しば・く
[動カ五(四)]棒などでたたく。ひっぱたく。「木枝で—・きながら往く」〈独歩訳・糸くず〉
しば‐くさ【芝草】
「芝」に同じ。
しば‐ぐり【柴栗】
《「しばくり」とも》クリの一品種。山地に自生し、実は小粒だが味がよい。ささぐり。《季 秋》「—の一人はぢけて居たり...
しば‐こう【司馬光】
[1019〜1086]中国、北宋の政治家・歴史家。涑水(そくすい)(山西省)の人。神宗のとき王安石の新法に反対して...
しば‐こうえん【芝公園】
東京都港区にある公園。明治6年(1873)増上寺の境内の一部を開放して開園。東京タワーがある。
しば‐こうかん【司馬江漢】
[1747〜1818]江戸後期の洋風画家。江戸の人。本名、安藤吉次郎。別号、春波楼など。鈴木春信門下の浮世絵師とな...
しばこう‐だい【芝工大】
「芝浦工業大学」の略。
しばさき‐ともか【柴崎友香】
[1973〜 ]小説家。大阪の生まれ。「その街の今は」で芸術選奨文部科学大臣新人賞と織田作之助賞大賞、「春の庭」で...
しば‐さし【柴挿(し)/柴指(し)】
祭りの物忌みの際、そのしるしとして柴をさすこと。また、祭場の標示あるいは祭場の境を示すために立てる柴。
しば‐ざかな【芝魚/芝肴】
江戸の芝浦あたりの海でとれた小魚。新鮮・美味とされた。しばもの。「—もそれぞれに食ひ覚え」〈浮・永代蔵・三〉
しば‐ざくら【芝桜】
ハナシノブ科の多年草。高さ約10センチ。地をはうように密生し、葉は細長くかたい。春に淡桃・赤・白色などの花をつける...
しばし【暫し】
[副]《「しまし」の音変化》少しの間継続するさま。しばらく。「歓声は—続いた」「—の別れ」「待て—」
しば‐しば
[副](スル)しきりにまばたきをするさま。しぱしぱ。「目を—させる」
しば‐しば【屡/屡々】
[副]同じ事が何度も重なって行われるさま。たびたび。「この種の事件は—起こる」 →度度(たびたび)[用法]
しばしば‐め【しばしば目】
涙ぐんで目をしばたたくこと。また、その目つき。「せきあげせきあげ泣きければ、浄閑も—」〈浄・寿の門松〉
しば‐しょうじょ【司馬相如】
[前179〜前117]中国、前漢の文人。成都(四川省)の人。字(あざな)は長卿。梁の孝王の客となって作った「子虚賦...
しば‐しろう【斯波四郎】
[1910〜1989]小説家。山口の生まれ。本姓、柴田。毎日新聞に入社、週刊誌の編集に従事。「山塔」で芥川賞受賞。...
シバス
トルコ中東部の都市。アナトリア高原の標高1300メートルの高地に位置する。古代ローマ時代はセバステまたはセバスティ...
しば‐ずり【芝摺】
鎧(よろい)の草摺(くさずり)の最も下の板。
しば‐せん【司馬遷】
[前145ころ〜前86ころ]中国、前漢の歴史家。夏陽(陝西(せんせい)省)の人。字(あざな)は子長。武帝の時、太史...
しば‐ぜんこう【芝全交】
[1750〜1793]江戸後期の黄表紙作者。江戸の人。本名、山本藤十郎。遊里や歌舞伎に取材して、こっけいで洒脱に富...
しば‐そのめ【斯波園女】
[1664〜1726]江戸中期の女流俳人。伊勢の人。医師の夫、斯波一有とともに芭蕉の門下。夫の没後、江戸に出て榎本...
しばた【柴田】
姓氏の一。 [補説]「柴田」姓の人物柴田勝家(しばたかついえ)柴田鳩翁(しばたきゅうおう)柴田桂太(しばたけいた)...
しばた【新発田】
新潟県北東部の市。室町時代は新発田氏、江戸時代は溝口氏の城下町。食品・衣料工業が行われる。人口10.1万(2010)。
しばた‐かついえ【柴田勝家】
[1522〜1583]安土桃山時代の武将。尾張の人。妻の小谷の方は織田信長の妹。信長第一の将として戦功があり、北陸...
しば‐たかつね【斯波高経】
[1305〜1367]南北朝時代の武将。越前・若狭の守護。足利尊氏に従い、新田義貞を越前藤島で滅ぼす。後に子の義将...
しばたがくえん‐だいがく【柴田学園大学】
青森県弘前市にある私立大学。昭和44年(1969)に東北女子大学として開学。令和3年(2021)に男女共学となり、...
しばた‐きゅうおう【柴田鳩翁】
[1783〜1839]江戸後期の心学者。京都の人。名は亨。薩埵徳軒(さったとくけん)に心学を学び、のち、失明の身で...
しば‐た・く【瞬く】
[動カ五(四)]「しばたたく」の音変化。「目を—・く」
しばた‐けいた【柴田桂太】
[1877〜1949]植物学者。東京の生まれ。東大教授。植物の生理学的研究から生化学的研究への道を開いた。
しばた‐し【新発田市】
⇒新発田
しばた‐しょう【柴田翔】
[1935〜 ]小説家・ドイツ文学者。東京の生まれ。「されどわれらが日々—」で芥川賞受賞。他に「贈る言葉」「鳥の影...
しばた‐じょう【新発田城】
新潟県新発田市にあった城。室町時代は新発田氏代々の城で、慶長3年(1598)から溝口秀勝が修築。のち、数度の火災に...
しばた‐ぜしん【柴田是真】
[1807〜1891]幕末から明治の漆芸家・日本画家。江戸の人。通称、順蔵。蒔絵(まきえ)に新境地を示したほか、和...
しば‐たた・く【屡叩く/瞬く】
[動カ五(四)]《「しばだたく」とも》しきりにまばたきをする。目をぱちぱちさせる。「煙がしみて目を—・く」
しば‐た・つ【屡立つ】
[動タ四] 1 音がしきりに聞こえる。「堀江漕ぐ伊豆手の舟の梶つくめ音—・ちぬ水脈(みを)速みかも」〈万・四四六〇...
しば‐たつと【司馬達等】
古代の渡来人。継体天皇のときに来日。蘇我馬子(そがのうまこ)と協力して仏教の興隆に努めた。仏師鞍作止利(くらつくり...
しばた‐みなお【柴田南雄】
[1916〜1996]作曲家。東京の生まれ。雄次の子。東京芸大教授。二十世紀音楽研究所を設立、前衛音楽のリーダーと...
しばた‐ゆうじ【柴田雄次】
[1882〜1980]化学者。東京の生まれ。東京帝大教授、東京都立大総長、学士院院長。錯塩化学・分光化学・地球化学...
しばた‐れんざぶろう【柴田錬三郎】
[1917〜1978]小説家。岡山の生まれ。本姓、斎藤。スピード感あふれる文体で、自由な発想の時代小説を数多く執筆...
しば‐たん【司馬談】
[?〜前110]中国、前漢の学者。司馬遷の父。太史令という暦官にあって歴史の編纂(へんさん)事業に着手したが、完成...
しば‐だいじんぐう【芝大神宮】
東京都港区芝大門にある神社。主祭神は天照大神・豊受大神。寛弘2年(1005)の創建と伝える。芝神明。
しば‐ち【芝地】
芝の生えている所。芝生。
しば‐ちょうず【柴手水/芝手水】
神仏を拝むときや山野で手水を使うとき、水の代わりに草や木の葉を用いること。→空手水(からちょうず)
しば‐つなぎ【芝繋ぎ】
立ち木のない芝地などで、馬の両足を手綱で絡め、動かないようにすること。
しば‐づけ【柴漬(け)】
1 ナス・キュウリ・ミョウガなどの薄切りと赤ジソの葉などを塩漬けにしたもの。京都大原の特産。 2 冬、柴を束ねて川...
しばてんえのきもんじょ【しばてん榎文書】
田岡典夫の短編小説。同人誌「月刊随筆博浪沙」の昭和16年(1941)2月号に掲載。菊池寛に評価され、その助言を受け...
しば‐でんがく【芝田楽】
舞台を作らずに、神社の社頭の庭で演じる田楽。
しば‐ど【柴戸】
《「しばと」とも》柴を編んで作った戸。柴の戸。転じて、粗末な住居。
しばなき‐どり【屡鳴き鳥】
鶏の別名。しばとり。