隠(かく)れもな・い
広く世間に知れ渡っている。有名である。「法を侵しているのは—・い事実」
かくれ‐もんと【隠れ門徒】
⇒隠れ念仏
かく・れる【隠れる】
[動ラ下一][文]かく・る[ラ下二] 1 物の陰になったり、さえぎられたりして見えなくなる。「月が雲間に—・れる」...
かく‐れんじ【角連子/角櫺子】
菱形または方形の連子子(れんじこ)をつけた連子。
かくれんぼ
斎藤緑雨の短編小説。明治24年(1891)刊。お坊ちゃん育ちの青年が、花柳界の悪色事師になるまでを描く。
かくれん‐ぼう【隠れん坊】
子供の遊びで、鬼を一人定め、他の者が物陰に隠れているのを鬼が捜し出し、最初に見つけられたものを次回の鬼とするもの。...
かくれん‐ぼつぼつ【赫連勃勃】
[381〜425]中国、五胡十六国の夏(か)の世祖。匈奴(きょうど)の出身で、407年、後秦(こうしん)から独立し...
かく‐ろう【客臘】
《客年の臘月の意》去年の12月。旧臘。
かく‐ろう【閣老】
江戸幕府の役職、老中の異称。
かくろ・う【隠ろふ】
《連語「かくらう」の音変化》 [動ハ四]隠れている。「昨日今日雲のたちまひ—・ふは花の林を憂しとなりけり」〈伊勢・...
かくろえ【隠ろへ】
《動詞「かくろう」(下二)の連用形から》 1 隠れるのに適したものかげ。「年ごろだに、何の頼もしげある木のもとの—...
かくろえ‐ごと【隠ろへ事】
隠し事。秘密。「忍び給ひける—をさへ、語り伝へけむ、人のもの言ひさがなさよ」〈源・帚木〉
かく‐ろん【各論】
全体をいくつかの項目・部門に分け、その一つ一つについての意見・論議。「総論賛成、—反対」⇔総論。
かく‐ろん【確論】
1 根拠に基づく確かな議論。「退いて考うればいまだ—というべからず」〈逍遥・小説神髄〉 2 他人の意に反して争うこ...
か‐くん【家君】
一家の長。また、自分の父。
か‐くん【家訓】
守るべきものとしてその家に伝わる戒めや教え。家憲。かきん。
か‐くん【寡君】
《徳の寡(すく)ない主君の意から》他国の人に対して自分の主君をへりくだっていう語。
か‐ぐ【下愚】
《「論語」陽貨から》はなはだ愚かであること。また、その人。至愚。⇔上知。「この人は—の性移るべからず」〈徒然・八五〉
か‐ぐ【家具】
家に備えつけ、日常使用する道具類。たんす・机・いすなど。
か・ぐ【嗅ぐ】
[動ガ五(四)] 1 鼻でにおいを感じとる。また、においのもとや種類を識別する。「花の香りを—・ぐ」 2 隠れた事...
カグアス
米国領プエルトリコ東部の都市。サンフアンの南東約30キロメートル、内陸部に位置する。カグアス谷を中心にサトウキビ、...
か‐ぐう【仮寓】
[名](スル)仮に住むこと。また、その家。仮住まい。寓居。「最初の一月ほどは時雄の家に—して居た」〈花袋・蒲団〉
カグサワ‐きょうかいあと【カグサワ教会跡】
《Cagsawa Church Ruins》フィリピン、ルソン島南東部の都市レガスピ北西郊にある教会跡。1724年...
かぐつち‐の‐かみ【迦具土神】
日本神話で伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)の子。火の神。火産霊神(ほむすびのかみ)。軻遇...
かぐのおんがく【家具の音楽】
《原題、(フランス)Musique d'ameublement》サティの室内楽曲。全3曲。1920年作曲。家具のよ...
かぐや
宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))により、平成19年(2007)9月に種子島宇宙センターからH-ⅡAロケ...
かぐや‐ひめ【かぐや姫】
竹取物語の主人公。竹の中から生まれて、竹取翁(たけとりのおきな)に育てられ、美しく成長する。貴族や帝(みかど)に求...
かぐ‐やま【香具山/香久山】
⇒天香山(あまのかぐやま)
かぐら
岐阜県飛騨市、旧神岡鉱山内に建設された東京大学宇宙線研究所の重力波望遠鏡。地面振動が少なく温度・湿度が安定した鉱山...
かぐら【神楽】
《「かみくら(神座)」の音変化》 1 神をまつるために奏する舞楽。宮中の神事芸能で、先行の琴歌神宴(きんかしんえん...
かぐら‐うた【神楽歌】
神楽の中でうたう神歌や民謡。特に、宮中の御神楽(みかぐら)のものは古く、庭燎(にわび)・採物(とりもの)・大前張(...
かぐら‐おもて【神楽面】
神楽を奏する人。また、その人の顔。「酔ひ過ぎにたる—どもの、おのが顔をば知らで」〈源・若菜下〉
かぐら‐が‐おか【神楽岡】
京都市左京区南部の吉田山の異称。かぐらおか。
かぐら‐ざか【神楽坂】
東京都新宿区東部の地名。もとは牛込見付から上る坂の名で、花街として知られた。
かぐら‐ざさ【神楽笹】
《神楽の採物(とりもの)に用いるところから》オカメザサの別名。
かぐら‐ざめ【神楽鮫】
カグラザメ目カグラザメ科の海水魚。全長8メートルくらい。体は細長い紡錘形で、背面は暗褐色。えらあなは六対ある。卵胎...
かぐら‐し【神楽師】
里神楽を舞う人。
かぐら‐じし【神楽獅子】
1 神前で神楽として奉納する獅子舞。 2 御神体として獅子頭を奉じて家々を回り、祓(はらい)・祈祷(きとう)などを...
かぐら‐すず【神楽鈴】
神楽を舞うときに用いる鈴。小さい鈴を12個または15個つないで柄をつけたもの。歌舞伎舞踊の三番叟(さんばそう)など...
かぐら‐せん【神楽銭】
神楽を舞わせた礼として納める金銭。
かぐら‐だいこ【神楽太鼓】
里神楽に用いる大太鼓。
かぐら‐づき【神楽月】
陰暦11月の異称。《季 冬》
かぐら‐でん【神楽殿】
神社の境内に設けた、神楽を奏するための建物。神楽堂。
かぐら‐どう【神楽堂】
1 「神楽殿」に同じ。 2 江戸時代の歌舞伎劇場で、観客席の名称の一。桟敷(さじき)の一部が1に似るところからの称...
かぐら‐ぶえ【神楽笛】
宮廷の御神楽(みかぐら)に用いる横笛。歌口のほか六つの指孔があり、七つの指孔の雅楽の横笛(竜笛(りゅうてき))より...
かぐら‐みこ【神楽巫女】
神楽を奏する女性。かぐらめ。かぐらひめ。
かぐら‐めん【神楽面】
神楽2に使う仮面。男神面・女神面などのほか、おかめ・ひょっとこ・天狗・狐(きつね)などがある。
か‐ぐろ・い【か黒い】
[形][文]かぐろ・し[ク]くろぐろとしている。くろい。「帽子から—・い髪がのぞく」
か‐ぐわし・い【芳しい/香しい/馨しい】
[形][文]かぐは・し[シク]《「香(か)細(くは)し」の意》 1 よいにおいがする。香りがよい。かんばしい。こう...
か‐ぐん【加群】
可換群のうち、算法が加法であるもの。