きくち‐ござん【菊池五山】
[1769〜1849]江戸後期の漢詩人。讃岐(さぬき)の人。名は桐孫(まさひこ)。通称、左太夫。市河寛斎に学び、の...
きくち‐し【菊池市】
⇒菊池
きくち‐じんじゃ【菊池神社】
菊池市にある神社。祭神は菊池武時・武重・武光。明治3年(1870)菊池城址に社殿を創建。
きくち‐ずけい【菊池図形】
単結晶の電子線回折で現れる回折模様。黒と白が対をなす平行線として現れる菊池線、平行線の間が黒または白の帯状となる菊...
きくち‐せいし【菊池正士】
[1902〜1974]実験物理学者。東京の生まれ。菊池大麓(だいろく)の四男。大阪大学教授。雲母を用いた電子線回折...
きくち‐せん【菊池線】
⇒菊池図形
きくち‐たい【菊池帯】
⇒菊池図形
きくち‐たけしげ【菊池武重】
[?〜1341]南北朝時代の武将。肥後の人。武時の長男。肥後守。足利尊氏(あしかがたかうじ)が建武政府に反したとき...
きくち‐たけとき【菊池武時】
[?〜1333]鎌倉末期の武将。肥後の人。後醍醐天皇の隠岐(おき)脱出に呼応し、博多の鎮西探題(ちんぜいたんだい)...
きくち‐たけとも【菊池武朝】
[1363〜1407]南北朝時代の武将。肥後の人。武光の孫。初名、武興。征西将軍良成親王を立てて今川了俊と各地で戦...
きくち‐たけみつ【菊池武光】
[?〜1373]南北朝時代の武将。肥後の人。武時の子。征西将軍懐良(かねなが)親王を迎え、少弐頼尚(しょうによりひ...
きくち‐だいろく【菊池大麓】
[1855〜1917]数学者。江戸の生まれ。箕作秋坪(みつくりしゅうへい)の次男。英国に留学。日本の近代数学および...
き‐くちば【黄朽葉】
1 染め色の名。梔子(くちなし)に茜(あかね)または紅(くれない)をまぜた、黄色を帯びた橙(だいだい)色。 2 織...
きくち‐バンド【菊池バンド】
⇒菊池図形
きくち‐パターン【菊池パターン】
⇒菊池図形
きくち‐ゆうほう【菊池幽芳】
[1870〜1947]小説家・新聞記者。茨城の生まれ。本名、清。大阪毎日新聞社に勤めるかたわら、新聞小説を連載。家...
きくち‐ようさい【菊池容斎】
[1788〜1878]江戸末期・明治初期の日本画家。江戸の人。本名、武保。通称、量平。狩野派・土佐派などの画法を学...
きく‐ぢしゃ【菊萵苣】
キク科の野菜。葉はやわらかく、切れ込みが多くて縮れているが、丸葉の品種もある。特有の芳香と苦味をもち、サラダなどに...
き‐くつ【奇崛】
[名・形動]山が険しく変化のあること。また、そのさま。転じて、物事が一風変わってすぐれていることにもいう。「—な興...
き‐くつ【鬼窟】
1 鬼のすむ洞穴。 2 物事の道理に暗いこと。また、そういう仲間。「談林風の—裡に堕在していた芭蕉の天才を」〈芥川...
きく‐づき【菊月】
陰暦9月の異称。《季 秋》
きく‐づくり【菊作り】
1 菊を栽培すること。また、その人。《季 秋》 2 フグなどの刺身を、皿の上に菊の花のように盛りつけたもの。 3 ...
きくづくり‐の‐たち【菊作りの太刀】
「菊一文字(きくいちもんじ)2」に同じ。
きく‐と【菊斗】
⇒鬼斗(おにと)
きく‐とうだい【菊灯台】
台座が菊の花の形をした灯明台(とうみょうだい)。朱塗り・黒塗り・白木(しらき)などがある。
きくとかたな【菊と刀】
《原題The Chrysanthemum and the Sword》米国の文化人類学者、ルース=ベネディクトの日...
きく‐とじ【菊綴じ】
水干(すいかん)・直垂(ひたたれ)・素襖(すおう)などの縫い目にとじつけたひも。結んだ絹のひもの先をほぐして菊の花...
きく‐な【菊菜】
シュンギクの別名。《季 春》
きく‐なます【菊膾】
食用菊の花びらをさっとゆでて、三杯酢で和えたもの。大根なますにまぜることもある。きっかなます。《季 秋》「—色をま...
きく‐ならく【聞くならく】
[連語]《動詞「き(聞)く」の終止形+伝聞推定の助動詞「なり」のク語法》聞くところによると。「—、熱心なる油絵師は...
きく‐にんぎょう【菊人形】
菊花で衣装部分をこしらえた人形。また、その見世物。主に歌舞伎の当たり狂言に題材をとる。《季 秋》「夜風たつ—のから...
きく‐の‐えん【菊の宴】
陰暦9月9日、重陽(ちょうよう)の節句の日に宮中で催された観菊の宴。菊の節会(せちえ)。重陽の宴。菊花の宴。菊水の宴。
きく‐の‐きせわた【菊の被せ綿】
陰暦9月9日、重陽(ちょうよう)の節句に行われた慣習。前夜、菊の花に霜よけの綿をかぶせ、その露と香りを移しとって、...
きく‐の‐さかずき【菊の杯】
菊の宴で、杯に菊の花を浮かべて長寿を祝うこと。また、その酒杯。菊の酒。菊花の杯。
きく‐の‐さけ【菊の酒】
1 「菊酒(きくざけ)1」に同じ。《季 秋》「草の戸の用意をかしや—/太祇」 2 「菊酒2」に同じ。 3 酒の美称...
きく‐の‐しずく【菊の雫】
「菊の露」に同じ。「秋深き籬(まがき)の露も匂ふなり花より伝ふ—に」〈新千載・秋下〉
きく‐の‐したみず【菊の下水】
菊の根もとを流れている水。これを飲むと長生きするとされた。「山川の—いかなれば流れて人の老いを堰(せ)くらむ」〈新...
きく‐の‐せちえ【菊の節会】
⇒菊の宴(えん)
きく‐の‐せっく【菊の節句】
五節句の一。陰暦9月9日の節句。重陽(ちょうよう)の節句。《季 秋》
きく‐の‐たかはま【企救の高浜】
⇒企救(きく)の浜(はま)
きく‐の‐つゆ【菊の露】
菊の花にたまる露。これを飲めば長生きするといわれた。菊の雫(しずく)。《季 秋》
きくのはな【菊の花】
狂言。和泉(いずみ)流。大蔵流では「茫々頭(ぼうぼうがしら)」。無断で京都見物した太郎冠者が、菊の花がきっかけで上...
きく‐の‐はま【企救の浜】
北九州市小倉北区の海岸の古称。現在は埋め立てられた。企救の高浜。企救の長浜。
きく‐の‐ま【菊の間】
江戸城中本丸の表座敷の一。3万石以下の譜代大名、大番・書院番・小姓組番の各頭などの詰め所。襖(ふすま)に菊が描かれ...
きく‐のり【菊海苔】
食用菊の花びらを蒸したものを、海苔状にして干したもの。もどしてさっとゆで、酢の物・和(あ)え物に使う。
きく‐の‐わた【菊の綿】
「菊の被(き)せ綿」に同じ。
聞(き)くは一時(いっとき)の恥(はじ)聞(き)かぬは末代(まつだい)の恥(はじ)
知らないことを聞くのは、その場では恥ずかしい思いをするが、聞かないで知らないまま過ごすと、一生恥ずかしい思いをしな...
きく‐はんさい【菊半截】
《「きくはんせつ(菊半截)」の慣用読み》書籍の判型の一。菊判2の半分の大きさ。A6判よりやや大きい。
きく‐はんとう【企救半島】
北九州市北東部、関門海峡と周防灘(すおうなだ)とを境する半島。
き‐くばり【気配り】
[名](スル)あれこれ気を使うこと。手抜かりがないように注意すること。心づかい。配慮。「—が行き届く」「会場の設営...