はる‐こ【春子】
《「はるご」とも》 1 春に生まれた、動物の子。〈日葡〉 2 ショウロ・シイタケなどの、春に発生したもの。《季 春...
はる‐ご【春蚕】
《「はるこ」とも》4月中旬に孵化(ふか)した蚕。飼育環境がよいので、夏蚕・秋蚕よりも繭の量・質ともにまさる。しゅん...
はる‐ごたつ【春炬燵】
春になっても、まだ寒さが残っているためにしまわないで使っているこたつ。《季 春》「書を置いて開かずにある—/虚子」
はる‐ごま【春駒】
《「はるこま」とも》 1 張り子や練り物で馬の頭の形に作ったものに竹をさして胴とし、その端に車をつけた玩具。子供が...
はる‐ごえ【春肥】
早春から夏にかけて施す肥料。しゅんぴ。
はる‐さいふ【春財布】
春に買う財布。「春」が「張る(=ふくらむ)」と同音であることから、俗に金運を呼び込むとされる。 [補説]中国の風水...
はる‐さき【春先】
春の初め。早春。《季 春》
はる‐さく【春作】
春に栽培すること。また、春にとれる作物。
ハルサフリエニ‐ちかふんぼ【ハルサフリエニ地下墳墓】
《L-Ipoġew ta' Ħalsaflieni》地中海中央部の島国、マルタ共和国にある先史時代の遺跡。マルタ島...
はる‐さむ【春寒】
立春を過ぎてぶり返す寒さ。しゅんかん。《季 春》「—やお滝様とて竹の奥/茅舎」
はる‐さめ【春雨】
1 春、しとしとと静かに降る雨。しゅんう。《季 春》「—やものがたりゆく簑(みの)と傘/蕪村」 2 緑豆(りょくと...
はるさめ【春雨】
端唄・うた沢節。柴田花守作詞。長崎丸山の遊女の作曲と伝える。嘉永年間(1848〜1854)江戸で流行した。 日本画...
春雨(はるさめ)じゃ濡(ぬ)れて行(い)こう
行友李風(ゆきともりふう)作の新国劇「月形半平太(つきがたはんぺいた)」で、主人公が傘を差し掛ける舞妓に言う有名な...
はるさめものがたり【春雨物語】
読本(よみほん)。上田秋成作。文化5年(1808)ごろの成立。古典から題材をとった短編歴史小説10編からなる。
春(はる)さ・る
《「さる」は季節などが近づく意》春になる。春が来る。「—・らば逢はむと思(も)ひし梅の花今日の遊びに相見つるかも」...
ハルザ
イスラエル南部、ネゲブ砂漠にある都市遺跡。ナバテア人によって建設された聖堂、劇場、塔などの遺構が見られる。ネゲブの...
ハルシオン
睡眠導入剤(催眠薬)として用いられるトリアゾラムの商標名。→トリアゾラム
ハルシネーション
1 幻覚。幻影。 2 生成AIによる対話型AIサービスなどで、質問に対して、いかにも事実のような虚偽の回答がなされ...
ハルシャ
《(ペルシア)Persiaから》江戸時代、日本でペルシアを呼んだ名。 [補説]「波斯」とも書いた。
ハルシャ‐がわ【ハルシャ革】
江戸時代にペルシアからオランダ人によってもたらされた染め革。色は黒・黄・紅・緑・赭(あか)など。巾着(きんちゃく)...
ハルシャ‐ぎく【ハルシャ菊】
キク科の一年草。高さ約70センチ。葉は羽状に細かく裂ける。6〜10月、中心が濃赤褐色で周辺が鮮黄色の蛇の目模様をし...
ハルシャバルダーナ
[?〜647]インド、バルダナ朝の王。在位606〜647年。即位以来、四方に征戦して北インドを統一。仏教を保護し、...
ハルシュタット
オーストリア中部、ザルツカンマーグート地方の町。ダッハシュタイン山塊の麓、ハルシュタット湖の西岸に位置する観光保養...
はるしらせ‐どり【春知らせ鳥】
ウグイスの別名。
はる‐じおん【春紫菀】
⇒春女菀(はるじょおん)
はる‐じょおん【春女菀】
キク科の二年草。高さ30〜60センチ。全体がヒメジョオンに似るが、茎は中空で、葉の基部は茎を抱き、5月ごろ開花。花...
ハルジー‐ちょう【ハルジー朝】
《Khalji》インドのデリー‐スルターン朝第2代のトルコ系イスラム王朝。1290年、ジャラールッディーン=フィー...
ハルス
[1580ころ〜1666]オランダの画家。肖像画や、ユーモアに富む風俗画を得意とした。作「聖ゲオルギウス射手組合の...
はる‐すすき【春薄】
柳のこと。
ハルステッド‐モデル
⇒プログラムステップ法
はる‐ぜみ【春蝉】
セミ科の昆虫。体長は翅(はね)の先まで3センチくらい。体は黒色で、雌では褐色紋があり、翅は透明。5、6月ごろに出現...
はる‐た【墾田】
《「はる」は開墾の意》乾田(かんでん)。沼田・湿田などをいう地方もある。
はる‐たうち【春田打ち】
正月に1年の稲作の過程をまねて実演し、豊作を祈る行事。また、子供たちが村の家々を回り、餅(もち)などをもらい歩く行事。
春(はる)立(た)・つ
春の季節に入る。立春になる。《季 春》「—・つや愚の上に又愚にかへる/一茶」
はる‐たで【春蓼】
タデ科の一年草。畑や湿地に生え、高さ30〜60センチ。茎は紅紫色、葉は長楕円形で表面に黒斑がある。春、紅紫色の萼(...
はるたゆう‐ぶし【春太夫節】
浄瑠璃の宮薗(みやぞの)節の一派。初世宮薗鸞鳳軒(らんぽうけん)の弟子の宮薗春太夫が、寛政4年(1792)江戸へ下...
ハルダンゲルフィヨルド
⇒ハダンゲルフィヨルド
はるつげ‐うお【春告魚】
ニシンの別名。
はるつげ‐どり【春告鳥】
ウグイスの別名。 [補説]書名別項。→春告鳥
はるつげどり【春告鳥】
人情本。為永春水作、歌川国直画。天保7〜8年(1836〜1837)刊。商家の次男の若旦那、鳥雅と、女たちとの恋愛模...
ハルツ‐さんち【ハルツ山地】
《Harz》⇒ハルツ山脈
ハルツ‐さんみゃく【ハルツ山脈】
《Harz》ドイツ中央部を東西に連なる低い山地。長さ約100キロメートル。最高峰はブロッケン山(標高1142メート...
ハルツーム
スーダン共和国の首都。白ナイルと青ナイルとの合流点にあり、交通の要地。青ナイルの対岸ハルツームノース、および白ナイ...
ハルデック
オーストリア北東部、ニーダーエスターライヒ州の町。チェコとの国境をなすタヤ川沿いに位置する。タヤタール国立公園の観...
ハルデンベルク
[1750〜1822]プロイセンの政治家。1810年、シュタインの後を継いで宰相となり、ウィーン会議に全権として出...
ハルト
《highly accelerated limit test》電子機器などの耐久性についての試験方法の一。加熱・冷...
はるとしゅら【春と修羅】
宮沢賢治の詩集。大正13年(1924)刊。宗教性と宇宙的感覚とが交響する世界を、独創的な語法でうたう。
ハルトマン
[1842〜1906]ドイツの哲学者。シェリングの影響のもとで、ショーペンハウアーの「意志」とヘーゲルの「理性」と...
ハルトマン
[1882〜1950]ドイツの哲学者。初め新カント学派に属して認識論を研究したが、フッサールの現象学の影響を受けて...
ハルトマン‐フォン‐アウエ
[1165ころ〜1215ころ]中世ドイツの宮廷詩人。アーサー王伝説に取材した長編叙事詩「エーレク」「イーベイン」、...