はく‐わ【白話】
中国語の口語・日常語。また、口語体の文章。⇔文言(ぶんげん)。
はくわ‐こう【百和香】
《「はくわごう」とも》練り香の一種。陰暦5月5日に百草を合わせて作ったという。ひゃくわこう。
はくわ‐しょうせつ【白話小説】
口語で書かれた中国の小説。宋代の講釈にその萌芽(ほうが)がみられ、明・清代には四大奇書や「紅楼夢」などの傑作が生まれた。
はくわ‐ぶんがく【白話文学】
中国文学で、口語(白話)を使用して書かれたもの。元代の戯曲や明・清代の白話小説以前は大衆文学の領域に属していたが、...
箔(はく)を付(つ)・ける
重みを加える。貫禄をつける。
は‐ぐ【爬具】
水底の砂泥をかき起こして貝類などをとる漁具。シジミかき・貝巻きなど。
ハグ
[名](スル)抱きしめること。抱擁(ほうよう)。
は・ぐ【矧ぐ】
[動ガ五(四)]矢竹に羽をつけて矢を作る。「矢を—・ぐ」 [動ガ下二]弓に矢をつがえる。「太刀抜き、矢—・げなどし...
は・ぐ【剝ぐ】
[動ガ五(四)] 1 表面の部分をむきとる。「木の皮を—・ぐ」 2 身につけているものを無理に脱がして取る。「布団...
は・ぐ【接ぐ/綴ぐ】
[動ガ五(四)]布・板などをつぎ合わせる。二つのものをつぎ合わせる。「布を—・ぐ」 [可能]はげる
は・ぐ【禿ぐ】
[動ガ下二]「は(禿)げる」の文語形。
は‐ぐき【歯茎】
歯の根の部分を包む粘膜層。歯齦(しぎん)。
はぐき‐おん【歯茎音】
⇒しけいおん(歯茎音)
は‐ぐくみ【育み】
はぐくむこと。「母鳥の—を思わせる和やかな海べ」〈中勘助・鳥の物語〉
は‐ぐく・む【育む】
[動マ五(四)]《「羽(は)含(くく)む」の意》 1 親鳥がひなを羽で包んで育てる。「ひなを—・む」 2 養い育て...
は‐ぐくも・る【羽ぐくもる】
[動ラ四]ひなが親鳥に羽で包まれる。たいせつに育てられる。「武庫(むこ)の浦の入江の渚鳥(すどり)—・る君を離れて...
は‐ぐま【白熊】
中国産のヤクの尾の白い毛。払子(ほっす)や、槍・旗などの飾りに用いる。→黒熊(こぐま) →赤熊(しゃぐま)
は‐ぐみ【葉組(み)】
生け花で、葉のみを組み合わせて花型を作ること。オモト・ハランが最適。
は‐ぐも【葉蜘蛛】
ハグモ科のクモ。体長3ミリほどで、腹部に灰褐色の斑点がある。葉の上に白い天幕状の巣を作る。本州以南に分布。
はぐら‐か・す
[動サ五(四)] 1 相手の追及を逃れようとして、話の焦点をぼかしたり、ずらしたりして言いまぎらす。「年を聞いても...
はぐら‐がく【羽倉学】
江戸中期、国学者荷田春満(かだのあずままろ)の古学復古説を継承した学派。荷田の本姓が羽倉であるところからいわれる。
はぐ・る
[動ラ五(四)]はいでめくる。めくりかえす。「布団を—・る」「ページを—・る」 [可能]はぐれる
はぐ・る【逸る】
[動ラ五(四)]「逸(はぐ)れる2」に同じ。「取り—・っては一生にまた出逢うことは覚束(おぼつか)ないなれば」〈露...
は‐ぐるま【羽車】
神体・経典などを移すときに使う輿(こし)。天の羽車。御羽車(おはぐるま)。
は‐ぐるま【歯車】
1 円柱・円錐台などの周縁に歯を刻んだもので、対にして歯をかみ合わせることにより、回転運動を確実に伝える装置。機械...
はぐるま【歯車】
芥川竜之介の短編小説。昭和2年(1927)遺稿として発表。激しい強迫観念にとらわれた知識人の絶望と狂気を描く。
歯車(はぐるま)が噛(か)み合(あ)わ◦ない
人や組織の動きが互いにくいちがって、うまく連動しない。ぎくしゃくする。「ベテランと中堅の—◦ない」
歯車(はぐるま)が狂(くる)・う
どこかにくい違いが生じて、順調に進んでいたことがうまくいかなくなる。「一つ—・うと、あとは目もあてられない結果となる」
はぐるま‐げんそくそうち【歯車減速装置】
歯車の歯数の異なるものなどの組み合わせにより、原動軸の回転速度を減速して他の軸に伝える装置。
はぐるま‐ひ【歯車比】
⇒ギア比
ハグレー‐こうえん【ハグレー公園】
《Hagley Park》ニュージーランド南島東岸の都市クライストチャーチにある公園。市街中心部の西側に位置し、エ...
はぐれねんぶつ【はぐれ念仏】
寺内大吉の短編小説。昭和35年(1960)発表。同年、第44回直木賞受賞。昭和37年(1962)映画化。
はぐ・れる【逸れる】
[動ラ下一][文]はぐ・る[ラ下二] 1 連れの人を見失って離ればなれになる。「人込みで一行に—・れる」「群れに—...
はぐれ‐わくせい【逸れ惑星】
⇒浮遊惑星
は‐ぐろ【歯黒/鉄漿】
「御歯黒(おはぐろ)」に同じ。
はぐろ‐さん【羽黒山】
山形県中西部の山。標高414メートル。月山(がっさん)・湯殿山とともに出羽三山の一。山頂付近に出羽神社がある。古く...
はぐろ‐じんじゃ【羽黒神社】
福島県福島市にある神社。欽明天皇の皇子、敏達天皇をまつる。毎年2月に行われる「信夫三山暁まいり」で、大わらじが奉納...
はぐろ‐そう【葉黒草】
キツネノマゴ科の多年草。山地の樹陰に生え、高さ20〜40センチ。葉は暗緑色で長楕円形。夏、紅紫色の唇形の花を開く。
はぐろ‐とんぼ【羽黒蜻蛉/鉄漿蜻蛉】
カワトンボ科の昆虫。体長6センチくらい。雄は体が金緑色で、翅(はね)は黒色。雌は体も翅も焦げ茶色。夏季、本州以南の...
はぐろ‐は【羽黒派】
修験道の一派。羽黒山の羽黒権現に奉仕した山伏。
は‐ぐろめ【歯黒め】
「御歯黒(おはぐろ)」に同じ。「—もまだしかりけるを」〈源・末摘花〉
はぐろやま‐まさじ【羽黒山政司】
[1914〜1969]力士。第36代横綱。新潟県出身。本名、小林正治。序の口から幕下まで全段で優勝。各段を一場所で...
はぐん‐せい【破軍星】
北斗七星の第七星、柄の先端にあたる星。陰陽道(おんようどう)では、その星の指し示す方角を万事に不吉として忌んだ。破軍。
はぐんのほし【破軍の星】
北方謙三の長編歴史小説。北畠顕家を主人公とする。平成2年(1990)刊行。平成3年(1991)、第4回柴田錬三郎賞受賞。
はけ【捌け】
1 水がとどこおらずに流れること。「下水の—が悪い」 2 商品などがよく売れていくこと。「新商品の—がいい」
はけ【刷毛/刷子】
1 柄の台に獣毛などを束ねそろえて植え込んだ道具。塗料や液体を塗ったり、粉・ほこりなどを払ったりするのに用いる。 ...
は‐けい【波形】
1 波のように上下にうねる形。なみがた。 2 波が伝わるときの、一定の位置での物理量の時間的変化、または一定の時刻...
はけ‐え【刷毛絵】
刷毛で描いた絵。
はけ‐ぐち【捌け口】
《「はけくち」とも》 1 水などの流れ出ていく口。「汚水の—」 2 商品などの売れていく先。売れ口。「—のない品」...
はけ‐さき【刷毛先】
1 刷毛の先端。 2 江戸時代、男子が結った髷(まげ)の先端。はけ。