何時(いつ)とはなしに
いつのことかわからないうちに。いつのまにか。「—二人は親しくなった」
いつとものお‐の‐かみ【五伴緒神/五部神】
日本神話で、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の降臨に従った五神。天児屋命(あまのこやねのみこと)・太玉命(ふとだまのみこ...
いつとも‐の‐ふみ【五部書】
1 5種の書物を合わせてひと組としたもの。 2 五経(ごきょう)のこと。
何時(いつ)とも分(わ)か◦ず
いつとも限らず。いつでも。「いそふりの寄する磯には年月を—◦ぬ雪のみぞふる」〈土佐〉
いつ‐なんどき【何時何時】
[副]「いつ」を強めた語。「—事故に遭うかわからない」
いつ‐に【一に】
[副] 1 ほかではなく、もっぱらそれによるさま。ひとえに。全く。「この成功は—努力のたまものだ」 2 ひとつには...
何時(いつ)にな・い
いつもと違っている。ふだんのようではない。「こんなに早く来るのは—・いことだ」
いつ‐にゅう【溢乳】
乳児が授乳後に乳を少量口から出すこと。胃の筋肉がまだ弱いため、飲みすぎると逆流するもので、病気ではない。→吐乳(と...
いつねん【逸然】
[1601?〜1668]中国、明(みん)の黄檗(おうばく)宗僧侶。浙江(せっこう)の人。1644年に来日し、長崎興...
いつ‐ねんごう【逸年号】
本来は実在した公年号で、正史に逸せられた年号。「白鳳」「朱雀」など。異年号。
いつのことわき【稜威言別】
記紀歌謡の注釈書。10巻・目安1巻。橘守部(たちばなもりべ)著。嘉永3年〜明治27年(1850〜1894)刊。記紀...
いつのちわき【稜威道別】
日本書紀の注釈書。12巻。橘守部(たちばなもりべ)著。天保15年(1844)成立。神武紀までを注釈。
いつの‐ぶとん【五幅布団】
表裏とも並幅の布を5枚縫い合わせて仕立てた布団。五布(いつぬの)布団。
何時(いつ)の程(ほど)にか
いつのまにか。また、いつごろか。「出でぬる人も、—と見えて」〈枕・三六〉
何時(いつ)の間(ま)に
(下を疑問の形にして)いつ。いつかわからないうちに。「—仕上げたのだろう」
何時(いつ)の間(ま)にか
わからないうちにある状態になるさま。いつとはなしに。「火は—消えていた」
ラビン
[1922〜1995]イスラエルの政治家、第6代、11代首相。在任1974〜1977、1992〜1995。イスラエ...
いつ‐び【溢美】
褒めすぎること。過賞。「決して—の言ではない」
い‐つぶ・す【鋳潰す】
[動サ五(四)]金属製の器物を溶かし、地金(じがね)に戻す。いくずす。「梵鐘を—・して大小の銃砲を製造すべき」〈条...
いつ‐ぶつ【逸物】
「いちもつ(逸物)」に同じ。
いつ‐ぶん【逸文】
1 世間に知られていない文章。 2 他の書物などに一部が引用されているだけで、完全な形では伝わっていない文章。「風...
いつ‐ぶん【逸聞】
世間にあまり知られていない、興味ある話。
いつ‐ぼう【鷸蚌】
シギとハマグリ。また、シギとドブガイ。
鷸蚌(いつぼう)の争(あらそ)い
《争っているシギとハマグリを一度に漁師がつかまえたという「戦国策」燕策の故事から》両者が争っている間に、第三者に利...
いつ‐まで【何時迄】
[副]いつの時まで。どの時まで。「—泣いているのだ」「—待てばいいのか」
いつまで‐ぐさ【何時迄草/常春藤】
1 キヅタのこと。「—は、またはかなくあはれなり」〈枕・六六〉 2 マンネングサの別名。
いつまで‐も【何時迄も】
[副] 1 ある事柄が終わるときの限度がないさま。末長く。「—お幸せに」 2 どこまでも。あくまでも。「—辞退仕り...
何時迄(いつまで)もあると思(おも)うな親(おや)と金(かね)
親はいつまでも面倒をみてはくれないし、金も使えばなくなってしまう。自立と倹約を心がけるべきだという戒め。
いつ‐みん【逸民/佚民】
1 俗世間をのがれて、隠れ住んでいる人。 2 官に仕えず、気楽な生活を楽しむ人。「太平の—」 [補説]書名別項。→逸民
いつみん【逸民】
小川国夫の短編小説。昭和61年(1986)発表。同年、第13回川端康成文学賞受賞。
いつ‐も【何時も】
[名]普通の場合。ふだん。平生。「—は歩いて通学している」「—のとおり」 [副]いつと限定しないさま。どんな場合で...
いつも‐ごと【何時も事】
いつもあること。いつものこと。「—なり、親ながら、おまんもあまりこたへかね」〈浄・薩摩歌〉
いつも‐しょうがつ【何時も正月】
年中楽しく暮らすさま。いつも気楽なことをいうさま。「—の道安といへる按摩取(あんまとり)」〈西鶴置土産・四〉
いつ‐もじ【五文字】
1 五つの文字。ごもじ。 2 和歌や俳句の最初の5音。初句。
何時(いつ)もながら
常と変わらないさま。いつものことではあるが。「—元気だね」「—の親切」
さるのおうさまをめざめさせるためのファンファーレ【猿の王様を目覚めさせるためのファンファーレ】
《原題、(フランス)Sonnerie pour réveiller le bon gros roi des sin...
いつ‐や【乙夜】
五夜(ごや)の一。およそ今の午後9時ないし10時から2時間をいう。亥(い)の刻。二更(にこう)。おつや。
いつや‐の‐らん【乙夜の覧】
《昔、中国で、天子は昼間政務で忙しいので乙夜になってから読書をしたところから》天子の読書。乙覧(いつらん)。
いつ‐ゆう【逸遊/佚遊】
気ままに好きなことをして日を過ごすこと。
いつ‐らく【逸楽/佚楽】
気ままに遊び楽しむこと。「—にふける」
いつ‐りゅう【溢流】
[名](スル)あふれ流れること。「堤を決して—した」
いつりゅうせい‐にょうしっきん【溢流性尿失禁】
膀胱(ぼうこう)に大量の尿がたまって尿道からあふれ出てしまう状態。前立腺肥大症などが原因で起こる。→尿失禁
いつりゅう‐てい【溢流堤】
⇒越流堤(えつりゅうてい)
いつりゅう‐ひょうが【溢流氷河】
氷床や氷帽から流れ出る氷河。ふつう山地などで堰(せ)き止めきれず、谷氷河となったものをさす。
いつ‐わ【逸話】
その人についての、あまり知られていない興味深い話。エピソード。「—の多い人物」
いつわり【偽り/詐り】
いつわること。事実でないこと。うそ。「—の愛」 →嘘(うそ)[用法]
いつわり‐ごと【偽り言】
いつわりの言葉。つくりごと。うそ。
いつわり‐もの【偽り者】
うそをつく人。いつわりびと。「わらはを—にせうと云ふ事か」〈虎明狂・塗師〉
いつわ・る【偽る/詐る】
[動ラ五(四)] 1 事実や自分の本心を隠し、真実を曲げて言ったり、したりする。「身分を—・る」「病気と—・る」 ...