くろがね‐の‐しろ【鉄の城】
非常に堅固な城のたとえ。
くろがね‐の‐たて【鉄の盾】
1 鉄製の盾。 2 きわめて堅固なもの、頼もしいもののたとえ。「—ぢゃ」〈浄・聖徳太子〉
くろがね‐の‐ちょう【鉄の帳】
閻魔(えんま)の庁で、地獄に送る罪人の名を書いてあるという鉄の帳面。「かくまで重き罪科(つみとが)の、閻魔の前には...
くろがね‐ひろし【黒鉄ヒロシ】
[1945〜 ]漫画家。高知の生まれ。本名、竹村弘。ギャグ漫画で知られるが、幕末に題材をとった歴史漫画も評価が高い...
くろがね‐もち【黒鉄黐】
モチノキ科の常緑高木。雌雄異株で、5月ごろ、淡紫色の小花を群生し、実は熟すと赤い。名は枝や葉が黒みがかってつやがあ...
くろ‐がまえ【黒構え】
昔の築城法の一。城内が見えないように土居を高くした構え。→透き構え
くろ‐がも【黒鴨】
1 カモ科の鳥。全長は雄が51センチ、雌が43センチくらい。雄は全身黒色で、くちばしの付け根に黄色いこぶがある。雌...
くろがも‐じたて【黒鴨仕立て】
上着・股引(ももひ)きなど、服装全体を黒や紺の無地で仕立てること。多く下男や供の男などの服装。くろがもいでたち。「...
くろ‐き【黒木】
《「くろぎ」とも》 1 (古くは「赤木」に対して、のちには「白木」に対して)皮のついたままの丸太。 2 約30セン...
くろ‐き【黒酒】
新嘗祭(しんじょうさい)や大嘗祭(だいじょうさい)などで、白酒(しろき)とともに神前に供える黒い酒。甘酒にクサギの...
くろき【黒木】
姓氏の一。 [補説]「黒木」姓の人物黒木和雄(くろきかずお)黒木勘蔵(くろきかんぞう)
くろき‐うり【黒木売り】
黒木2を頭にのせて京都市中へ売りにきた八瀬・大原の女。
くろき‐かずお【黒木和雄】
[1930〜2006]映画監督。宮崎の生まれ。戦争レクイエム三部作「TOMORROW/明日」「美しい夏キリシマ」「...
くろき‐かんぞう【黒木勘蔵】
[1882〜1930]浄瑠璃研究家。長野の生まれ。「近世邦楽年表」を編纂(へんさん)。著「近世演劇考説」「浄瑠璃史...
くろき‐づくり【黒木造り/黒木作り】
皮つきの丸太で造ったもの。黒木の鳥居・玉垣など。
くろき‐の‐ごしょ【黒木の御所】
皮つきの丸太で造った粗末な宮殿。天皇の仮御所。「—を作りて皇居とす」〈太平記・四〉
くろき‐の‐とりい【黒木の鳥居】
皮つきの丸太で造った鳥居。最も古い形式で、2本の柱と笠木および貫(ぬき)からなる。黒木鳥居。
くろき‐の‐や【黒木の屋】
黒木造りの粗末な建物。「山中に—を造りておはしけるを」〈十訓抄・一〉
くろ‐キャベツ【黒キャベツ】
カーボロネロの別名。
くろ‐ぎぬ【黒衣】
1 黒色の衣服。律令制では、家人・奴婢(ぬひ)の衣とされる。くろききぬ。「軍(いくさ)こぞりて悉(ふつく)に—を被...
くろく‐ぐわ【久六鍬】
⇒きゅうろくぐわ
くろく‐ぜに【九六銭】
江戸時代、銭差(ぜにさし)に通した銭九六文を百文として通用させたこと。また、その九六文の銭。くろく。くろくびゃく。...
くろ‐くま【黒熊】
毛色の黒いクマ。日本のツキノワグマのこと。《季 冬》
くろ‐くも【黒雲】
1 黒色の雲。こくうん。 2 物事を妨げる不吉なもの。暗雲。「前途をおおう—」
くろ‐くりげ【黒栗毛】
馬の毛色の名。黒みを帯びた栗毛。
くろ‐くわ【黒鍬】
1 戦国時代、築城・開墾・道普請などに従事した者。黒鍬者。 2 江戸時代、江戸城内の城番・作事・防火・掃除などに従...
くろ‐ぐ【黒具】
「黒衣(くろご)1」に同じ。
くろ‐ぐそく【黒具足】
黒ずくめの鎧(よろい)や具足。黒漆を塗り、黒糸・黒革を使って作るもの。
くろ‐ぐら【黒鞍】
黒く塗った鞍。
くろ‐ぐろ【黒黒】
[副](スル)非常に黒いさま。真っ黒なさま。「墨—と書く」「—(と)した髪」
くろ‐ぐわい【黒慈姑】
カヤツリグサ科の多年草。沼地に生え、高さ40〜70センチ。秋、茎の先に茶色がかった穂をつける。また近縁のオオクログ...
クロケット
[1786〜1836]米国の開拓者・政治家で、伝説的な英雄。テネシー州の生まれ。連邦下院議員を務めたのち、テキサス...
くろ‐けむり【黒煙/黒烟】
黒い煙。こくえん。
くろ‐げ【黒毛】
1 黒い毛。 2 毛色の黒い馬。
くろげ‐わぎゅう【黒毛和牛】
和牛の一品種。毛色は黒。元来は役牛(えきぎゅう)であったが、肉質がよく美味なため肉牛として各地で飼育される。神戸牛...
くろげ‐わしゅ【黒毛和種】
⇒黒毛和牛
クロコ
「クロコダイル」の略。特に、ワニ皮製の意。
くろ‐ご【黒衣/黒子】
《「くろこ」とも》 1 歌舞伎で、俳優の演技や舞台進行の介添えをする人が着る黒い衣装。また、その人。人形浄瑠璃では...
くろ‐こう【黒鉱】
閃亜鉛鉱(せんあえんこう)・方鉛鉱・黄鉄鉱・黄銅鉱・重晶石などの混合した黒っぽい鉱石。多少の金・銀を含む。青森・秋...
くろ‐こうじかび【黒麹黴】
コウジカビの一種。パンや餅などに生える黒いカビで、俗にクロカビともよばれるが、浴室などに生じるクラドスポリウムとは...
くろ‐こうじきん【黒麹菌】
黒褐色の胞子をつくる麹菌の総称。沖縄・鹿児島・伊豆諸島などで泡盛や芋焼酎などの製造に用いられる。→白麹菌 →黄麹菌...
くろ‐こげ【黒焦げ】
焼けて黒くこげること。また、そのもの。「—になったパン」
くろ‐こしょう【黒胡椒】
香辛料の一。完熟する前のコショウの実を皮のついたまま乾燥させたもの。また、その粉末。色が黒く、辛みが強くて香りが高...
クロコダイル
ワニ目クロコダイル科の爬虫類(はちゅうるい)の総称。口を閉じても下あごの大きな第4歯が見える。熱帯にすみ、水辺に近...
クロコダイル‐とう【クロコダイル島】
《Crocodile Island》フィリピン中央部、ビサヤ諸島のボラカイ島の南東端沖に浮かぶ小島。名称は、島の形...
くろ‐こま【黒駒】
毛色の黒い馬。特に、甲斐(かい)国黒駒のあたりから産したという黒い馬。「妹(いも)が家に早く至らむ歩(あゆ)め—」...
くろこま‐の‐かつぞう【黒駒勝蔵】
[1832〜1871]江戸末期の侠客(きょうかく)。甲斐(かい)国黒駒(山梨県笛吹(ふえふき)市)の人。駿河の清水...
くろ‐ごうし【黒格子】
1 黒く塗った格子。 2 《格子を黒く塗ったところから》近世、大坂天王寺近辺にあった市子(いちこ)・口寄せの家。ま...
くろ‐ごま【黒胡麻】
1 ゴマの品種の一。種皮が黒色のゴマ。 2 《形が1に似ているところから》読点「ヽ」のこと。くろごま点。
くろ‐ごめ【黒米】
1 精白してない米。玄米。 2 種皮にアントシアニンが含まれるため、黒紫色をなす米。紫黒米(しこくまい)。紫米(む...