かいこうろく【回光録】
綱島梁川(つなしまりょうせん)の評論集。明治40年(1907)刊。「病間録」の続編にあたり、宗教的評論を収める。
かいこう‐ろん【開港論】
⇒開国論
かいこ‐えん【懐古園】
長野県小諸(こもろ)市にある小諸城跡の公園。島崎藤村「千曲川旅情の歌」で知られる。藤村記念館がある。
かいこ‐が【蚕蛾】
鱗翅(りんし)目カイコガ科のガ。全身白色で胴が太く、翅(はね)をもつが飛ぶことはできず、口も退化している。繭を作っ...
かいこ‐きせい【解雇規制】
使用者(雇用主)が労働者を自由に解雇することを制限する法的規則。労働契約法において、解雇は、客観的に合理的な理由が...
かい‐こく【回国/廻国】
[名](スル) 1 諸国を回って歩くこと。「吾子を尋ね当てる為、六十余州を—して」〈漱石・草枕〉 2 「回国巡礼」の略。
かい‐こく【戒告/誡告】
[名](スル) 1 過失・失態・非行などを強く戒めること。「厳重に—する」 2 (戒告)公務員などの職務上の義務違...
かい‐こく【海谷】
⇒海底谷(かいていこく)
かい‐こく【海国】
四方が海に囲まれた国。海の利用によって繁栄を図る国。「—日本」
かい‐こく【開国】
[名](スル) 1 外国との交際、通商を始めること。「日本は安政の仮条約で—した」⇔鎖国。 2 初めて国を開くこと...
かい‐こく【改刻】
[名](スル)印鑑を彫り直すこと。印面を削り、新たに文字を彫ること。
かいこくざっき【廻国雑記】
室町後期の紀行。聖護院門跡道興准后(どうこうじゅごう)著。文明18年(1486)6月、京都を出発し、翌年3月にかけ...
かいこくしまつ【開国始末】
伝記。1巻。島田三郎著。明治21年(1888)刊。井伊家の諸記録をもとに、井伊直弼(いいなおすけ)の大老就任から暗...
かいこく‐じゅんれい【回国巡礼】
諸国の霊場や札所を参拝して回ること。また、その人。
かいこくへいだん【海国兵談】
江戸中期の兵学書。16巻。林子平著。天明6年(1786)成立。寛政3年(1791)全巻刊。幕府に忌まれ同年に絶版。...
かいこく‐ろん【開国論】
江戸中期以後、鎖国・攘夷(じょうい)を廃し、外国との通商を主張した論。工藤平助・本多利明・渡辺崋山・高野長英らが主...
かい‐こし【買(い)越し】
1 投資家や証券会社が一定期間内に買った金額または量が、売った金額または量より多いこと。⇔売り越し。 2 信用取引...
かいこ‐だな【蚕棚】
1 蚕を飼う平たい籠(かご)を載せる棚。《季 春》 2 何層かの棚状につくられた寝台。
かいこつ【回紇/回鶻】
⇒ウイグル
かいこ‐てん【回顧展】
美術で、特定の作家を取り上げ、全生涯における作品や活動を総覧する展覧会。レトロスペクティブ。
かい‐ことば【買(い)言葉】
他人から言われた悪口などに対して負けずに言い返す言葉。「売り言葉に—」⇔売り言葉。
かいこ‐にん【開口人】
能で、最初に出て口を開く者。主としてワキの役。かいこうにん。
かいこ‐の‐うじばえ【蚕の蛆蠅】
ヤドリバエ科のハエ。体長約1.5センチ。体は黒色で、腹の側部は赤褐色。桑の葉に卵を産み、それを食べた蚕に寄生し、蚕...
かい‐こまがたけ【甲斐駒ヶ岳】
山梨・長野県境にある駒ヶ岳の通称。甲斐駒。
かい‐こ・む【買(い)込む】
[動マ五(四)]物をたくさん買い入れる。特に、品物の値上がりや欠乏を見越して、多く買い入れる。「値上がりを見越して...
かい‐こ・む【掻い込む】
[動マ五(四)]《「かきこむ」の音変化》 1 わきの下に抱え込む。「洋銀の握りのついた細い杖(つえ)を—・みながら...
かいこ‐よこく【解雇予告】
労働基準法上、使用者が労働者を解雇する場合、少なくとも30日前にしなければならない解雇の予告。これをしないときには...
かいこ‐ろく【回顧録】
過去の思い出などを書いたもの。
かい‐こん【悔恨】
[名](スル)過ちを後悔して残念に思うこと。「—の情」「是余が非徳の致す所—するとも曷(なん)ぞ及ばん」〈染崎延房...
かい‐こん【開墾】
[名](スル)山野を切り開いて農耕できる田畑にすること。「原野を—する」 [補説]書名別項。→開墾
かい‐こん【塊根】
養分を蓄えて肥大し、塊状になった根。サツマイモ・ダリアなどの芋。
かい‐こん【開梱】
[名](スル)梱包された荷物を開くこと。「輸入品の—検査」
かいこん【開墾】
《原題、(スペイン)Tala》チリの女性詩人ミストラルの第三詩集。1938年、アルゼンチンのブエノスアイレスで刊行...