かん‐む【官務】
1 官庁の業務。官吏・公務員の職務。 2 律令制で、太政官(だいじょうかん)弁官局の左大史・右大史の称。また、平安...
かん‐む【乾霧】
その中に入ってもぬれない程度の、細かい水滴からなる霧。⇔湿霧。
かんむ‐てんのう【桓武天皇】
[737〜806]第50代天皇。在位、781〜806。光仁天皇の第1皇子。諱(いみな)は山部。長岡京・平安京への遷...
かんむ‐へいし【桓武平氏】
桓武天皇の子孫で、平(たいら)の姓を賜った家系。中でも葛原(かつらばら)親王の孫高望王(たかもちおう)の流れが有名...
かんむり【冠】
《「こうぶり」の音変化》 1 頭にかぶるもの。特に、許されて直衣(のうし)を着て参内する束帯・衣冠などのときにかぶ...
かんむりおとし‐づくり【冠落(と)し造(り)】
日本刀の刃の形の一。鎬(しのぎ)造りの一種で、鎬地(しのぎじ)の先の部分の肉をそぎ落としたもの。短刀に多い。鵜(う...
かんむり‐ざ【冠座】
北天の小さな星座。7個の星が半円形に並び、冠状をなす。7月中旬の午後8時ごろ南中し、天頂付近に見える。へっつい星。...
かんむり‐した【冠下】
公卿が、冠をかぶるときに結った髻(もとどり)。髪を頭頂で束ねて紐や元結(もとゆい)で巻き上げ、棒のように立たせたも...
かんむり‐じま【冠島】
京都府北部、大浦半島最北端成生(なりう)岬の北西9キロメートルの日本海上に位置する無人島。舞鶴市に属する。面積0....
かんむり‐スポンサー【冠スポンサー】
テレビ番組や公演、スポーツの大会、多目的施設などの名称に企業名や商品名などを冠することを条件に多額の資金を提供する...
かんむり‐たいかい【冠大会】
スポンサーの会社名・商標名などを頭につけた名称をもつ競技会。
かんむり‐だな【冠棚】
⇒かむりだな
かんむり‐づけ【冠付け】
⇒かむりづけ
かんむり‐づる【冠鶴】
ツル科の鳥。全長約1メートル。体は灰色で、翼が白く、尾が茶色。頭に黄色い扇状の冠羽がある。アフリカの草原や水辺にすむ。
かんむり‐デー【冠デー】
特定の業界が、ある種の商品を売るために年中行事のように設定した日。バレンタインデー・ホワイトデーなど。
かんむり‐ばと【冠鳩】
ハト科の鳥。全長64センチくらいで、ハト類中最大。全身青灰色。頭に同色の扇状の冠羽がある。ニューギニアに分布。
かんむり‐ばんぐみ【冠番組】
テレビやラジオの放送で、出演者やスポンサーの会社名・商標名などを頭につけた名称をもつ番組。
冠(かんむり)旧(ふる)けれど沓(くつ)に履(は)かず
《「韓非子」外儲説から》貴賤・上下の別は決まっていて、乱すことはできないことのたとえ。沓新しけれど冠にあげず。
かんむり‐まつじろう【冠松次郎】
[1883〜1970]登山家。東京の生まれ。黒部渓谷の遡行(そこう)に初めて成功。著「黒部渓谷」「山渓記」など。
かんむり‐やま【冠山】
岐阜・福井の県境にある山。両白山地の越美(えつみ)山地西部に位置する。標高1257メートル。山の北側を足羽(あすわ...
かんむりやま‐さんち【冠山山地】
島根・広島・山口の県境にある山地。中国山地の脊梁(せきりょう)部西部をほぼ南北に走る山塊。北から南に大佐(おおさ)...
かん‐むりょう【感無量】
[名・形動]「感慨無量」に同じ。「—な(の)面持ち」
かんむりょうじゅきょう【観無量寿経】
浄土三部経の一。1巻。畺良耶舎(きょうりょうやしゃ)訳。阿闍世(あじゃせ)王の悪逆を悲しんだ母の韋提希(いだいけ)...
かんむり‐わし【冠鷲】
タカ科の鳥。全長約55センチ。体は濃褐色に白点が多数あり、頭に白・黒まだらの冠羽がある。蛇やカエルなどを捕食。アジ...
冠(かんむり)を挂(か)・く
官職を辞める。→挂冠(けいかん)
冠(かんむり)を弾(はじ)・く
《「楚辞」漁父から》冠のちりを落として清潔にする。転じて、仕官や出仕の用意をする。
冠(かんむり)を曲(ま)・げる
不機嫌になる。つむじを曲げる。「からかうとすぐに—・げる」→御冠(おかんむり)