まか【摩訶】
《(梵)mahāの音写。大・多・勝の意》仏語。優れていること。大きいこと。偉大なこと。他の語や人名の上に付いて美称...
ま‐かい【真櫂】
船の両舷にそろった櫂。また一説に、櫂の美称。「布勢(ふせ)の海に小舟(をぶね)つら並(な)め—掛けい漕ぎ巡れば」〈...
ま‐かい【魔界】
悪魔のいる世界。
マカイ
オーストラリア、クイーンズランド州東部の港湾都市。パイオニア川沿いに位置する。周辺ではサトウキビの栽培が盛んで、粗...
ま‐かいぞう【魔改造】
俗に、フィギュアや自動車などに、機能性を求めるのでなく、無意味・悪趣味とも思える改造を加えること。
まかいてんしょう【魔界転生】
山田風太郎の小説。魔界の力でよみがえった天草四郎に立ち向かう柳生十兵衛の戦いを描くアクションファンタジー。昭和39...
マカエラス
ヨルダン西部の村ムカーウィルにある城塞跡。村の西側の丘の上に位置し、紀元前1世紀にユダヤのヘロデ王が建造。サロメが...
まか‐えん【摩訶衍】
《(梵)mahāyānaの音写》「大乗(だいじょう)1」に同じ。
マカオ
中国広東省の南部にある特別行政区。珠江河口西岸のマカオ半島とタイパ島・コロアン島からなる。古く日本では阿媽港(あま...
まか‐かしょう【摩訶迦葉】
《(梵)Mahā-Kāśyapaの音写》迦葉の尊称。大迦葉。
まか‐から【摩訶迦羅】
《(梵)Mahākālaの音写》大黒天。
マカク
オナガザル科マカク属のサルの総称。ニホンザル・アカゲザル・カニクイザルなど。
マカグア‐ダム
ベネズエラ東部の都市プエルトオルダスにあるダム。オリノコ川との合流点に近いカロニ川に架かる。オリノコ製鉄所への電力...
ま‐かげ【目陰/目蔭】
1 遠くを見るとき、光線を遮るために、手を額(ひたい)にかざすこと。「鼬(いたち)の…、—なんどして」〈盛衰記・一...
ま‐かごや【真鹿児矢】
古代の矢の名。一説に狩猟用の矢で、シカ・イノシシなどを射るのに用いたという。「はじ弓を手握(たにぎ)り持たし—を手...
ま‐かごゆみ【真鹿児弓】
古代の弓の名。「真鹿児矢(まかごや)」を射るのに用いたという。「天の—、天のはは矢を天の若日子に賜ひて」〈記・上〉
まかしかん【摩訶止観】
中国、隋代の仏教書。10巻。智顗(ちぎ)の教説を弟子の灌頂(かんじょう)が筆録。594年成立。天台三大部の一。天台...
まかしょ
江戸時代、白頭巾(ずきん)に白衣を着け、寒参りの代行をするといって江戸市中を巡り歩いた願人(がんにん)坊主。子供に...
ま‐かじ【真楫】
左右にそろった艪(ろ)。一説に、艪の美称。「桜皮(かには)巻き作れる舟に—貫き」〈万・九四二〉
ま‐かじき【真梶木/真旗魚】
スズキ目マカジキ科の海水魚。全長約3メートル。体は側扁し、黒紫青色の地に青色の横帯が十数本走る。太平洋の温帯から亜...
真楫(まかじ)繁貫(しじぬ)・く
船に左右そろった櫂(かい)をたくさん取り付ける。「大船に—・き海原を漕ぎ出て渡る月人をとこ」〈万・三六一一〉
まか・す【任す/委す】
[動サ五(四)]「任せる」に同じ。「この仕事は君に—・す」 [動サ下二]「まかせる」の文語形。
まか・す【負かす】
[動サ五(四)]勝負などで相手を負けさせる。「ライバルを—・す」 [可能]まかせる
まか・す【引す/漑す】
[動サ下二]田や池などに水を引く。「春日野より流れ出でたる水を寺の内に—・せ入れて」〈今昔・一二・二一〉
ま‐かず【間数】
部屋の数。室数。
まか・ず【罷出】
[動ダ下二]《「まかりいず」の音変化》 1 貴人の所や貴所から退出する。⇔参る。「藤壺の宮、なやみ給ふことありて—...
まかせ【任せ】
[語素]名詞の下に付いて、そのものに任せきりであることを表す。「力—」「人—」
まか・せる【任せる/委せる】
[動サ下一][文]まか・す[サ下二] 1 仕事などを他にゆだね、その自由にさせる。「経営を—・せる」 2 相手の好...
ま‐かぜ【魔風】
悪魔が吹かせ、人を誘う風。
まかぜこいかぜ【魔風恋風】
小杉天外の小説。明治36年(1903)発表。女学生萩原初野と友人の婚約者夏本東吾をめぐる悲恋を中心に、当時の男女学...
まか‐たち【侍女/侍婢】
《「まかだち」とも》貴人に付き従う女。腰元。「豊玉毘売(とよたまびめ)の—」〈記・上〉
マカデミア‐ナッツ
オーストラリア原産のヤマモガシ科の植物の一種からとれる種子。脂肪が多く、煎(い)って菓子などに使う。マカダミアナッツ。
マカッサル
インドネシア中部、スラウェシ島南西部の港湾都市。南スラウェシ州の州都。マカッサル海峡に面し、古くから香料貿易の基地...
マカッサル‐かいきょう【マカッサル海峡】
インドネシアのカリマンタン(ボルネオ)島とスラウェシ島との間の海峡。生物分布の境界線のウォーレス線が通る。
ま‐か・つ【目勝つ】
[動タ四]気おくれせずにらみつけて圧倒する。「八十万(やそよろづ)の神(かみたち)あり。みな—・ちて相問ふことを得...
まかつ‐きゅう【磨羯宮】
黄道十二宮の第10宮。山羊(やぎ)座に相当したが、歳差により春分点が移動したため、現在は大部分が射手(いて)座の中...
マカテア‐とう【マカテア島】
《Makatea》南太平洋、フランス領ポリネシア、トゥアモトゥ諸島に属する島。タヒチ島の北東約230キロメートルに...
マカティ
フィリピンの大マニラ首都圏を構成する都市の一つ。首都マニラの南東に位置する。高層ビルが立ち並ぶ副都心であり、同国の...
マカティ‐コマーシャルセンター
フィリピンの都市マカティにある複合商業施設アヤラセンターの旧称。
マカディカディパン‐こくりつこうえん【マカディカディパン国立公園】
《Makgadikgadi Pan National Park》ボツワナ中北部の低地マカディカディパンにある国立公...
まかで‐おんじょう【退出音声/罷出音声】
雅楽で、楽人・舞人が退出するときに演奏される音楽。舞楽の会では「長慶子(ちょうげいし)」が演奏される。⇔参入(まい...
ま‐かな【真鉋】
鉋(かんな)の美称。
まかない【賄い】
1 食事や宴の用意をすること。また、下宿・寮などで作って出す食事や、それを作る役目の人。「寮の—」 2 料理人が自...
まかない‐かた【賄い方】
1 食事の用意をする人。 2 江戸幕府の職名。江戸城内の台所へ食料品を供給する役。
まかない‐ぎんみやく【賄吟味役】
江戸幕府の職名。賄方から出す一切の食料品を検査する役。
まかない‐つき【賄い付き】
下宿・寮などで、食事も付いていること。「—の下宿」
まかない‐りょうり【賄い料理】
飲食店で、従業員の食事のために、あり合わせの材料で作る料理。まかない。
まかな・う【賄う】
[動ワ五(ハ四)] 1 費用・人手などを用意する。ととのえる。「寄付で費用を—・う」 2 食事をととのえて出す。「...
ま‐かな・し【真愛し/真悲し】
[形シク]たいへんいとしい。いじらしい。「うちひさす宮に行く児(こ)を—・しみ留むれば苦しやればすべなし」〈万・五三二〉
まかな‐もち【真鉋持ち】
[枕]鉋(かんな)で弓を削る意から、地名の「弓削(ゆげ)」にかかる。「—弓削の川原の埋れ木の顕はるましじきことにあ...