よししげ‐の‐やすたね【慶滋保胤】
[?〜1002]平安中期の文人。本姓、賀茂。字(あざな)は茂能。法名、寂心。菅原文時に師事、漢詩文にすぐれ、源順(...
よし‐しょうじ【葦障子/葭障子】
「葦戸(よしど)」に同じ。
よし‐すだれ【葦簾/葭簾】
ヨシの茎を編んで作ったすだれ。よしず。《季 夏》
よし‐ず【葦簀/葭簀】
ヨシの茎を編んで作った簀(す)。よしすだれ。人目や日ざしをさえぎるのに使う。《季 夏》「影となりて茶屋の—の中にを...
よしず‐ばり【葦簀張り】
よしずで囲うこと。また、よしずで囲った小屋や店。「—の茶店」
よしずみ‐こさぶろう【吉住小三郎】
長唄唄方。 (初世)[1699〜1753]摂津の人。唄浄瑠璃を得意とし、名人とうたわれた。 (4世)[1876〜1...
よし‐たけ【葦竹/葭竹】
ダンチクの別名。
よしたけ‐てるこ【吉武輝子】
[1931〜2012]ノンフィクション作家・評論家。兵庫の生まれ。本姓、宮子。映画の宣伝プロデューサーを経て文筆活...
よしだ【吉田】
愛知県豊橋市の旧称。江戸時代の東海道五十三次の宿駅。→豊橋
よしだ【吉田】
姓氏の一。 [補説]「吉田」姓の人物吉田秋生(よしだあきみ)吉田五十八(よしだいそや)吉田一穂(よしだいっすい)吉...
よしだ‐あきみ【吉田秋生】
[1956〜 ]漫画家。東京の生まれ。骨太の筆致や緻密なストーリー展開などで少女漫画に新風を吹き込み、幅広い読者の...
よしだ‐いそや【吉田五十八】
[1894〜1974]建築家。東京の生まれ。東京芸大教授。数寄屋(すきや)建築を現代化した独自の様式を確立し、五島...
よしだ‐いっすい【吉田一穂】
[1898〜1973]詩人。北海道の生まれ。本名、由雄。短歌から詩に転じ、第一詩集「海の聖母」で認められた。他に「...
よしだ‐えいざ【吉田栄三】
[1872〜1945]文楽人形遣い。初世。大阪の生まれ。昭和2年(1927)より文楽座の人形座頭(ざがしら)。初め...
よしだ‐おいかぜ【吉田追風】
相撲の家元吉田司家(つかさけ)当主の世襲名。
よしだ‐かねとも【吉田兼倶】
[1435〜1511]室町中期の神道家。本姓、卜部(うらべ)。京都吉田神社の神官。唯一神道(吉田神道)を創始。足利...
よしだ‐がっこう【吉田学校】
吉田茂の薫陶を受けた政界の一派。第二次大戦後、元外交官の吉田は政界に転じるにあたって、多くの元官僚などを自由党から...
よしだ‐がわ【吉田川】
宮城県中部を流れる川。舟形連峰の北泉ヶ岳に源を発し、石巻湾に注ぐ鳴瀬川に合流する。
よしだ‐きじゅう【吉田喜重】
⇒よしだよししげ(吉田喜重)
よしだ‐けんいち【吉田健一】
[1912〜1977]評論家・英文学者・小説家。東京の生まれ。吉田茂の長男。評論のほか、短編・随筆も発表。著「文学...
よしだ‐けんこう【吉田兼好】
⇒兼好(けんこう)
よしだ‐げんじろう【吉田絃二郎】
[1886〜1956]小説家・劇作家・随筆家。佐賀の生まれ。本名、源次郎。自然や人生に寄せる愛惜と悲哀の情を語りか...
よしだ‐さおり【吉田沙保里】
[1982〜 ]レスリング選手。三重の生まれ。アテネ・北京・ロンドンと、オリンピックで3大会連続の金メダルを獲得。...
よしだ‐さだふさ【吉田定房】
[1274〜1338]鎌倉後期・南北朝時代の公卿。後宇多天皇・後醍醐天皇の信任が厚く、また、幕府とも親しく、元弘の...
よしだ‐しげる【吉田茂】
[1878〜1967]外交官・政治家。東京の生まれ。奉天総領事・駐英大使などを歴任。戦後、外相を経て自由党総裁とな...
よしだ‐しゅういち【吉田修一】
[1968〜 ]小説家。長崎の生まれ。法政大学卒業後、アルバイト生活を経て創作の道に入る。「パーク・ライフ」で芥川...
よしだ‐しょういん【吉田松陰】
[1830〜1859]幕末の思想家・尊王論者。長州藩士。名は矩方(のりかた)。通称、寅次郎。欧米遊学を志し、ペリー...
よしだしょういんのこい【吉田松陰の恋】
⇒野山獄相聞抄
よしだ‐しょかん【吉田書簡】
昭和27年(1952)に吉田茂首相がロバート=マーフィー駐日大使に送った機密文書。日本に駐留する国連軍の軍人・軍属...
よしだ‐しんとう【吉田神道】
室町末期、吉田兼倶(よしだかねとも)が大成した神道の一派。儒・仏・道三教を枝・葉・花実とし、日本古来の随神(かんな...
よしだ‐じんじゃ【吉田神社】
京都市左京区にある神社。祭神は健御賀豆知命(たけみかつちのみこと)ほか三神。貞観年間(859〜877)に奈良春日大...
よしだ‐せいいち【吉田精一】
[1908〜1984]国文学者。東京の生まれ。東京教育大・東大教授。日本近代文学研究に新しい実証主義的方法を樹立。...
よしだ‐ただし【吉田正】
[1921〜1998]作曲家。茨城の生まれ。フランク永井、橋幸夫、松尾和子ら多くの歌手を育て、「有楽町で逢いましょ...
よしだ‐たつお【吉田竜夫】
[1932〜1977]漫画家・アニメーション作家。京都の生まれ。本名、龍夫(たつお)。少年向けの漫画を手がけたのち...
よしだ‐つかさけ【吉田司家】
相撲行司の家元。江戸時代、15世追風(おいかぜ)が細川家に仕えて相撲司家となって以来、熊本にあって全国の力士・行司...
よしだ‐とうご【吉田東伍】
[1864〜1918]歴史地理学者。新潟の生まれ。独学で歴史学者となり、のち早大教授。著「大日本地名辞書」「倒叙日...
よしだ‐とうよう【吉田東洋】
[1816〜1862]幕末の土佐藩士。藩主山内豊信に登用され藩政改革に努めたが、保守派・尊攘派に暗殺された。
よしだ‐とみぞう【吉田富三】
[1903〜1973]病理学者。福島の生まれ。東北大・東大教授。ネズミに肝臓癌(がん)を発生させる実験に成功。さら...
よしだ‐ともこ【吉田知子】
[1934〜 ]小説家。静岡の生まれ。本姓、吉良(きら)。「無明長夜」で芥川賞受賞。他に「満洲は知らない」「箱の夫...
よしだ‐ドクトリン【吉田ドクトリン】
安全保障の確保を米国に依存することで軽武装を維持しながら、経済の復興・発展を最優先させることによって、国際的地位の...
よしだ‐ならまる【吉田奈良丸】
[?〜1967]浪曲師。2世。奈良の生まれ。優美な節調が評判をよび、「奈良丸くずし」という歌謡まで流行。明治から大...
よしだ‐にくしゅ【吉田肉腫】
シロネズミの腹水腫瘍(しゅよう)の一種。腫瘍細胞が腹水中で個々に遊離した状態で増殖し、他の個体に移殖が可能。累代移...
よしだ‐の‐ひまつり【吉田の火祭】
山梨県富士吉田市の浅間神社と諏訪(すわ)神社で、8月26・27日に行われる祭礼。富士山をかたどった御影(みかげ)と...
よしだ‐は【吉田派】
吉田学校とも称される、吉田茂の薫陶を受けた政治家の一派。自由党を構成したメンバーで、保守合同で成立した自由民主党で...
よしだ‐ひでかず【吉田秀和】
[1913〜2012]音楽評論家・随筆家。東京の生まれ。内務省・文部省などを経て音楽評論家に。ラジオパーソナリティ...
よしだ‐ぶんごろう【吉田文五郎】
[1869〜1962]文楽人形遣い。3世。大阪の生まれ。本名、河村巳之助。女方遣いの名手。昭和31年(1956)難...
よしだ‐まさお【吉田正男】
[1914〜1996]野球選手・評論家。愛知の生まれ。高校野球では中京商業のエースとして甲子園で3連覇。明大では外...
よしだ‐みつよし【吉田光由】
[1598〜1673]江戸前期の数学家。京都の人。幼名、与七。通称、七兵衛。出家して久庵。毛利重能・角倉素庵に学び...
よしだや【吉田屋】
浄瑠璃「夕霧阿波鳴渡(ゆうぎりあわのなると)」の上の巻。また、それを改作した「廓文章(くるわぶんしょう)」の通称。
よしだ‐やま【吉田山】
京都市左京区南部にある丘。標高103メートル。西麓に吉田神社がある。神楽岡。