ハマナス
南アフリカ共和国南西部、西ケープ州の町。ケープタウンの東約120キロメートル、大西洋に面する。かつて捕鯨が盛んだっ...
はま‐なたまめ【浜鉈豆】
マメ科の蔓性(つるせい)の多年草。暖地の海辺に自生。茎は横にはい、葉は3枚の小葉からなる複葉。夏から秋、淡紅紫色の...
はま‐なっとう【浜納豆】
納豆の一種。煮た大豆に麹(こうじ)・小麦粉をまぶして発酵させ、塩汁に漬けたのち乾燥してサンショウ・ショウガなどの香...
はま‐なつめ【浜棗】
クロウメモドキ科の落葉低木。暖地の海岸に自生。葉は広卵形。夏、黄緑色の小花が咲き、半球形で広い翼のある実を結ぶ。
はま‐なでしこ【浜撫子】
フジナデシコの別名。
はまな‐なっとう【浜名納豆】
⇒浜納豆(はまなっとう)
はま‐なべ【蛤鍋】
ハマグリのむき身と、焼き豆腐・ネギ・ミツバなどを入れ、味噌または塩で味をつけた鍋物。はまぐりなべ。
はま‐なべ【浜鍋】
魚や貝類を入れて作る、漁師風の鍋料理の総称。
はま‐なや【浜納屋】
大坂で、河岸に設けた物置小屋。「大和橋の—借っての出店も」〈浄・生玉心中〉
はまなりしき【浜成式】
「歌経標式(かきょうひょうしき)」の通称。
はま‐にがな【浜苦菜】
キク科の多年草。海岸の砂地に生える。地下茎は地中をはい、長い柄をもつ厚い葉を地上に出す。葉はふつう三〜五つに裂けて...
はま‐にんじん【浜人参】
ハマゼリの別名。
はま‐ね【浜値】
海産物などの、水揚げ地で取り引きされる値段。
はま‐の‐まさご【浜の真砂】
浜辺の砂。数のきわめて多いことのたとえにいう。「山下水の絶えず、—の数多くつもりぬれば」〈古今・仮名序〉
浜(はま)の真砂(まさご)は尽(つ)きるとも世(よ)に盗人(ぬすびと)の種(たね)は尽(つ)きまじ
海辺に無数にある砂がなくなっても、世の中に泥棒がいなくなることはないであろう。石川五右衛門の辞世と伝えられる歌で、...
はま‐ばた【浜端】
浜の水際。浜辺。
はま‐ひさぎ【浜楸】
浜辺に生えている楸。「波の間ゆ見ゆる小島の—久しくなりぬ君に逢はずして」〈万・二七五三〉
はま‐ひるがお【浜昼顔】
ヒルガオ科の蔓性(つるせい)の多年草。海岸の砂地に生え、白い地下茎が砂中をはう。葉は腎臓状円形で厚く、つやがある。...
はま‐び【浜び】
浜の湾曲した所。「丈夫(ますらを)はみ狩に立たし娘子(をとめ)らは赤裳裾引く清き—を」〈万・一〇〇一〉
はま‐びさし【浜庇】
《万葉集・二七五三の「浜久木(はまひさぎ)」の表記を伊勢物語で読み誤ってできた語という》浜辺の家のひさし。また、浜...
はま‐びし【浜菱】
ハマビシ科の一年草。関東以西の海岸に自生。茎は地上をはい、長さ約1メートル。葉は羽状複葉。夏、葉の付け根に黄色い5...
はま‐びと【浜人】
浜辺に住む人。漁師。
はま‐びらき【浜開き】
「海開(うみびら)き」に同じ。
はま‐べ【浜辺】
浜の水際。また、浜。海辺。
はまべ‐の‐くろひと【浜辺黒人】
[1717〜1790]江戸中期の狂歌師。江戸の人。本名、斯波孟雅(しばたけまさ)。通称、三河屋半兵衛。書籍商で、狂...
はま‐べんけいそう【浜弁慶草】
ムラサキ科の多年草。本州北部から北の海岸の砂地に自生。よく分枝して地に広がり、葉は楕円形で厚い。夏、青紫色の釣鐘形...
はま‐ぼう【黄槿】
アオイ科の落葉低木。関東以西の海岸に自生し、高さ約2メートル。葉は円形で、裏面に白い毛が密生。夏、黄色の漏斗状の5...
はま‐ぼうふう【浜防風】
セリ科の多年草。海岸の砂浜に自生し、高さ5〜10センチ。葉は羽状複葉で厚く、放射状に広がる。夏、白い小花が密生して...
はま‐ぼっす【浜払子】
サクラソウ科の越年草。海岸に生え、高さ10〜40センチ。茎の基部から枝分かれし、多肉質でへら状の葉を密に互生する。...
はま‐まつ【浜松】
浜辺の松。「昨日こそ君はありしか思はぬに—の上に雲にたなびく」〈万・四四四〉
はままつ【浜松】
静岡県西部の市。徳川家康の居城となり、井上氏らの城下町、東海道の宿場町として発展。織物・楽器・自動車工業が盛ん。平...
はままつ‐いかだいがく【浜松医科大学】
静岡県浜松市にある国立大学法人。昭和49年(1974)設置。平成16年(2004)国立大学法人となる。
はままつがくいん‐だいがく【浜松学院大学】
静岡県浜松市にある私立大学。平成16年(2004)の開設。現代コミュニケーション学部の単科大学。
はままつ‐し【浜松市】
⇒浜松
はままつし‐どうぶつえん【浜松市動物園】
静岡県浜松市にある動物園。昭和25年(1950)開園。園内からは浜名湖の景観を望める。
はままつ‐じょう【浜松城】
浜松市にあった城。元亀元年(1570)徳川家康が飯尾氏の居城の曳馬(ひくま)城に入り、浜松城と改称。天正6年(15...
はままつ‐だいがく【浜松大学】
静岡県浜松市にあった私立大学。昭和63年(1988)に常葉学園浜松大学として開学。平成10年(1998)浜松大学に...
はままつちゅうなごんものがたり【浜松中納言物語】
平安後期の物語。現存5巻で首部を欠く。菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)の作と伝える。成立年未詳。浜松中納言...
ハママート‐マイン
ヨルダン西部にある温泉保養地。マダバの南西約35キロメートルに位置する。ザルカマイン川が刻む渓谷の崖から温泉が湧き...
ハマメット
チュニジア北東部、ボン岬半島東岸の町。2世紀に建設された古代ローマ帝国の植民都市に起源する。フランス植民地時代の1...
はま‐も【浜藻】
1 浜にある藻。浜辺に打ち寄せられた藻。 2 ホンダワラの別名。
はま‐や【破魔矢】
1 破魔弓につがえて放つ矢。現在は神社で厄よけのお守りとして売り出す正月の縁起物。《季 新年》「をりからの雪にうけ...
はま‐やき【浜焼(き)】
1 とった魚・貝をすぐ浜で焼くこと。 2 とりたての鯛(たい)などを、製塩用のかまで蒸し焼きにするか、塩焼きにする...
はま‐ゆう【浜木綿】
ヒガンバナ科の常緑多年草。暖地の海岸に自生し、高さ約50センチ。葉は長く幅広で、質は厚い。夏、葉の間から花茎を伸ば...
はま‐ゆか【浜床】
1 寝殿の母屋(もや)に設けた貴人の座臥(ざが)のための方形の台。上に畳を敷き、四隅に柱を立て帳(とばり)をかけて...
はま‐ゆみ【破魔弓/浜弓】
1 破魔を射止めるための年占または遊戯用の弓。のち、男児への正月の贈り物ともなり、現在は神社で正月の縁起物として売...
はま‐よもぎ【浜艾】
キク科の多年草。河口付近に群生し、満潮時には海水につかる。高さ30〜90センチ。葉は羽状に深く切れ込む。秋、小花を...
はまり【塡まり/嵌まり】
1 はまること。ぴったりおさまること。また、あてはまること。「ほぞの—がよくない」「—ぐあい」 2 分別をなくして...
はま‐りきゅう【浜離宮】
東京都中央区にある旧離宮。甲州松平綱重の下屋敷から徳川幕府の御浜御殿となり、明治になって宮内省所管の離宮となる。昭...
はまり‐こ・む【塡まり込む/嵌まり込む】
[動マ五(四)] 1 穴の中にぴったりと入りこむ。物の奥深くに入って出られなくなる。「みぞに小石が—・む」「袋小路...