ふち【淵/潭】
1 底が深く水がよどんでいる所。⇔瀬。 2 容易に抜け出られない苦しい境遇。苦境。「絶望の—に突き落とされる」
ふち【縁】
1 物の端の部分。また、物の周りの、ある幅をもった部分。へり。「がけの—」「—が欠ける」「帽子の—」 2 刀の柄口...
ふ‐ち【不知】
1 知らないこと。 2 知恵がないこと。愚かであること。
ふ‐ち【不治】
⇒ふじ(不治)
ふ‐ち【付置/附置】
[名](スル)あるものに付属させて設置すること。「大学に病院を—する」
ふ‐ち【布置】
[名](スル)物を適当な所に置き並べること。配置。「庭石を—する」
ふ‐ち【扶持】
[名](スル) 1 助けること。扶助すること。「ねんごろに—して置かれたが」〈芥川・奉教人の死〉 2 主君から家臣...
ぶち【斑/駁/駮】
《古くは「ふち」か》地色と異なった色がまだらになって入っていること。また、そのような毛並みの動物。「—の犬」
ふち‐あんない【不知案内】
[名・形動]ようすや事情を知らないこと。また、そのさま。不案内。「その間(かん)の消息は一向に—なんだが」〈里見弴...
ふち‐いし【縁石】
⇒えんせき(縁石)
ふち‐かざり【縁飾り】
衣服などの縁に飾りをほどこすこと。また、その飾り。
ふち‐かた【扶持方】
1 扶持給付に関する事柄。また、その事務を取り扱う者。 2 扶持。また、食いぶち。
ふちかた‐ぼう【扶持方棒】
《扶持を受けている人の持つ棒の意》身分の低い武士の刀をあざけっていう語。「命と釣り替への—を忘れたとは」〈伎・桑名...
ふち‐かわ【淵川/淵河】
淵または川。また、水中。「—へ身を投げる」
ふち‐がしら【縁頭】
⇒柄頭(つかがしら)
ふち‐こま【斑駒】
種々の毛色がまじる馬。「天の—を逆剝(は)ぎに剝ぎて」〈記・上〉
ふ‐ちじ【府知事】
府の首長。→知事
ふち‐せ【淵瀬】
1 淵と瀬。川の深くよどんだ所と浅くて流れの速い所。 2 《古今集・雑下の「世の中は何か常なる飛鳥川昨日の淵ぞ今日...
ふち‐だか【扶持高】
扶持米の石高。
ふち‐だか【縁高】
《「縁高折敷(おしき)」の略》縁を高く作った折敷。角形の盆で、菓子などを盛る。
ふち‐どり【縁取り】
[名](スル)縁を色や布切れ・糸などで目立たせたり補強したりすること。また、そのもの。「金糸で—したスカーフ」
ふち‐ど・る【縁取る】
[動ラ五(四)]縁をつくる。特に、物のへりや周りに色を塗ったり布切れをつけたりして細工を施す。「袖口をレースで—・る」
淵(ふち)に臨(のぞ)みて魚(うお)を羨(うらや)むは退(しりぞ)いて網(あみ)を結(むす)ぶに如(し)かず
《「漢書」董仲舒伝から》岸辺に立って魚が欲しいとただ眺めているよりは、家に帰って魚を捕る網を編んだほうがいい。具体...
ふち‐にん【扶持人】
扶持を受けている家来。
ふじ‐の‐やまい【不治の病】
決して治らない病気。ふちのやまい。「—に冒される」
ふち‐ふしき【不知不識】
しらずしらずのうちであること。「—の間」
ふちべに‐べんけい【縁紅弁慶】
ベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物。南アフリカ原産の低木。葉は円形で肉厚。日本では「花月(かげつ)」の名で観葉植...
ふち‐まい【扶持米】
扶持として給与される米。俸米(ほうまい)。
ふ‐ちゃ【普茶】
1 黄檗宗(おうばくしゅう)で、法会の後などに茶を一般の人に供すること。ふさ。 2 「普茶料理」の略。
ふ‐ちゃく【不着】
到着しないこと。「—の郵便物」
ふ‐ちゃく【付着/附着】
[名](スル) 1 物が他の物にくっつくこと。「服に塗料が—する」「—物」 2 異なる二つの物質が接触したときに、...
ふちゃく‐せいぶつ【付着生物】
海・湖沼・河川などの水中で、固形物に付着して生活する生物の総称。水生生物を生活様式によって分けたときの生物群の一。...
ふちゃく‐りょく【付着力】
付着を起こす分子間の力。
ふちゃ‐りょうり【普茶料理】
中国から伝わった禅寺の精進料理。野菜類を主材料に用い、油を多く使うのが特徴。黄檗(おうばく)宗の万福寺に伝えられた...
ふ‐ちゅう【不忠】
[名・形動]忠義でないこと。また、そのさま。「—な(の)臣」「—な(の)行為」
ふ‐ちゅう【付注/付註/附注】
注をつけること。また、その注。
ふ‐ちゅう【府中】
1 律令制の国府(こくふ)。また、その所在地。 2 宮中に対して、政治を行う表向きの役所。
ふちゅう【府中】
広島県南東部の市。もと備後(びんご)国府の地。備後絣(びんごがすり)・家具・味噌の産地。非鉄金属などの工業も盛ん。...
ふ‐ちゅう【釜中】
かまの中。「相手が—の章魚(たこ)同然手も足も出せないのだから」〈漱石・吾輩は猫である〉
ふちゅう【府中】
東京都中部の市。もと武蔵国府の地で、甲州街道の宿場町として発展。多磨霊園・東京競馬場や大国魂(おおくにたま)神社が...
ふちゅう【府中】
広島県安芸(あき)郡の地名。もと安芸国府の地。広島市に囲まれており、自動車工業が盛ん。 [補説]広島県には府中市も...
ふちゅう【府中】
東海道五十三次の宿場の一。現在の静岡市葵区中心部付近にあった。また、駿府の別称。
ふ‐ちゅうい【不注意】
[名・形動]注意が足りないこと。うかつなこと。また、そのさま。「—な操作で事故を起こす」
釜中(ふちゅう)魚(うお)を生(しょう)ず
《「後漢書」独行伝の、范冉(はんぜん)が長い間飯をたかなかったため、釜にぼうふらがわいたという故事から》非常に貧し...
ふちゅう‐し【府中市】
⇒府中
ふちゅう‐し【府中市】
⇒府中
釜中(ふちゅう)の魚(うお)
《「資治通鑑」漢紀から》まもなく煮られようとしている釜の中の魚。死が迫っていることをいう語。魚(うお)の釜中に遊ぶ...
ふ‐ちょう【不調】
[名・形動]《古くは「ふぢょう」とも》 1 事がうまくととのわないこと。まとまらないこと。また、そのさま。「談判が...
ふ‐ちょう【府庁】
府知事を長とし、府の行政事務を取り扱う役所。また、その建物。
ふ‐ちょう【婦長】
看護婦の長。看護師長。