いわふじ【岩藤】
浄瑠璃「加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)」に登場する敵役の女性。 文楽人形の首(かしら)の一。など高...
いわ‐ふね【岩船/磐船】
高天原から下界に下りるときに神が乗るという堅固な船。「天探女(あまのさぐめ)が—の泊(は)てし高津は」〈万・二九二...
いわふね【岩船】
謡曲。脇能物。勅使が高麗唐土の宝を求めて摂津国住吉の浦に下り、天探女(あまのさぐめ)と竜神から貢ぎ物を受ける。
いわふね‐の‐さく【磐舟柵】
大化4年(648)、蝦夷(えぞ)に備えて越後国に設けられた城柵。大和朝廷の北方進出の根拠地。現在の新潟県村上市岩船...
いわ‐ぶくろ【岩袋】
オオバコ科の多年草。本州以北の高山に分布。高さ約10センチ。夏、淡紅紫色で先が五つに裂けた袋状の花が開く。北海道の...
いわぶち‐えつたろう【岩淵悦太郎】
[1905〜1978]国語学者。福島の生まれ。国立国語研究所所長、国語学会代表理事、国語審議会委員などを務め、当用...
いわ‐ぶろ【岩風呂】
岩で囲まれたくぼみを湯船にした温泉。また、岩で囲った風呂。
いわ‐べんけい【岩弁慶】
ベンケイソウ科の多年草。本州中部から北の高山や北海道の海岸に自生。高さ約30センチ。葉は白みがかり、多肉で、多数重...
いわ‐ま【岩間】
岩と岩との間。
いわま‐かんのん【岩間観音】
岡山県久米郡美咲町にある本山寺の通称。山号は岩間山。役(えん)の行者(ぎょうじゃ)ゆかりの地に頼観が大宝元年(70...
いわ‐まつ【岩松】
イワヒバの別名。
いわま‐でら【岩間寺】
滋賀県大津市にある真言宗醍醐派の正法寺の通称。山号は岩間山。養老年間(717〜724)に泰澄(たいちょう)が創建。...
いわみ【石見】
旧国名の一。現在の島根県西部にあたる。石州。
いわみ‐かいひんこうえん【石見海浜公園】
⇒島根県立石見海浜公園
いわみ‐がた【石見潟】
島根県江津市から浜田市にかけての海岸。[歌枕]「つらけれど人には言はず—うらみぞ深き心一つに」〈拾遺・恋五〉
いわみ‐ぎん【石見銀】
江戸時代、石見銀山で運上銀として鋳造していたふぞろいの灰吹き銀。
いわみ‐ぎんざん【石見銀山】
島根県大田(おおだ)市大森にあった銀山。戦国時代に開発され、江戸時代には幕府の直轄領となる。明治以降は銅も産出。大...
いわみ‐くうこう【石見空港】
島根県益田市にある空港。地方管理空港の一。平成5年(1993)開港。愛称、萩石見空港。
いわみ‐こうげん【石見高原】
島根県中西部に広がる高原。中国山地西部の脊梁(せきりょう)北側に位置する。標高300〜500メートル。江(ごう)川...
いわみざわ【岩見沢】
北海道石狩平野東部の市。空知総合振興局所在地。札幌市のベッドタウン化が進む。平成18年(2006)3月、北村・栗沢...
いわみざわ‐し【岩見沢市】
⇒岩見沢
いわみ‐じゅうたろう【岩見重太郎】
安土桃山時代の伝説的剣豪。初めは小早川家に、のち秀吉に仕え、薄田隼人(すすきだはやと)と名のり、大坂夏の陣で討ち死...
いわみ‐の‐くに【石見国】
⇒石見
いわ‐むし【岩虫】
イソメ科の環形動物。海岸の岩の割れ目や砂泥中にすむ。体長約30センチ、赤褐色。体の前部は丸く、後部はしだいに扁平に...
いわ‐むら【岩群】
岩の群れ。岩や石がごろごろしている所。「河上(かはのへ)のゆつ—に草生(む)さず常にもがもな常娘子(とこをとめ)に...
いわ‐むろ【岩室/石室】
「岩屋」に同じ。
いわもと‐よしはる【巌本善治】
[1863〜1942]教育者。兵庫の生まれ。キリスト教の精神に基づいて女子教育に尽力。日本最初の婦人雑誌「女学雑誌...
いわもと‐よしゆき【岩本義行】
[1912〜2008]プロ野球選手・監督。広島の生まれ。明大卒業後、実業団を経て昭和15年(1940)南海(福岡ソ...
いわ‐もの【岩物】
「岩絵の具」に同じ。
いわ‐や【岩屋/石屋/窟】
岩壁に自然にできた洞穴。また、岩に横穴を掘って住居としたもの。いわむろ。
いわや【巌谷】
姓氏の一。 [補説]「巌谷」姓の人物巌谷一六(いわやいちろく)巌谷小波(いわやさざなみ)
いわや‐いちろく【巌谷一六】
[1834〜1905]書家。近江(おうみ)の人。本名、修。字(あざな)は誠卿。小波(さざなみ)の父。政治家として活...
いわや‐さざなみ【巌谷小波】
[1870〜1933]児童文学者・俳人。東京の生まれ。本名、季雄(すえお)。別号、漣山人(さざなみさんじん)。尾崎...
いわや‐と【岩屋戸】
《「いわやど」とも》岩屋の入り口。いわと。「—に立てる松の木汝(な)を見れば昔の人を相見るごとし」〈万・三〇九〉
いわ‐やま【岩山】
岩の多い山。岩ばかりの山。
いわやま‐わん【岩山湾】
パラオ、コロール島南部にある内湾。隆起サンゴ礁が浸食されてできた多数の島が点在する。日本統治時代には、日本三景の松...
いわ‐ゆる【所謂】
[連体]《動詞「い(言)う」の未然形+上代の受身の助動詞「ゆ」の連体形から》世間一般に言われる。俗に言う。よく言う...
いわ‐れ【謂れ】
《動詞「い(言)う」の未然形+受身の助動詞「る」の連用形から》 1 物事が起こったわけ。理由。「—のないうわさ」「...
いわれ【磐余】
奈良県桜井市南部の古地名。5、6世紀ごろの大和国家の政治の中心地。[歌枕]「つのさはふ—も過ぎず泊瀬山(はつせやま...
いわれ‐いんねん【謂れ因縁】
いわれと因縁。「いわれ2」を強めた言い方。「石碑の—を探る」
いわれ‐な・い【謂れ無い】
[形][文]いはれな・し[ク]正当な理由・根拠がないさま。不当である。いわれのない。「—・い疑いをかけられる」
いわれ‐の‐いけ【磐余の池】
桜井市阿部から橿原(かしはら)市池尻町付近にあった池。埴安(はにやす)の池。[歌枕]「ももづたふ—に鳴く鴨を今日の...
いわ‐れんげ【岩蓮華】
ベンケイソウ科の多年草。関東以西の岩上に自生。藁葺(わらぶ)き屋根などにも生える。へら形の葉が重なり合い、ハスの花...
いわ‐ろくしょう【岩緑青】
日本画で使われる緑色の顔料。岩絵の具の一。孔雀石(くじゃくいし)から製し、成分は塩基性炭酸銅。
いわわき‐やま【岩湧山】
大阪府南部、河内(かわち)長野市南部にある山。標高897メートル。和泉(いずみ)山脈東部に位置し、その主峰。山頂は...
いわわれ‐みず【岩割れ水】
岩に勢いを塞(せ)かれて流れる水。「—に肘(ひぢ)を曲げて、耳を洗へるよすがとなり」〈浄・釈迦如来〉
イワン
(1世)[?〜1340]キプチャク‐ハン国支配時代のロシアのモスクワ公、ウラジーミル大公。在位1325〜1340。...
ブーニン
[1870〜1953]ロシアの詩人・小説家。1933年ノーベル文学賞受賞。詩集「落葉」、小説「村」「アルセーニエフ...
クルイロフ
[1769〜1844]ロシアの詩人。平明なロシア語により、軽妙で社会風刺に富んだ寓意(ぐうい)詩を書いた。クルイローフ。
言(い)わんこっちゃな・い
《「こっちゃ」は「ことでは」の音変化》「言わないことではない」に同じ。