きり‐ばこ【霧箱】
⇒ウィルソンの霧箱
キリバス
太平洋中部、ギルバート諸島・フェニックス諸島・ライン諸島を占める国。正称、キリバス共和国。首都はタラワ。コプラを産...
きり‐ばな【切(り)花】
枝・茎をつけたまま切り取った花。生け花などに用いる。
きり‐ばり【切(り)張り/切(り)貼り】
[名](スル) 1 障子やふすまの破れた部分だけを切り取って、張り替えること。 2 切り抜いて貼りつけること。
きり‐ばん【切り盤】
俎板(まないた)のこと。「ちょっきり—百人前を夢の間に仕立てすまして」〈浄・嫗山姥〉
きり‐ばん【切(り)番】
順番・順位などの数が区切りのいい値であること。 [補説]10000番や10万番など、多くは末尾の数桁が0である数を...
きり‐ひおけ【桐火桶】
桐の木を輪切りにし、中をくりぬいて金属板を張った円い火鉢。《季 冬》
きり‐ひとは【桐一葉】
《「淮南子(えなんじ)」説山訓から》桐の葉が落ちるのを見て秋を知ること。衰亡の兆しを感じることのたとえ。《季 秋》...
きりひとは【桐一葉】
坪内逍遥の戯曲。7幕。明治29年(1896)刊、37年初演。豊臣家の没落を描く史劇。
きり‐ひなわ【切(り)火縄】
適当な長さに切った火縄。火縄銃に点火したり、タバコに火をつけたりするほか、時間を計るのにも用いた。
きり‐ひら・く【切(り)開く】
[動カ五(四)] 1 切って中を開く。「封を—・く」 2 (「切り拓く」とも書く)山を崩したり荒れ地を開墾したりし...
きり‐ひろ・げる【切(り)広げる】
[動ガ下一][文]きりひろ・ぐ[ガ下二]切り開いて中を広くする。「堀を—・げる」
きり‐び【切(り)火/鑽り火】
1 ヒノキ・モミなどの堅い材に細い丸棒をもみこみ、その摩擦熱でおこす火。 2 火打ち石と火打ち金(がね)を打ち合わ...
きり‐びしゃく【切り柄杓】
茶の湯の風炉点前で、湯を汲み出したあとの柄杓の置き方の一。柄を親指と人差し指の間に置き、その掌(てのひら)をからだ...
きり‐びと【切り人】
主君の寵愛(ちょうあい)を受けて権勢を振るう人。切り者。切れ者。「院の—して、やうやうに讒奏(ざんそう)せられ候ふ...
キリ‐ビハーラ
スリランカ中部の古都ポロンナルワにある仏塔。12世紀、シンハラ王朝のパラクラマブフ1世の妃により建立。ランカティラ...
きり‐ふ【切符】
1 租税などの割り当てを記した文書。年貢・公事の支配状。 2 ⇒割符(さいふ) 3 和船建造で、所要部材の寸法や数...
きり‐ふ【切斑/切生】
鷲(わし)の尾羽で、白と黒のまだらがあるもの。矢羽根に用いる。まだらの大小や濃度によって大切斑・小切斑・薄切斑など...
きり‐ふう【切(り)封】
⇒腰文(こしぶみ)
きり‐ふき【霧吹き】
液体を、霧状にして吹きかけること。また、その器具。
きりふき‐ぞめ【霧吹き染(め)】
布の上に型を置き、染料を霧状にして吹きつけて染める方法。ぼかし、霜降り染めができる。
錐(きり)嚢(ふくろ)を通(とお)・す
1 「錐嚢中に処るが如し」に同じ。 2 物事の現れやすいことのたとえ。錐嚢を脱す。「人の善悪は—・すとてかくれなし...
きり‐ふ・せる【切(り)伏せる/斬(り)伏せる】
[動サ下一][文]きりふ・す[サ下二]人を切って倒す。「一刀のもとに—・せる」
きり‐ふたが・る【霧り塞がる】
[動ラ四] 1 霧がかかってみえなくなる。「山の陰いかに—・りぬらむ」〈源・夕霧〉 2 涙でものが見えなくなる。「...
きり‐ふだ【切(り)札】
1 トランプで、他のすべての札を負かす力を与えられた札。 2 とっておきの最も有力な手段。「最後の—を出す」「—と...
霧(きり)不断(ふだん)の香(こう)を焚(た)・く
仏前で絶えずたく香の煙のように、霧が絶えることなくたちこめる。「いらか破れては—・き」〈平家・灌頂〉
きりふり‐こうげん【霧降高原】
栃木県北西部、日光市にある高原。赤薙(あかなぎ)山(標高2010メートル)の南東斜面に広がる。ニッコウキスゲ・ヤマ...
きりふり‐の‐たき【霧降滝】
栃木県日光市中部、板穴川にかかる滝。二段からなり、高さ約75メートル、幅約15メートル。
きり‐ぶえ【霧笛】
「むてき(霧笛)」に同じ。
きり‐ぶた【切(り)蓋】
煮物などのとき、鍋のふたを少しずらしてかぶせること。
きり‐ほど・く【切り解く/斬り解く】
[動カ五(四)] 1 結んであるひも・縄などを切ってほどく。「小包のひもを—・く」 2 互いに切り合っている刀を離...
きり‐ぼう【切(り)棒】
駕籠(かご)をかつぐ棒の短いもの。また、その駕籠。
きりぼう‐かご【切(り)棒駕籠】
かつぐ棒の短い駕籠。→長棒駕籠
きり‐ぼし【切(り)干し/切り乾し】
大根やさつまいもなどを薄く切って、日に干すこと。また、そのもの。特に大根についていう。《季 冬》「—やいのちの限り...
きりぼし‐だいこん【切(り)干し大根】
大根を細長く、または薄く切って干したもの。煮物・はりはり漬けなどに用いる。
きり‐まい【切米】
1 中世、分納された年貢米。 2 江戸時代、幕府・藩が軽輩の士に与えた俸禄米または金銭。春・夏・冬の3期に分けて支...
きりまいてがた‐あらため【切米手形改】
江戸幕府の職名。勘定奉行に属し、旗本・御家人の切米受け取りの手形に関することをつかさどった。書替(かきかえ)奉行。
きり‐まえ【切(り)前】
1 義太夫節で、切(き)りの前の部分。また、それを語る太夫。 2 寄席で、最後から一つ前の演目。また、とりのすぐ前...
きり‐まく【切(り)幕】
1 「揚げ幕」に同じ。 2 歌舞伎で、1日の興行の最後の幕。切狂言。
きり‐まく・る【切り捲る/斬り捲る】
[動ラ五(四)] 1 手当たりしだいに切る。「敵を切って—・る」 2 いろいろな側面から相手を論難する。また、いろ...
きり‐まど【切(り)窓】
壁・羽目板などを切り抜いて作った明かり取りの窓。
きり‐まわし【切(り)回し】
物事を切り回すこと。切りもり。「家計の—がじょうずだ」
きり‐まわ・す【切(り)回す】
[動サ五(四)] 1 中心になって物事を処理する。また、巧みにやりくりする。「店をひとりで—・す」 2 物のまわり...
キリマンジャロ
タンザニア北東部にある火山。大地溝帯に沿い、ケニアとの国境に近い。アフリカ大陸の最高峰。標高5892メートル。赤道...
キリマンジャロ‐こくりつこうえん【キリマンジャロ国立公園】
《Kilimanjaro National Park》タンザニア北東部の火山キリマンジャロ一帯に広がる国立公園。面...
きり‐み【切(り)身】
魚などを、適当な大きさに切ったもの。
きり‐みず【切(り)水】
1 花を切り取って、切り口をすぐに水につけること。 2 玄関や庭などに水をまくこと。打ち水。
きり‐みせ【切店/切見世】
江戸の、下等な遊女屋。長屋を仕切って一人ずつ女郎を置き、時間ぎめで客をとった。局見世(つぼねみせ)。鉄砲見世。
キリム
トルコ・イラン方面に産する、つづれ織りにしたパイルのないカーペット。
きり‐むぎ【切(り)麦】
小麦粉をこねて、うどんのように細く切った麺(めん)。熱くして食べるものを熱麦(あつむぎ)、冷やしたものを冷や麦とい...