいけない。→少年老い易(やす)く学成り難(がた)し
一寸(いっすん)延(の)びれば尋(ひろ)延(の)びる
当座の困難を何とかしのいでいけば、先に行って楽になるということのたとえ。
一寸(いっすん)の虫(むし)にも五分(ごぶ)の魂(たましい)
どんな弱小なものにも、それ相応の意地や考えがあって、ばかにしてはいけないということのたとえ。
いっすんぼうし【一寸法師】
室町時代の御伽草子(おとぎぞうし)の一。背丈が1寸ほどの主人公が鬼退治をし、打ち出の小槌(こづち)の力でりっぱな若...
いっ‐せ【一世】
1 仏語。過去・現在・未来の三世(さんぜ)のうちの一つ。 2 一生涯。一生。「夫婦—の別れが泣かずに居られましょう...
いっ‐せい【一世】
1 一生。一代。 2 その時代。当代。「—に名を馴せる」「—の雄」 3 一人の君主・家長が国や家を治めている間。一...
いっ‐せい【一声】
1 大きい一つの声や音。ひとこえ。「汽笛—新橋を」〈大和田建樹・鉄道唱歌〉 2 能の構成部分の一。シテの登場、舞の...
いっ‐せい【一斉】
(多く「一斉に」の形で副詞的にも用いる) 1 同時にそろって何かをすること。同時。いちどき。「—に立ち上がる」「—...
いっせい‐いちげん【一世一元】
天皇一代に、ただ一つの年号を用いること。明治元年(1868)9月8日の改元の詔によって定められた。一代一元。
いっせい‐きょうじゅ【一斉教授】
学級の全員に対して、同時に同一内容の授業をすること。一斉授業。→グループ学習 →個別指導
いっせい‐しせい【一生歯性】
動物の歯が、出生後に1回生えるのみで、生えかわりが無いこと。また、そのような動物の分類。ネズミやリスなどのげっ歯類...
いっせい‐じゅぎょう【一斉授業】
⇒一斉教授
いっせ‐いちご【一世一期】
一生を通じての間。一世一代。「さりとは—の迷惑」〈浄・栬狩剣本地〉
いっせ‐いちだい【一世一代】
1 一生に一度だけであること。特に、一生に一度の晴れがましいこと。「—の大仕事」 2 役者などが、引退などの前に一...
いっせ‐いちど【一世一度】
一生にただ一度であること。「—の分別袋、跡のふくろびきづかはし」〈浄・扇八景〉
いっせい‐とりしまり【一斉取(り)締(ま)り】
警察活動で、通行する自動車などを日時・場所を定めて一斉に検問し、犯罪・交通違反などを取り締まること。
いっせえ‐の‐せ
[感]何かを始めるとき、または、同時にそろって何かをするときの掛け声。いっせえので。
いっ‐せいめん【一生面】
⇒いちせいめん(一生面)
いっせい‐メール【一斉メール】
⇒同報メール
一世(いっせい)を風靡(ふうび)・する
その時代の人々がことごとく受け入れ従うようにする。ある時代に圧倒的に流行する。「新理論として—・する」「—・した歌手」
いっ‐せき【一夕】
1 ひと晩。一夜(いちや)。「一朝—」 2 ある晩。ある夜。「—友と語らう」
いっ‐せき【一石】
一つの石。