さんめん‐ろっぴ【三面六臂】
1 仏像などが、一体で三つの顔と六つのひじを備えていること。 2 一人で数人分の働きをすること。「—の大活躍」
サンメール‐じょう【サンメール城】
《Château Saint-Maire》スイス西部の都市ローザンヌにある城。15世紀にローザンヌ司教の居館として...
さんもう‐さく【三毛作】
同じ耕地で1年間に3種の作物を次々に栽培すること。
さん‐もつ【散物】
1 金物の上に漆を塗り、箔(はく)を押したもの。 2 賽銭(さいせん)や供物。散銭。
サン‐モリッツ
スイス東部、グラウビュンデン州、オーバーエンガディン地方の町。ドイツ語名ザンクトモリッツ。イン川が注ぐサンモリッツ...
サンモリッツ‐こ【サンモリッツ湖】
《Lac de Saint Moritz》スイス東部、グラウビュンデン州、オーバーエンガディン地方にある湖。エンガ...
さん‐もん【三文】
1 一文銭3枚の値。 2 値段のきわめて安いこと。「—の値うちもない」「二束—」 3 他の語の上に付いて、安い、価...
さん‐もん【三門】
1 中央に大きな門を、左右に小さな門を配した門。 2 禅宗伽藍(がらん)の正門。古代寺院の中門に相当する。一般に二...
さん‐もん【三問】
三度質問すること。また、三度訪問すること。
さん‐もん【山門】
寺院の正門。三門。また、寺院。もと山に建てられたところからいう。 比叡山延暦寺の異称。 [補説]作品名別項。→山門
さんもん【山門】
歌舞伎狂言。初世並木五瓶作。安永7年(1778)初演の「金門五山桐(きんもんごさんのきり)」(のち「楼門(さんもん...
さんもん‐え【三文絵】
安物の絵。「店に張ったる—を生きものと見違へしか」〈浄・反魂香〉
さんもんオペラ【三文オペラ】
《原題、(ドイツ)Die Dreigroschenoper》ブレヒトの戯曲。3幕。1928年初演。18世紀の英国の...
さんもん‐きょう【三門峡】
中国の黄河中流、河南・山西省境の峡谷。水中の二つの岩島によって人門・鬼門・神門の三つの激流に分かれる。岩島を利用し...
さんもんごさんのきり【楼門五三桐】
歌舞伎「金門五山桐(きんもんごさんのきり)」の別名題。
さんもん‐さんとう【三問三答】
中世、鎌倉・室町幕府における訴訟手続きの形式。訴人(原告)は申し状(訴状)に具書(証拠書類)を添えて奉行所に訴え、...
さんもん‐しょうせつ【三文小説】
低級な小説を軽蔑していう語。
さん‐もんじょう【三問状】
中世、三問三答で、訴人(原告)が提出した三度目の申し状。→三答状
さんもん‐づくり【山門造(り)】
寺の楼門をかたどった2階造りの門。
さん‐もんと【三門徒】
越前国(福井県)に行われた真宗の一派。本願寺3世覚如の門弟如導と、その法門を伝えた道性・如覚の三人の法義を信奉。の...
さんもんと‐は【三門徒派】
浄土真宗十派の一。如導を始祖とし、福井市の専照寺を本山とする。
さんもん‐は【山門派】
天台宗の一派。比叡山を本山とする。円仁を流祖とし、さらに一三流に分かれる。→寺門派(じもんは)
さんもん‐ばん【三文判】
安物の印判。出来合いの粗末な印判。
さんもん‐ぶぎょう【山門奉行】
室町幕府の職名。延暦寺に関する諸事をつかさどった。
さんもん‐ぶんし【三文文士】
安っぽい、または売れない小説ばかり書いている文士。また、文士を軽蔑していう語。
サンモーリス‐だいせいどう【サンモーリス大聖堂】
《Cathédrale Saint-Maurice》フランス西部、メーヌ‐エ‐ロアール県の都市アンジェにある大聖堂...
さんや
1 漁船を浜に引き揚げる縦巻きの轆轤(ろくろ)。 2 地突きなどに用いる道具。たこどうつき。
さん‐や【三夜】
1 月の第3日の夜。また、その夜の月。三日月。 2 子供が生まれて3日目の夜の産養(うぶやしな)いの祝い。 3 新...
さんや【山谷/三谷/三野】
東京都台東区北東部にあった地名。現在の清川・日本堤・東浅草付近。 《日本橋にあった元吉原が焼失して、新吉原ができる...
さん‐や【山野】
山や野原。のやま。また、田舎。
さんや‐がよい【山谷通ひ】
江戸時代、元吉原焼失後、江戸浅草山谷にできた仮営業の遊郭に通うこと。のち、新吉原となってからも、そこに通うことをい...
さん‐やく【三役】
1 ある組織を代表する、三つの主要な役職。また、その役職にある人。→政務三役 →党三役 2 ㋐相撲で、大関・関脇・...
さん‐やく【山薬】
ヤマノイモ・ナガイモの根を、外皮をはぎ乾燥させたもの。漢方で、滋養強壮・止瀉(ししゃ)・止渇・袪痰(きょたん)薬な...
さん‐やく【散薬】
こなぐすり。散剤。
さん‐やく【纂訳】
[名](スル)原書を翻訳し、編集しなおすこと。「希臘の正史に著明なる実事を、諸書より—して」〈竜渓・経国美談〉
さんやく‐そろいぶみ【三役揃い踏み】
大相撲本場所の千秋楽、結びの三番前に、大関・関脇・小結にかなう力士がそろって土俵上で四股(しこ)を踏むこと。
さん‐やくび【三厄日】
陰暦の8月1日(八朔)と二百十日と二百二十日のこと。この時期には暴風雨が多いため、特に農家でいう。
さんや‐ぞうり【山谷草履】
藺(い)の殻で編んだ草履。江戸時代、新吉原の遊郭へ通う客がはいた。
さんやつ‐こうこく【三八(つ)広告】
新聞広告の定型で、記事下広告の一種。紙面の下3段を横に8分割したスペースの一つ一つ。多く、朝刊の第1面に見られ、書...
さんや‐ぶね【山谷船】
江戸時代、新吉原通いの遊客を乗せて山谷堀を上下した猪牙舟(ちょきぶね)。
さんや‐ぼり【山谷堀】
東京都台東区、隅田川の今戸から山谷に至る掘り割り。新吉原の遊郭へ通う山谷船の水路として利用された。
さんやもの【山谷もの】
武者小路実篤による小説のシリーズ。山谷五兵衛という男の語りを小説家が聞き書きするというスタイルで書かれた一連のフィ...
さん‐ゆ【産油】
石油を生産すること。多く、生産した石油を輸出することを含めていう。「—国」
さん‐ゆう【三友】
1 3種類の友人。交わって利益を受ける三益友。また、損をする三損友。 2 東洋画の画題の一。松・竹・梅を描くもの。...
さんゆう‐かん【三遊間】
野球で、三塁手と遊撃手との間。「—を抜くヒット」
さんゆうてい【三遊亭】
落語家の芸名の一。
さんゆうてい‐えんしょう【三遊亭円生】
落語家。 (初世)[1768〜1838]江戸後期の落語家。江戸の人。通称、橘屋松五郎。烏亭焉馬(うていえんば)に師...
さんゆうてい‐えんちょう【三遊亭円朝】
[1839〜1900]初世。幕末から明治の落語家。江戸の人。本名、出淵(いずぶち)次郎吉。人情噺(ばなし)を大道具...
さんゆうてい‐えんらく【三遊亭円楽】
[1933〜2009]落語家。5世。東京の生まれ。本名、吉河寛海(ひろうみ)。はじめ全生(ぜんしょう)を名のり、昭...
さんゆう‐は【三遊派】
落語家の一派。初世三遊亭円生を祖とする。