ふな‐わたし【船渡し】
1 船で物や人を対岸へ送り届けること。また、その所。 2 ⇒エフ‐オー‐ビー(FOB)
ふなわたしむこ【船渡聟】
狂言。船頭が酒樽(さかだる)を持った客を脅し、酒を全部飲んでしまう。帰宅後、家をたずねてきた自分の聟が先刻の客とわ...
ふなん【扶南】
インドシナ半島南部にクメール人が建てた古代国家。1〜2世紀ごろ成立し、南海貿易に従事、インド文化の影響を受けて栄え...
ふ‐に【不二】
1 仏語。対立していて二元的に見える事柄も、絶対的な立場から見ると対立がなく一つのものであるということ。 2 ⇒ふ...
ふ‐にあい【不似合(い)】
[名・形動]似合わないこと。ふさわしくないこと。また、そのさま。「—な服」「調停役は彼には—だ」
腑(ふ)に落(お)ち◦ない
納得がいかない。合点がいかない。「彼が落選したのは—◦ない」
腑(ふ)に落(お)・ちる
納得がいく。合点がいく。「大西質店へ行けと言った意味などが—・ちた」〈織田作之助・わが町〉
ふ‐にく【腐肉】
くさった肉。腐敗した肉。
ふにくしょく‐せい【腐肉食性】
動物の腐肉を常食とする性質。ハゲワシ・シデムシなどにみられる。
フニャディ‐じょう【フニャディ城】
《Castelul Huniade》ルーマニア西部の都市ティミショアラにある城。14世紀初めにハンガリー王カーロイ...
ふにゃ‐ふにゃ
[副](スル) 1 柔らかで弾力や、こしがないさま。「—(と)した手ざわり」 2 しっかりしないさま。頼りないさま...
ふ‐にゅう【不入】
立ち入らないこと。また、入り込めないこと。「敵味方—の処なれば」〈三河物語・上〉
ふ‐にょい【不如意】
[名・形動]《「意の如くならず」の意》 1 経済的に苦しいこと。また、そのさま。「手元—な生活」 2 思い通りにな...
ふ‐にょう【富饒】
[名・形動]「ふじょう(富饒)」に同じ。「四隣を—にして」〈中村訳・西国立志編〉
ふ‐にん【不妊】
妊娠しないこと。また、できないこと。「—手術」
ふ‐にん【赴任】
[名](スル)任地におもむくこと。「単身で—する」
ぶ‐にん【補任】
《「ふにん」とも》 1 官職に任命すること。また、位階を与えること。「武蔵の守に—して執事職を司る」〈太平記・四〇...
ふ‐にんか【不認可】
認可しないこと。認めないこと。「建築が—になる」
ふ‐にんき【不人気】
[名・形動]人気がないこと。評判がよくないこと。また、そのさま。「今度の新製品は、若い人には—だ」
ふにん‐しゅじゅつ【不妊手術】
生殖腺を除去することなしに、生殖を不能にする手術。精管や卵管の結紮(けっさつ)もしくは切断などの方法を用いる。日本...
ふにん‐しょう【不妊症】
正常な性生活を継続しながら、妊娠しない状態。原因は生殖機能の未発達や機能不全、疾患などさまざまで、男性側に原因があ...
ふ‐にんじょう【不人情】
[名・形動]人情味に欠けること。思いやりのないこと。また、そのさま。「—な言い方をするな」
ふにんちゅう‐ほうし【不妊虫放飼】
害虫駆除法の一つ。放射線などを利用して、交尾はできるが子孫を残せない個体を大量につくり、野外に放つことで、野生個体...
ふにん‐ちりょう【不妊治療】
避妊していないにもかかわらず2年たっても妊娠しない不妊状態を治療すること。排卵誘発剤やホルモン剤の投与などが一般的。
ふ‐ぬけ【腑抜け】
[名・形動]《はらわたを抜き取られた状態の意から》意気地がないこと。気力がなく、しっかりしていないこと。また、その...
ふね【船/舟】
[名] 1 人や荷物をのせて水上を進む交通機関。ふつう、推進力に動力を用いる大型のものは「船」、手でこぐ小型のもの...
ふ‐ねい【不佞】
[名・形動]才能のないこと。また、そのさま。「—な(の)輩(やから)」 [代]一人称の人代名詞。男性が自分をへりく...
船(ふね)が座(すわ)・る
1 船が水から陸に上げられる。また、座礁する。〈日葡〉 2 その場にいつづける。じっと腰を据えて動かない。「今宵も...
舟(ふね)覆(くつがえ)りて乃(すなわ)ち善(よ)く游(およ)ぐを見(み)る
《「淮南子(えなんじ)」説林訓から》舟がひっくり返って初めて誰が泳ぎの名人かがわかる。平時には気づかなかった人の才...
ふね‐だこ【船蛸】
タコブネの別名。
ふ‐ねっしん【不熱心】
[名・形動]熱心でないこと。熱意に欠けること。また、そのさま。「—な生徒」
ふね‐づり【船釣(り)】
「ふなづり」に同じ。
フネドアラ
ルーマニア中西部の都市。西カルパチア山脈東麓に位置する。ローマ帝国時代に要塞が置かれ、中世に交易・軍事の要地となっ...
フネドアラ‐じょう【フネドアラ城】
《Castelul Hunedoare》⇒コルビン城
舟(ふね)に刻(きざ)みて剣(けん)を求(もと)む
「剣を落として舟を刻む」に同じ。
ふね‐の‐かがくかん【船の科学館】
東京都品川区にある博物館。昭和49年(1974)開館。南極観測船宗谷の展示や、各種イベントを行っている。
舟(ふね)は水(みず)に非(あら)ざれば行(ゆ)かず水(みず)舟(ふね)に入(い)れば則(すなわ)ち没(ぼつ)す
《「孔子家語」六本から》舟は水がなければ進まないが、その水が入ると舟は沈む。君臣の関係も、臣下がなければ君主は立ち...
ふねへうちこむはしまのしらなみ【船打込橋間白浪】
歌舞伎狂言。世話物。3幕。河竹黙阿弥作。慶応2年(1866)江戸守田座初演。人情物の講談に取材した白浪物で、幕末の...
ふね‐へん【舟偏】
漢字の偏の一。「般」「舶」などの「舟」の称。
ふねをあむ【舟を編む】
三浦しをんの長編小説。辞書づくりに取り組む人々を描く群像劇。平成23年(2011)刊行。翌年の第9回本屋大賞にて大...
船(ふね)を漕(こ)・ぐ
《船をこぐようすに似ているところから》座ったまま身体を前後に揺らして居眠りをする。「こっくりこっくり—・ぐ」
ふ‐ねん【不燃】
燃えないこと。また、燃えにくいこと。「—物」
ふ‐ねん【不稔】
「不稔性」に同じ。「稲の高温—が起こる」
ふねん‐か【不燃化】
燃えない、または燃えにくいように処理をほどこすこと。「木材の—技術」
ふねんか‐とっく【不燃化特区】
東京都内で、木造住宅が密集し、火災による危険度が高く、特に改善を図る必要のある地区として都が指定する地区。
ふねん‐ごみ【不燃塵】
清掃工場の焼却炉では燃やせないごみ。破砕して埋め立てる。もえないごみ。
ふねん‐ざいりょう【不燃材料】
建築材料のうち、不燃性能に関して国が定める技術的基準に適合し、国土交通大臣の認定を受けたもの。 [補説]通常の火災...
ふねん‐せい【不燃性】
燃えない、あるいは、燃えにくい性質。
ふねん‐せい【不稔性】
植物が種子を生じない現象。生殖細胞の形成から受精まで、および受精卵が発育して種子となるまでの過程に異常のある場合にいう。
ふねん‐ぶつ【不燃物】
1 不燃性の物質。 2 ごみとして処理される物品のうち、焼却処分しないもの。