キリシタン‐バテレン
《(和)cristão(ポルトガル)+padre(ポルトガル)》キリシタン布教時代の外国人宣教師で司祭職の者の称。
キリシタン‐ばん【キリシタン版】
近世初期、イエズス会が主として九州地方で刊行した活字本の総称。バリニャーノが天正18年(1590)に活字印刷機を伝...
キリシタン‐ぶぎょう【キリシタン奉行】
江戸幕府の職名。キリシタンの探索や取り締まりのために、寛永17年(1640)設置。のち宗門改役(しゅうもんあらため...
キリシタン‐ぶんがく【キリシタン文学】
室町末期から江戸初期にかけて、キリシタンの宣教師などにより、日本語で著述・翻訳された宗教文学、および宣教用・語学用...
キリシタン‐やしき【キリシタン屋敷】
江戸小石川茗荷谷(東京都文京区)にあった、転びバテレンらを収容した牢獄。正保3年(1646)宗門改役(しゅうもんあ...
キリシトホロしょうにんでん【きりしとほろ上人伝】
芥川竜之介の短編小説。大正8年(1919)、雑誌「新小説」に発表。ヨーロッパ中世の聖人伝「黄金伝説」に着想を得た作...
きりしま【霧島】
鹿児島県、鹿児島湾北岸にある市。北部の霧島山系から平野部まで温泉が数多い。鹿児島空港がある。平成17年(2005...
きりしま‐おんせん【霧島温泉】
鹿児島県北東部、霧島山の南西面の中腹にある温泉群。林田・丸尾・湯之谷・明礬(みょうばん)などの温泉がある。泉質は炭...
きりしま‐かざんたい【霧島火山帯】
九州の阿蘇山から霧島山・桜島・吐噶喇(とから)列島・硫黄鳥島を経て台湾北部に至る火山帯。阿蘇・姶良(あいら)・阿多...
きりしまきんこうわん‐こくりつこうえん【霧島錦江湾国立公園】
宮崎・鹿児島両県にまたがる霧島地域と、池田湖・佐多岬・桜島などを含む錦江湾(鹿児島湾)地域からなる国立公園。霧島地...
きりしま‐し【霧島市】
⇒霧島
きりしま‐じんぐう【霧島神宮】
鹿児島県霧島市にある神社。旧官幣大社。主祭神は天津日高彦火瓊瓊杵尊(あまつひたかひこほのににぎのみこと)。
きりしま‐つつじ【霧島躑躅】
ツツジ科の常緑低木。ヤマツツジの変種とされる。葉は楕円形で、枝先に集まってつく。春、紅色の筒形の花を開く。品種が多...
きりしまやく‐こくりつこうえん【霧島屋久国立公園】
霧島錦江湾国立公園と屋久島国立公園の旧指定名称。昭和9年(1934)に霧島国立公園として指定。昭和39年(1964...
きりしま‐やま【霧島山】
宮崎・鹿児島両県にまたがる火山群。最高峰は韓国(からくに)岳の標高1700メートル。第2の高峰は高千穂峰の1574...
きり‐じに【切(り)死に/斬(り)死に】
[名](スル)切り合って死ぬこと。「大勢と渡り合って—した」
きり‐すか・す【切(り)透かす】
[動サ五(四)]切って間がすくようにする。「障子の上の部分を少しずつ—・した」〈藤村・家〉
きり‐すて【切(り)捨て/斬(り)捨て】
1 切り取って捨てること。 2 不要なものとしてかえりみないこと。「福祉の—」 3 計算で、求める位未満の端数を捨...
きりすて‐かんばつ【切(り)捨て間伐】
伐採した木や枝を、林内にそのまま置いておく間伐。→搬出間伐
きりすて‐ごめん【切(り)捨て御免】
江戸時代、武士に与えられていた特権の一。町人・百姓などが無礼な行為に及んだ場合、殺しても処罰されなかったこと。転じ...
きり‐す・てる【切(り)捨てる/斬(り)捨てる】
[動タ下一][文]きりす・つ[タ下二] 1 切り取ってその部分を捨てる。「枝を—・てる」 2 無益なもの、不要なも...
キリスト
「イエス=キリスト」に同じ。 [補説]「基督」とも書く。
キリスト‐きょう【キリスト教】
仏教・イスラム教と並ぶ世界三大宗教の一。イエスをキリストすなわち救世主と信じる宗教。神の国の福音を説き、人類の罪を...
キリスト‐きょうかい【キリスト教会】
キリスト教を信仰する人々の組織。また、その礼拝や儀式を行うための建造物。教会。
キリストきょうこうよう【キリスト教綱要】
《原題、(ラテン)Institutio Christianae Religionis》キリスト教神学の最初の組織的...
キリストきょう‐しゃかいしゅぎ【キリスト教社会主義】
キリスト教の思想と信仰とを基礎とする社会主義。19世紀中ごろから、イギリス・ドイツなどで提唱され、各国に広まった。...
キリストきょう‐しゃかいどうめい【キリスト教社会同盟】
《(ドイツ)Christlich-Soziale Union》ドイツ、バイエルン州の保守政党。キリスト教民主同盟(...
キリストきょう‐じょしせいねんかい【キリスト教女子青年会】
⇒ワイ‐ダブリュー‐シー‐エー(YWCA)
キリストきょうせいずい【キリスト教精髄】
《原題、(フランス)Génie du christianisme》シャトーブリアンの著作。1802年刊。副題「キリ...
キリストきょう‐せいねんかい【キリスト教青年会】
⇒ワイ‐エム‐シー‐エー(YMCA)
キリストきょう‐と【キリスト教徒】
キリスト教を信仰する人。クリスチャン。
キリストきょうとののうじし【キリスト教徒の農事詩】
《原題、(フランス)Les Géorgiques chrétiennes》ジャムの詩集。1912年刊行。古代ローマ...
キリストきょう‐みんしゅどうめい【キリスト教民主同盟】
《(ドイツ)Christlich-Demokratische Union》ドイツの保守政党。第二次大戦前の保守政党...
キリストこうか【キリスト降架】
《(フランス)Descente de Croix》日本出身の洋画家、レオナール=フジタ(藤田嗣治)の絵画。油彩。1...
キリスト‐こうたんさい【キリスト降誕祭】
⇒クリスマス
キリストしゃのじゆう【キリスト者の自由】
《原題、(ドイツ)Von der Freiheit eines Christenmenschen》キリスト教の信仰...
キリストでん【キリスト伝】
《原題、(イタリア)Storia di Cristo》イタリアの小説家・批評家、パピーニによるイエス=キリストの評...
キリストのせんれい【キリストの洗礼】
《原題、(イタリア)Battesimo di Cristo》ピエロ=デラ=フランチェスカの絵画。板にテンペラ。縦1...
キリストのたっけい【キリストの磔刑】
《原題、(イタリア)Crocifissione》アントネッロ=ダ=メッシーナの絵画。板に油彩。縦52.5センチ、横...
キリストのふっかつ【キリストの復活】
《原題、(イタリア)Resurrezione di Cristo》ピエロ=デラ=フランチェスカの絵画。縦225セン...
キリストのようじ【キリストの幼時】
《原題、(フランス)L'enfance du Christ》ベルリオーズのオラトリオ。全3部。1850年から185...
キリスト‐ろん【キリスト論】
キリスト教神学の一部門。イエス=キリストの人格、ことにその神性と人性、神との関係などを考究する神学理論。
きり‐ず【切(り)図】
全体の一部分を区切って作った地図。
きり‐ずみ【切り角】
⇒隅切(すみき)り角(かく)
きり‐ずみ【切(り)炭】
程よい長さに切った木炭。
きり‐ずみ【切(り)墨】
材木の、切る箇所を示すために引く墨の線。
きり‐せぶ【切り畝歩】
江戸時代、検地帳に一区画として登録されている田畑を分割して、その一部を質入れすること。
きり‐そ・ぐ【切り殺ぐ】
[動ガ五(四)]先がとがるように切り取る。「—・いだように立つ峰々」
きり‐そろ・える【切り揃える】
[動ア下一][文]きりそろ・ふ[ハ下二]切って、同じ長さや形にする。「前髪を—・える」
きり‐たお・す【切(り)倒す/斬(り)倒す】
[動サ五(四)] 1 立っている物を切って倒す。「杉の大木を—・す」 2 人を切って殺す。「敵を—・す」