なん‐そう【南宋】
中国の国名。靖康(せいこう)の変で宋の皇帝らが金に連れ去られた後、1127年、高宗が江南に拠り、臨安を都として再建...
なん‐そう【南総】
上総(かずさ)の異称。下総(しもうさ)を北総というのに対する。
なんそうさとみはっけんでん【南総里見八犬伝】
読本。9輯(しゅう)106冊。曲亭馬琴作。文化11〜天保13年(1814〜1842)刊。仁・義・礼・智・忠・信・孝...
なんそうしゅう【南窗集】
三好達治の第2詩集。4行詩という定型詩を採用して注目される。昭和7年(1932)刊行。
なん‐そしき【軟組織】
臓器と骨などの硬組織を除く体の組織の総称。筋肉・腱・脂肪・血管・リンパ管・末梢神経などをいう。軟部組織。
なんぞ
[副助]《代名詞「なに」に副助詞「ぞ」の付いた「なにぞ」の音変化》名詞、名詞に準じる語、活用語の連用形、一部の助詞...
なん‐ぞ【何ぞ】
[連語] 1 《代名詞「なに」に副助詞「ぞ」の付いた「なにぞ」の音変化》 ㋐漠然と物事をさす。なにか。「—おもしろ...
なんぞれ‐かぞれ【何其れ彼其れ】
[連語]なんのかの。なにやかや。「人といふものは、—、取り得のあるもんでござりやすが」〈滑・浮世風呂・前〉
なん‐たい【男体】
男のからだ。男のすがた。
なんたい‐さん【男体山】
栃木県北西部、日光市にある火山。標高2486メートル。山麓に中禅寺湖がある。古くからの山岳霊場。二荒山(ふたらさん...
なんたい‐どうぶつ【軟体動物】
動物界の一門。体は軟らかく、頭・足・内臓からなるが、明らかな区別はできない。外套膜(がいとうまく)で覆われ、多くは...
なんたいへいき【難太平記】
室町時代の史書。1巻。今川了俊著。応永9年(1402)成立。今川一族の家系・歴史・功績などを記し、「太平記」の記述...
ナンタケット‐とう【ナンタケット島】
《Nantucket》米国マサチューセッツ州南東部、コッド岬の南方約40キロメートルに浮かぶ島。19世紀に捕鯨産業...
なん‐たら【何たら】
[連体]《「なんたる」の音変化》なんという。「—事だ面白くもない」〈一葉・にごりえ〉 [副]《「なんとやら」の音変...
なん‐たる【何たる】
[連体]非難・詠嘆などの気持ちを表す語。なんという。「—醜態」 [連語]どのようなものである。「学問の—かを知る」
なんたん【南丹】
京都府中部、大堰(おおい)川上流域を占める市。水菜・壬生(みぶ)菜など京野菜の生産が盛ん。大学の郊外キャンパスや専...
なん‐たん【南端】
南のはし。「半島の—」
なん‐たん【軟炭】
無煙炭を除く軟質の石炭。主に瀝青炭(れきせいたん)をさしたが、最近では一部の亜瀝青炭と褐炭の総称。⇔硬炭。
なんたん‐し【南丹市】
⇒南丹
なんだ【涙】
「なみだ」の音変化。「熱い—は思わず知らず流れ落ちて」〈藤村・破戒〉
なんだ【難陀】
《(梵)Nandaの音写》 1 釈迦の異母弟。孫陀羅(そんだら)難陀。 2 釈迦の弟子の一。牧牛難陀。 3 唯識十...
なんだ
[助動][なんだら|なんで(なんだり)|なんだ|なんだ(なんだる)|なんだれ|○]動詞型活用語の未然形に付く。過去...
な‐ん◦だ
[連語]⇒なのだ[連語]
なん‐だ【何だ】
[連語]《「だ」は断定の助動詞》 1 疑問を表す。「あの音は—」「それが—というんだ」 2 直接言うのがはばかられ...
なん‐だい【難題】
1 詩歌や文章を作るのにむずかしい題。 2 解決のむずかしい問題。難問。「軍縮という—に取り組む」 3 無理な要求...
なんだい‐むこ【難題婿】
男が課された難題を次々に解決することによって娘との婚姻が成立するという、一群の昔話。
なん‐だいもん【南大門】
都城・仏寺などで、南方に建てられ、中心的な建物に通じる門。ふつう、正門とされる。
なん‐だか【何だか】
[副]物事がはっきりしないさま。原因・理由などがよくわからないさま。「—雲行きが怪しい」「—悲しい気分だ」
なんだかへんてこ【なんだかへんて子】
山中恒の児童文学作品。昭和50年(1975)刊行。大林宣彦監督により「さびしんぼう」の題で映画化。
何(なん)だ彼(か)んだ
ああだこうだ。あれやこれや。なんのかの。なんだかだ。「—と難癖をつける」
ナンダコット‐さん【ナンダコット山】
《Nanda Kot》⇒ナンダコート山
ナンダコート‐さん【ナンダコート山】
《Nanda Kot》インド北部、ウッタラカンド州にある山。ヒマラヤ山脈西部の高峰ナンダデビを囲む山群に位置する。...
なん‐だったら【何だったら】
[連語]「何なら」に同じ。「—先に帰ってもいいですよ」
なん‐だって【何だって】
[感]相手の言葉をとがめたり、問い返したりするときに発する語。なんだと。「—、もう一度言ってみろ」 [連語] 1 ...
ナンダデビ‐こくりつこうえん【ナンダデビ国立公園】
《Nanda Devi National Park》インド北部、ウッタラカンド州にある国立公園。ヒマラヤ山脈西部に...
ナンダデビ‐さん【ナンダデビ山】
《Nanda Devi》インド北部、ウッタラカンド州の山。ヒマラヤ山脈西部に位置する同国第二の高峰であり、西峰(標...
なんだ‐りゅうおう【難陀竜王】
八大竜王の第一。跋(ばつ)難陀竜王の兄弟とされる。仏法護法の竜神で、頭に七竜頭をつける。難陀。
なん‐ち【難治】
⇒なんじ(難治)
なん‐ちゃくりく【軟着陸】
[名](スル) 1 宇宙船などが、惑星などの重力に対して、衝撃を受けないように減速しながら着陸すること。ソフトラン...
なん‐ちゃっ‐て
[連語]《副助詞「なんて」+動詞「言う」+連語「ちゃう」+助詞「て」の「なんて言っちゃって」から変化したもの》 1...
なん‐ちゅう【南中】
[名](スル)天体が日周運動により天の北極の南側で子午線を通過すること。正中(せいちゅう)。
なん‐ちゅう【難中】
困難な事柄のうち。
なんちゅう‐の‐なん【難中の難】
難しいことの中でも、特に難しいこと。「あの人を説得するのは—だ」
なん‐ちょう【南朝】
中国の南北朝時代、江南に拠って建国した漢民族の王朝。420年建国の宋に始まり、斉・梁・陳の四王朝が、589年隋の統...
なん‐ちょう【軟調】
1 やわらかい調子であること。⇔硬調。 2 写真の原板や印画で、明暗の対照が弱いこと。画面の調子がやわらかいこと。...
なん‐ちょう【難聴】
1 聴力が弱いために、音や声がよく聞きとれない状態。中耳炎などの病気や老化、騒音に長時間さらされたときなどに起こる...
なんちょうほうき【男重宝記】
江戸初期の教養書。5巻。草田寸木子(すんぼくし)著。元禄6年(1693)刊行。手習い・詩・俳諧・茶の湯・将棋など、...
なん‐ちん【難陳】
非難したり弁解したり、互いに議論をたたかわせること。「—あって、判者これを聞く」〈三冊子・白双紙〉
難(なん)付(つ)・く
(「付く」が下二段活用の場合)非難する。難癖をつける。「人の上を—・け、おとしめざまのこと言ふ人をば」〈源・蛍〉 ...
なん‐て【何て】
[副]《「なんという」の音変化》 1 驚いたり、あきれたり、感心したりする気持ちを表す。なんという。「—だらしない...