きき【利き/効き】
1 働き。作用。「ブレーキの—が悪い」 2 効き目。効能。「—の早い薬」 3 名詞と複合して、その働きがすぐれてい...
きき【聞き】
1 耳に聞くこと。また、聞こえる音。「百鳥(ももとり)の来居て鳴く声春されば—のかなしも」〈万・四〇八九〉 2 《...
き‐き【危機】
悪い結果が予測される危険な時・状況。あやうい状態。「—に瀕(ひん)する」「経営—を乗り切る」
き‐き【忌諱】
[名](スル)《慣用読みで「きい」とも》嫌って避けること。
き‐き【汽機】
蒸気機関のこと。
き‐き【既記】
すでに記したこと。
き‐き【記紀】
古事記と日本書紀。
き‐き【鬼気】
恐ろしくて不気味な気配・雰囲気。「—迫る光景」
き‐き【帰期】
帰る時期。帰る時。「—を待ちわびる」
き‐き【毀棄】
[名](スル) 1 物を壊したり捨てたりして、役に立たないようにすること。 2 法律で、物の効用を滅失または減少さ...
き‐き【機器/器機】
機械・器械・器具の総称。「教育—」「電気—」
きき【窺基】
⇒基(き)(人名)
き‐き【騏驥】
1 よく走るすぐれた馬。駿馬(しゅんめ)。 2 すぐれた人物。「—老(おい)たりと雖(いえど)も、其志は尚千里の外...
き‐き【奇奇】
[ト・タル][文][形動タリ]非常に珍しいさま。また、非常に不思議なさま。
き‐き【嬉嬉/嘻嘻】
[ト・タル][文][形動タリ]笑い楽しむさま。喜びうれしがるさま。「—として戯れる」
き‐き【輝輝/暉暉】
[ト・タル][文][形動タリ]照り輝くさま。「中庭忽ち見る隕星の光、煌々—、炳乎として人を射る」〈服部誠一・東京新...
きき‐あ・う【聞き敢ふ】
[動ハ下二] 1 ちょうど聞きつける。「いかで—・へつらむ、追ひて物したる人もあり」〈かげろふ・中〉 2 (多く打...
きき‐あきら・む【聞き明らむ】
[動マ下二]聞いて、事の次第をはっきりと知る。「—・め、恨み解け給ひにたなり」〈源・真木柱〉
きき‐あ・きる【聞(き)飽きる】
[動カ上一]何度も聞いていやになる。「自慢話は—・きた」
きき‐あし【利(き)足】
両足のうちで、力が発揮でき、よく動くほうの足。「—でふんばる」
きき‐あつ・む【聞き集む】
[動マ下二]いろいろなことを聞いて、心にとどめる。「世にある人の有様を、大方なるやうにて—・め」〈源・末摘花〉
きき‐あやま・る【聞(き)誤る】
[動ラ五(四)]事実を誤って聞く。聞きちがえる。「客の注文を—・る」
きき‐あらわ・す【聞き現す/聞き顕す】
[動サ四]聞いて、明らかにする。「かく忍ぶる筋を—・しけり」〈源・手習〉
きき‐あわ・す【聞(き)合(わ)す】
[動サ五(四)]「聞き合わせる」に同じ。「電話で—・す」 [動サ下二]「ききあわせる」の文語形。
きき‐あわ・せる【聞(き)合(わ)せる】
[動サ下一][文]ききあは・す[サ下二] 1 いろいろとたずねて真偽や実態を確かめる。問い合わせる。「所在を—・せ...
きき‐いさん【危機遺産】
《「危機にさらされている世界遺産」の通称》世界遺産のうち、自然災害や紛争、開発、密猟などによって価値を損なう恐れの...
きき‐いしき【危機意識】
1 危機が迫っているということを感じること。危機感。 2 既成の秩序や価値観が崩壊しつつあることを認識し、これに対...
きき‐い・ず【聞き出づ】
[動ダ下二]秘密などを探って聞きだす。「尋ねさせ侍れど、いまだ—・で侍らず」〈落窪・三〉
きき‐いっぱつ【危機一髪】
髪の毛1本ほどのごくわずかな差で危機におちいりそうな危ない瀬戸際。「—のところで難を免れる」
きき‐い・る【聞(き)入る】
[動ラ五(四)]熱心に聞く。じっと耳を傾ける。「虫の音に—・る」 [動ラ下二]「ききいれる」の文語形。
きき‐い・れる【聞(き)入れる】
[動ラ下一][文]ききい・る[ラ下二] 1 人の要求や願いなどを聞いて、承知する。「申し出を—・れる」「忠告を—・...
きき‐うで【利(き)腕】
両腕のうちで、力が発揮でき、よく動くほうの腕。何かをするときに、通常使うほうの腕。利き手。「—を押さえる」
きき‐お・う【聞き負ふ】
[動ハ四]自分の身の上のこととして聞く。「若からぬ人は—・ひけりとや」〈伊勢・一一四〉
きき‐お・く【聞(き)置く】
[動カ五(四)] 1 自分の意見は言わないで、人の話を聞くだけにしておく。「参考までに—・くにとどめる」 2 聞い...
きき‐おさめ【聞(き)納め】
それが聞くことのできる最後の機会。もう二度と聞くことができないこと。「日本での演奏もこれが—だ」
きき‐おじ【聞き怖じ】
[名](スル)聞いただけで怖ろしく思うこと。「謙遜(けんそん)ないしは—してあえて近寄らない人も」〈寅彦・相対性原...
きき‐おち【聞き落ち】
聞いただけで恐れて逃げだすこと。「石見の国中に三十二箇所ありける城ども皆—して」〈太平記・二八〉
きき‐おとし【聞(き)落(と)し】
聞き漏らすこと。また、その事柄。聞き漏らし。
きき‐おと・す【聞(き)落(と)す】
[動サ五(四)] 1 聞くべきことをうっかりして聞かないでしまう。聞き漏らす。「相手の名を—・す」 2 聞いて心の...
きき‐おぼえ【聞(き)覚え】
1 以前に聞いた記憶があること。「—のある声」 2 聞いて覚えること。また、その事柄。耳学問。「—の英語」
きき‐おぼ・える【聞(き)覚える】
[動ア下一][文]ききおぼ・ゆ[ヤ下二] 1 以前に聞いて記憶している。「その話なら—・えている」 2 何度も聞い...
きき‐および【聞(き)及び】
(多く「おききおよび」の形で)人づてに聞いて知っていること。「すでにお—のことと存じます」
きき‐およ・ぶ【聞(き)及ぶ】
[動バ五(四)]人づてに聞いて知っている。前々から聞いている。「ご高名はかねがね—・んでおります」
きき‐かいかい【奇奇怪怪】
[名・形動]《「奇怪」のそれぞれの字を重ねて意味を強めた語》きわめて奇怪なこと。また、そのさま。「—な事件」
きき‐かえ・す【聞(き)返す】
[動サ五(四)] 1 一度聞いたことを繰り返して聞く。 ㋐繰り返し質問する。問いなおす。聞きなおす。「答えが要領を...
きき‐かじり【聞き齧り】
聞きかじること。また、その事柄。なま聞き。半可通。「—の知識」
きき‐かじ・る【聞き齧る】
[動ラ五(四)]物事の一部分、またはうわべだけを聞いて知る。ちょっと聞いただけの知識を持つ。「新しい学説を—・った...
きき‐かた【聞(き)方/聴(き)方】
1 話を聞いたり、人にものを尋ねたりするときの方法や態度。「—が悪い」 2 国語教育の一分野。話を聞いて正しく理解...
きき‐かわ・す【聞き交はす】
[動サ四]互いに消息などを聞き合う。「御有様は絶えず—・し給ひけり」〈源・早蕨〉
きき‐かよう【記紀歌謡】
古事記・日本書紀に記載されている歌謡。重複分を除くと約190首で、上代人の日常生活全般を素材とし、明るく素朴で民謡...