ささき‐たかゆき【佐々木高行】
[1830〜1910]政治家。土佐の人。大政奉還運動に参加。明治維新後、新政府に加わり、岩倉遣外使節団に随行。宮中...
ささき‐ただし【佐々木直】
[1907〜1988]銀行家。宮城の生まれ。昭和44年(1969)日本銀行総裁に就任。ニクソンショックによる変動相...
ささき‐のぶつな【佐佐木信綱】
[1872〜1963]歌人・国文学者。三重の生まれ。弘綱の長男。「竹柏会」を主宰、歌誌「心の花」を刊行して多くの歌...
ささき‐ひろつな【佐佐木弘綱】
[1828〜1891]国学者・歌人。伊勢の人。号、竹柏園。足代弘訓(あじろひろのり)の門下。子の信綱とともに「日本...
ささき‐まき【佐々木マキ】
[1946〜 ]漫画家・絵本作家・イラストレーター。兵庫の生まれ。本名、長谷川俊彦。シュールな絵柄を駆使し、ストー...
ささき‐みつぞう【佐々木味津三】
[1896〜1934]小説家。愛知の生まれ。本名、光三。新聞・雑誌記者を経て作家生活に入り、大衆小説を発表。作「右...
ささき‐もさく【佐佐木茂索】
[1894〜1966]小説家・編集者。京都の生まれ。芥川竜之介に師事。昭和10年(1935)菊池寛と図って芥川賞・...
ささ‐きり【笹螽蟖】
キリギリス科の昆虫。体色は緑色または褐色で、前翅(まえばね)などに黒色部がある。林縁の笹の葉上にすみ、雄は日中ジリ...
ささき‐りゅう【佐々木流】
馬術の一派。大坪流からの分派で、戦国時代の末、近江(おうみ)の観音寺城主、佐々木義賢(ささきよしかた)を祖とする。
ささぎ【豇豆】
「ささげ」の音変化。〈日葡〉
さざき【鷦鷯】
《「ささぎ」とも》ミソサザイの古名。〈新撰字鏡〉
ささ‐くさ【笹草】
イネ科の多年草。やや乾いた山林に生え、高さ40〜80センチ、葉は披針(ひしん)形で笹の葉に似る。ささのはぐさ。
ささくら‐あきら【笹倉明】
[1948〜 ]小説家。兵庫の生まれ。雑誌記者の経験を生かし、実証的な法廷・裁判小説を発表。「遠い国からの殺人者」...
ささくれ
物の先端や表面、また、つめの周辺の皮などが細かく裂けたり、めくれたりすること。また、そのもの。さかむけ。
ささくれ‐だ・つ【ささくれ立つ】
[動タ五(四)] 1 ささくれた状態になる。「—・った指」 2 感情がすさんでとげとげしくなる。「—・った心」
ささく・れる
[動ラ下一] 1 竹や木などの先端や表面が、細かく裂ける。「竹ざおの先が—・れる」「畳が—・れる」 2 つめの生え...
ささ・ぐ【捧ぐ】
[動ガ下二]「ささげる」の文語形。
ささ‐ぐま【笹熊/貛】
アナグマの別名。
ささ‐ぐも【笹蜘蛛】
ササグモ科のクモ。体長約1センチ。黄緑色で背面に赤・白・黒色の模様がある。草の間を歩きまわり、跳び上がって虫を捕らえる。
ささ‐ぐり【笹栗/小栗】
シバグリの別名。
ささ・ける
[動カ下一][文]ささ・く[カ下二]「ささくれる」に同じ。「気分が—・ける」
ささげ【捧げ】
[名] 1 ささげること。 2 伊豆諸島で、物を頭の上にのせて運ぶこと。ささぎ。 [接尾]助数詞。平安時代、捧げ物...
ささげ【豇豆/大角豆】
1 マメ科の一年草。葉は3枚の小葉からなる複葉。夏、蝶形で淡紫色の花が咲く。莢(さや)は細長く、弓なりに曲がる。種...
ささげ‐つつ【捧げ銃】
軍隊の敬礼の一。銃を両手でからだの中央前に垂直にささげ持ち、相手の目に注目する。また、その号令。
ささげ‐も・つ【捧げ持つ】
[動タ五(四)]両手で高く上げて持つ。また、うやうやしい態度で持つ。「御幣を—・つ」
ささげ‐もの【捧げ物】
1 神仏や貴人にささげる物。献上物。供物。 2 とりわけ大切なもの。「えもいはず美しき姫君—にしてかしづき給ふ」〈...
ささ・げる【捧げる】
[動ガ下一][文]ささ・ぐ[ガ下二]《「さしあぐ」の音変化》 1 両手に持って目の高さより上にあげる。「優勝カップ...
ささ‐こ【笹子】
《「ささご」とも》まだ整わない鳴き方をしている冬のウグイス。冬うぐいす。《季 冬》「石垣の上の竹垣—啼(な)く/虚子」
ささ‐ごい【笹五位】
サギ科の鳥。全長約50センチ、ゴイサギに似る。背・翼が暗緑色で、肩羽が笹の葉のような形をしている。世界中の温・熱帯...
ささ‐ごと【酒事】
「さかごと」に同じ。「女郎様たちが大勢遊びにござんして、お客待つ間の—」〈浄・冥途の飛脚〉
ささご‐とうげ【笹子峠】
山梨県東部、甲州街道の峠。難所として知られた。標高1096メートル。
ささざわ‐さほ【笹沢左保】
[1930〜2002]小説家。神奈川の生まれ。本名、勝(まさる)。処女長編「招かれざる客」で注目され、「人喰い」で...
ささ‐じん【酒糂/酒塵】
《女性語》糠味噌(ぬかみそ)。〈日葡〉
ささ‐たけ【笹竹/篠竹】
小さい竹。
ささたけ‐の【笹竹の】
[枕] 1 「さすたけの」の音変化か。一説に宮中の庭を「竹の園」というところからとも。「大内(おほうち)」「大宮」...
ささ‐だんご【笹団子】
もち米とうるち米の粉にヨモギの葉をまぜてこね、小豆餡(あずきあん)を包み、笹の葉でくるんで蒸したもの。新潟県の郷土菓子。
ささ‐ちまき【笹粽】
1 笹の葉で包んだちまき。《季 夏》 2 笹の葉でもち米を包み、蒸したもの。きな粉をつけて食べる。新潟県の名物。
さ‐さつ【査察】
[名](スル)状況を視察すること。物事が規定どおり行われているかどうかを調べること。「上空から両国の緩衝地帯を—する」
ささ‐づくり【笹作り】
1 刀剣の縁頭(ふちがしら)・鐺(こじり)などの金物に笹の葉の模様を彫ったもの。 2 キス・サヨリなど、身の細い魚...
ささてん‐ぼだい【/𦬇点菩提】
仏書などの書写に使われる略記法で、「菩薩」を表す略字「𦬇(ささぼさつ)」の右脇下に点を打って菩提を表す字。
ささ‐なき【笹鳴き/小鳴き】
冬、ウグイスが茂みの中などでチャッチャッと鳴くこと。また、その鳴き方。《季 冬》→藪鶯(やぶうぐいす)
さざ‐なみ【細波/小波/漣】
《古くは「ささなみ」》 1 細かに立つ波。さざれなみ。 2 心の小さな動揺。また、小さな争い・不和。「心に不安の...
ささ‐にごり【小濁り/細濁り】
水がわずかに濁ること。
ささにしき
稲の一品種。宮城県で作られ、昭和38年(1963)に命名・登録。味がよく、収量性にもすぐれ、東北地方で広く栽培され...
ささ‐の‐いお【笹の庵】
笹の葉で屋根をふいた小屋。草庵。ささのいおり。「かりそめと思ふ旅寝の—も夜や長からん霧の置きそふ」〈玉葉集・旅〉
ささの‐ごんざ【笹野権三】
浄瑠璃「鑓(やり)の権三重帷子(ごんざかさねかたびら)」の主人公。茶道の師浅香市之進の妻おさいとの不義を疑われ、流...
ささ‐の‐さいぞう【笹の才蔵】
1 福岡県博多と宮崎県宮崎市佐土原で、疱瘡(ほうそう)よけのまじないとして作る、猿の裃(かみしも)・袴(はかま)姿...
ささのつゆ【笹の露】
地歌・箏曲(そうきょく)。手事物(てごともの)。島田両三の詞に菊岡検校が曲をつけて、文化・文政(1804〜1830...
ささ‐の‐は【笹の葉】
小さい竹類の葉。
ささのは‐がき【笹の葉書(き)】
笹の葉に似た太く短い点画で文字を書くこと。また、その文字。