まき‐ずし【巻き鮨】
海苔(のり)や薄焼き玉子、板状にしたとろろ昆布で、具を芯にして鮨飯を巻いたもの。細巻き・太巻きや伊達(だて)巻き・...
まき‐ずるめ【巻き鯣】
巻いて輪切りにしたするめ。婚礼のときなどに、酒のさかなとして形式的に出す祝儀物。
まき‐せん【巻(き)線/捲き線】
コイルのこと。
まき‐せん【蒔き銭/撒き銭】
1 神詣(かみもう)での際、特に伊勢神宮の参拝者が諸宮を巡拝する際に、蒔(ま)き米の代わりにまいて手向ける銭。多く...
まき‐そで【巻袖】
和服の袖形の一。広袖の袖口を残し、下部を三角に折って仕立てたもの。仕事着・はんてんなどに用いる。三角袖。捻(ね)じ袖。
まき‐ぞい【巻(き)添い】
「まきぞえ(巻き添え)」の音変化。
まき‐ぞえ【巻(き)添え】
1 他人の起こした事件に引き込まれて損害をこうむること。掛かり合い。ひきあい。そばづえ。「—を食う」「隣の火事の—...
まき‐ぞめ【巻(き)染(め)】
絞り染めの一。絹または布を巻き、その上を細いひもで固く巻いて染色し、ひもで巻いた部分を白く残した染め方。
ま‐きた【真北】
正しく北にあたる方角。正北。
真木(まき)立(た)つ山(やま)
杉・檜などが生い茂っている山。「さびしさはその色としもなかりけり—の秋の夕暮」〈新古今・秋上〉
まき‐タバコ【巻(き)タバコ】
巻き固めて細い棒の形にしたタバコ。紙巻と葉巻がある。
まき‐だる【巻き樽】
酒樽の一。蕨縄(わらびなわ)で巻いたもので、進物用とする。
まき‐ちら・す【撒き散らす】
[動サ五(四)]あたり一面に広がるようにまく。また、あちらこちらに広める。「悪臭を—・す」「うわさを—・す」
まき‐つ・く【巻(き)付く】
[動カ五(四)]他の物のまわりに絡んでつく。ぐるぐる巻いてつく。「ヘチマのつるが支柱に—・く」「綱がスクリューに—...
まき‐つけ【蒔き付け】
作物の種をまくこと。
まき‐つ・ける【巻(き)付ける】
[動カ下一][文]まきつ・く[カ下二]他の物のまわりに絡んでつくようにする。ぐるぐる巻いてつける。「ロープをからだ...
まき‐つ・ける【蒔き付ける】
[動カ下一][文]まきつ・く[カ下二]作物の種をまく。「麦を—・ける」
まき‐づめ【巻(き)爪】
爪の両端が丸まって皮膚に食い込んだもの。多くは足の親指にでき、細菌が入り化膿(かのう)して痛んだり、水虫にかかった...
まき‐と【巻斗】
肘木(ひじき)の上に用いる小さい斗(ます)。上の肘木や桁(けた)などを一方向のみ支えるもの。
まき‐とり【巻(き)取り】
1 巻き取ること。 2 「巻き取り紙」の略。
まきとり‐がみ【巻(き)取り紙】
抄紙機から帯状に出てくる紙を一定量巻き取ったもの。新聞・雑誌など大量の印刷に使う。まきとりし。
まき‐と・る【巻(き)取る】
[動ラ五(四)]巻いて別のものに移し取る。「たこ糸を木片へ—・る」
まき‐どう【満奇洞】
岡山県中西部、カルスト台地の阿哲台にある鍾乳洞。洞口の高さ4メートル、幅1.5メートル、洞内の総延長約450メート...
まき‐なおし【蒔き直し】
1 種をもう一度まくこと。 2 物事を初めからやり直すこと。「新規—」
マキナック‐とう【マキナック島】
《Mackinac Island》⇒マキノー島
まき・ぬ【纏き寝/枕き寝】
[動ナ下二]互いに手を枕にして寝る。共寝する。「現(うつつ)には更にもえ言はず夢にだに妹がたもとを—・ぬとし見ば」...
まきの【牧野】
姓氏の一。 [補説]「牧野」姓の人物牧野英一(まきのえいいち)牧野茂(まきのしげる)牧野省三(まきのしょうぞう)牧...
まきの‐えいいち【牧野英一】
[1878〜1970]刑法学者。岐阜の生まれ。主観主義的な刑法理論を展開、応報刑主義を批判して教育刑主義を唱えた。...
まきのお【槙尾】
京都市右京区北部の地名。清滝川に沿う紅葉の名所で、高尾(高雄)・栂尾(とがのお)とともに三尾(さんび)とよばれる。...
まきの‐しげる【牧野茂】
[1928〜1984]プロ野球選手・コーチ。香川の生まれ。昭和27年(1952)名古屋軍(中日の前身)に入団。選手...
まきの‐しょうぞう【牧野省三】
[1878〜1929]映画監督・製作者。京都の生まれ。尾上松之助主演の時代劇映画で成功したのち、マキノ映画製作所を設立。
まきの‐しんいち【牧野信一】
[1896〜1936]小説家。神奈川の生まれ。私小説「父を売る子」で登場。のち、幻想的作風に転じた。他に「ゼーロン...
まきの‐しんけん【牧野伸顕】
⇒まきののぶあき(牧野伸顕)
まき‐の‐つまで【真木の嬬手】
杉・ヒノキなど、良質の建材となる角材。「泉の川に持ち越せる—を百(もも)足らず筏(いかだ)に作り」〈万・五〇〉
まきの‐とみたろう【牧野富太郎】
[1862〜1957]植物分類学者。高知の生まれ。小学校中退、独学で植物学を研究。日本各地の植物を採集して歩き、多...
まきの‐なおたか【牧野直隆】
[1910〜2006]野球選手・高野連会長。鹿児島の生まれ。慶大野球部で主将を務め、卒業後、都市対抗野球でも活躍。...
まきの‐のぶあき【牧野伸顕】
[1861〜1949]政治家。鹿児島の生まれ。名は「しんけん」とも。大久保利通の次男。文相・外相・内大臣などを歴任...
まき‐の‐はら【牧ノ原】
静岡県中南部、大井川下流西岸の台地。明治初期の士族の入植以来、茶の産地。
まきのはら【牧之原】
静岡県中西部にある市。駿河湾に臨み、西部の牧之原台地からの斜面で茶栽培が盛ん。平成17年(2005)10月に相良町...
まきのはら‐し【牧之原市】
⇒牧之原
まきのはら‐だいち【牧ノ原台地】
⇒牧ノ原
まきの‐まさひろ【マキノ雅広】
[1908〜1993]映画監督。京都の生まれ。本名、牧野正唯(まさただ)。日本映画の父といわれる牧野省三の長男。幼...
マキノー‐とう【マキノー島】
《Mackinac Island》米国ミシガン州、ヒューロン湖のマキノー水道にある島。五大湖における毛皮交易の拠点...
まき‐はしょり【巻き端折り】
《「まきばしょり」とも》着物の裾をまくり上げてはしょること。また、そのかっこう。「—で強勢(がうせい)に尻(けつ)...
まき‐ばた【牧畑】
《「まきはた」とも》区画を分けて耕作と放牧とを交互にする畑。地力を維持でき、ふつう4年周期の輪作を行う。
まきはた‐やま【巻機山】
新潟県南魚沼市と群馬県利根郡みなかみ町の境にある山。標高1967メートル。古くから機(はた)織りの神をまつる山とし...
まき‐はだ【槙肌】
⇒まいはだ
まき‐ば【牧場】
牛・馬・羊などの家畜を放し飼いにする場所。まき。ぼくじょう。
まき‐ば【巻(き)葉】
芭蕉(ばしょう)・蓮(はす)などの生えたばかりの葉の、まだ開かずに巻いているもの。
まき‐ばい【蒔き灰】
茶の湯で、炭点前の際に炉中の灰や炭の上にまく灰。灰を番茶で湿したもの。