ほう‐さつ【芳札】
他人を敬って、その手紙をいう語。芳翰(ほうかん)。
ほうさ‐ぶんこ【蓬左文庫】
尾張徳川家の文庫。名古屋市東区にあり、藩主徳川義直の集書や藩校明倫堂の蔵書などを所蔵。現在、名古屋市が保管。
ほう‐さん【奉賛/奉讃】
[名](スル)社寺などの仕事につつしんで賛助すること。「例祭を—する」
ほう‐さん【宝算】
天子を敬って、その年齢をいう語。聖寿。宝寿。
ほう‐さん【放参】
1 禅寺で、夜の参禅から修行僧を放免すること。 2 夜に看経(かんきん)すること。
ほう‐さん【放散】
[名](スル)《古くは「ほうざん」とも》 1 外側へ広く散らばること。また、広く散らすこと。「痛みが—する」「異臭...
ほう‐さん【硼酸】
硼素のオキソ酸。無色・無臭のうろこ状結晶。水溶液は弱酸性で弱い殺菌力があり、うがい・洗眼などに用いられた。ガラス・...
ほうさん‐えん【硼酸塩】
硼酸イオン(BO33−およびBO45−)の塩の総称。天然、自然ともに、水素結合で連なって縮合したものが多い。
ほう‐さんぎ【法参議】
天平神護2年(766)称徳天皇が道鏡(どうきょう)を法王に任じたとき、山階寺の基真に与えた官職。参議に準じる職。
ほう‐さんしょう【法三章】
《「史記」高祖本紀から》漢の高祖が秦を滅ぼした後、秦の始皇帝の定めた厳しい法律を廃し、殺人・傷害・窃盗だけを罰する...
ほうさん‐だんご【硼酸団子】
米ぬかを練ったものやジャガイモをつぶしたものなどに硼酸(ほうさん)を加えて作った団子。ゴキブリの駆除に用いる。
ほうさん‐ちゅう【放散虫】
肉質綱の原生動物の総称。すべて海産で浮遊生活をし、6億年前から生息。大きさは40マイクロメートルから数ミリで、体は...
ほうさんちゅう‐なんでい【放散虫軟泥】
主に放散虫の遺体が堆積してできた石灰質軟泥。太平洋・インド洋などの深海底に分布。
ほうさん‐なんこう【硼酸軟膏】
白色軟膏に硼酸の粉末を加えて作った白色ないし淡灰黄色の軟膏。やけど・ただれ・皮膚病などに用いたが、硼酸の副作用のた...
ほうさん‐めん【硼酸綿】
硼酸の水溶液をしみこませた綿。傷口の消毒などに用いた。
ほう‐ざ【宝座】
宝物で飾った座。特に、蓮華(れんげ)の花にかたどられた仏・菩薩(ぼさつ)の座。蓮華座。
ほう‐ざ【法座】
1 仏のすわる座。 2 説法をする僧のすわる座。法席。 3 説法を聞く集まりの座。
ほう‐ざ【砲座】
砲を据える台座。
ほう‐ざい【方剤】
薬剤を調合すること。また、その方法や、調合した薬剤。
ほう‐ざい【包材】
《「包装資材」の略》物品を包むための紙や容器など。
ほう‐し【方士】
《「ほうじ」とも》中国古代において、神仙の術を身につけた者。方術の士。道士。
ほう‐し【芳志】
他人を敬って、その親切な心づかいをいう語。芳心。芳情。「御—を賜る」
ほう‐し【芳紙】
他人を敬って、その手紙をいう語。芳翰(ほうかん)。芳札。芳書。
ほう‐し【奉仕】
[名](スル)《古くは「ほうじ」とも》 1 神仏・主君・師などに、つつしんでつかえること。「神に—する」 2 利害...
ほう‐し【奉伺】
[名](スル)目上の人の機嫌をおうかがい申し上げること。
ほう‐し【奉祀/奉祠】
[名](スル)神仏・祖霊などをまつること。「先祖の霊を—する」
ほう‐し【拍子】
《「はくし」の音変化》 1 ひょうし。また、ひょうしをとること。「—たがはず、上手めきたり」〈源・紅葉賀〉 2 「...
ほう‐し【放氏】
不都合なことを行った氏人(うじびと)を、その所属する氏から追放し、氏人としての資格を奪うこと。平安末期から中世にか...
ほう‐し【放恣/放肆】
[名・形動]気ままでしまりのないこと。勝手でだらしのないこと。また、そのさま。「—な日々を送る」「生活が—に流れる」
ほう‐し【放資】
[名](スル)利益を見込んで資本を投じること。投資。「海外未開地の新事業に—する方がもうけが多い」〈河上肇・貧乏物語〉
ほう‐し【法師】
1 仏法によく通じ、人々を導く師となる者。また一般に、僧。出家。ほっし。 2 俗人で僧形をした者。「琵琶(びわ)—...
ほう‐し【法嗣】
師から仏法の奥義を受け継いだ者。禅宗では「はっす」という。
ほう‐し【胞子】
シダ植物・コケ植物・藻類・菌類などに形成され、単独で新個体となりうる細胞。ふつう単細胞で、有性生殖後にできるものや...
ほう‐し【蓬矢】
蓬(よもぎ)で作った矢。邪気を除くまじないとして用いる。
ほう‐し【褒詞】
ほめたたえる言葉。褒辞。
ほう‐し【鋒矢】
兵法で、陣立ての一。足軽を「∧」の形に並べ、その後ろに騎馬武者を「一」の字を縦にした形にそろえ、機をみて足軽が左右...
ほう‐し【放仔】
カニやエビの雌が、孵化(ふか)直後の幼生ゾエアを水中に放つこと。雌は腹部に抱えた卵をそのまま放つのではなく、幼生と...
ほう‐し【放飼】
放し飼いにすること。
ほうし‐うた【法師歌/法師唄】
《もと盲目の法師が作曲し、歌ったところから》地歌・上方歌の異称。
ほうし‐おんせん【法師温泉】
群馬県北西部、利根郡みなかみ町にある温泉。泉質は単純温泉・硫酸塩泉。弘法大師の開湯と伝える。
ほうし‐がえり【法師還り】
僧になった人が再び俗人にかえること。還俗(げんぞく)。「—と人や見るらん」〈犬筑波集・春〉
ほうし‐がく【法史学】
過去の法制度、慣行および法観念、法思想などを研究する学問。法制史学。
ほうしがはは【法師ヶ母】
狂言。亭主が酒に酔った勢いで女房を離縁するが、女房は実家へ帰る途中に、「法師(子供)が母恋しや」と狂乱の体の夫と会...
ほう‐しき【方式】
ある一定のやり方。定まった形式・手続き。「入札の—を決める」「所定の—に従う」「仮名漢字変換—」
ほう‐しき【法式】
儀式・礼儀などのきまり。作法。「—にかなった茶会」
ほうし‐しょくぶつ【胞子植物】
⇒隠花植物
ほうし‐じょう【放飼場】
屋外で動物を放し飼いにする場所。動物園でいう。
ほうし‐ぜみ【法師蝉】
ツクツクボウシの別名。《季 秋》
ほうし‐たい【胞子体】
世代交代を行う植物で、胞子をつくる無性世代の個体。造胞体。→配偶体
ほうし‐ちゅう【胞子虫】
胞子虫綱の原生動物の総称。寄生性で、栄養は体表を通して宿主から摂取。分裂による無性生殖のほか、有性生殖も行って新宿...