ほお‐ば【朴歯】
ホオノキの材で厚くつくった下駄の歯。また、その歯をつけた下駄。
ほおば‐みそ【朴葉味噌】
岐阜県飛騨地方の郷土料理。刻みネギなどを加えたみそを乾燥したホオの葉の上に置き、下から炭火であぶったもの。
ほお‐ば・る【頰張る】
[動ラ五(四)]ほおがふくらむほど口にいっぱい食べものを入れる。また、そのようにして食べる。「まんじゅうを—・る」
ほお‐ひげ【頰髯/頰髭】
ほおのひげ。
ほお‐ぶくろ【頰袋/頰嚢】
ニホンザル・ヒヒやリスなどのほおの内側にある、食物を一時ためておく袋状の部分。
ほお‐べた【頰辺】
ほおのあたり。ほっぺた。
ほお‐べに【頰紅】
ほおにつけるべに。チーク。チークカラー。
ほお‐ぼね【頰骨】
ほおの上部に少し高く出ている骨。ほおげた。顴骨(かんこつ)。「—が張った顔」
ホオマルヒア‐しょくぶつえん【ホオマルヒア植物園】
《Hoomaluhia Botanical Garden》米国ハワイ州、オアフ島の町カネオヘにある植物園。コオラウ...
ほお‐ゆが・む【頰歪む】
[動マ四]話が事実と異なって伝わる。「つきづきしくまねびなすには、—・む事もあめればこそ」〈源・朝顔〉 [動マ下二...
ほおり‐の‐みこと【火遠理命】
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)の異称。
頰(ほお)を染(そ)・める
恥ずかしくて顔を赤くする。「からかわれて—・める」
頰(ほお)をつね・る
うれしいことがあったときなどに、夢でないことを確かめるためにする動作。「合格の知らせに思わず—・る」
頰(ほお)を張(は)・る
顔面を平手で打つ。びんたをする。
頰(ほお)を膨(ふく)らま・す
不平や不満の感情を顔に表す。ふくれっ面をする。「不満気に—・す」
ほ‐おん【保温】
[名](スル)温度を一定に保つこと。特に、温かさを保つこと。「室内を—する」「—材」
ほおん‐きゅう【保温球】
トカゲやカメなどの爬虫類の飼育に用いられる、保温用の機器。電球型や電熱器型のものがある。保温ランプ。
ほおん‐ランプ【保温ランプ】
⇒保温球
ほおん‐ろうと【保温漏斗】
溶液を高温に保ったまま濾過(ろか)するための漏斗。外側をバーナーで加温した熱湯で温めたり、電熱を加えたりする方式が...
ほか【外/他】
1 その場所以外の所。よそ。他所。「どこか—を探す」「—へ行く」 2 それ以外の人や物事。「—の人に頼む」「—に方...
ほかい【祝ひ/寿ひ】
《後世は「ほがい」》 1 言葉でいわうこと。また、祝い言。ことほぎ。〈黒本本節用集〉 2 「乞児(ほかいびと)」の...
ほか‐い【外居/行器】
食物を入れて持ち運ぶ、木製でふた付きの容器。角形と丸形とがあり、木鉢・曲げ物製から精巧な漆蒔絵(うるしまきえ)で反...
ほかい‐びと【乞児】
家の戸口に立ち、祝いの言葉を唱えて物を乞い歩いた人。〈和名抄〉
ほか・う【祝ふ/寿ふ】
[動ハ四]《動詞「ほ(祝)く」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた語から。後世「ほがう」とも》よい結果が得られ...
ほ‐かく【保革】
1 保守と革新。「—の対立」 2 皮革をよい状態に保つこと。「—油」
ほ‐かく【捕獲】
[名](スル) 1 動物などを捕らえること。いけどること。「鹿を—する」 2 国際法上、戦時に、交戦国の軍艦が敵国...
ほ‐かく【補角】
二つの角の和が二直角になるときの、一方の角の他に対する称。このとき、これらの二つの角を互いに補角をなすという。
ほかく‐がん【捕獲岩】
火成岩の母岩に含まれる別種の岩石片。マグマが上昇して地表に噴出するまでの間に取り込まれた岩石であり、熱変成を受けて...
ほかく‐しんけんしょ【捕獲審検所】
交戦国が、海上における捕獲の効力の有無を確定するために設ける特別の裁判所。
ほ‐かけ【帆掛(け)】
1 船に帆を掛けること。 2 「帆掛け船」の略。
ほ‐かけ【穂掛(け)/穂懸(け)】
1 稲の初穂を田の神・氏神などに供える行事。《季 秋》 2 刈った稲を、稲架(はさ)にかけること。
ほかけ‐ぶね【帆掛(け)船】
帆をかけて走る船。帆ぶね。帆船(はんせん)。
ほ‐かげ【火影】
1 火の光。灯火。「沖に—が見える」 2 灯火に照らされてできる影。
ほ‐かげ【帆影】
遠くに見える船の帆。
ほか‐ごころ【外心】
他の人に向かう心。他に移る心。あだしごころ。「荒磯(ありそ)越しほか行く波の—我(あれ)は思はじ恋ひて死ぬとも」〈...
ほか‐ざま【外様/外方】
《「ほかさま」とも》ほかのほう。よそのほう。「念じて射むとすれども、—へ行きければ」〈竹取〉
ほか・す【放す】
[動サ五(四)]《「ほうか(放下)す」の音変化か》ほうりすてる。うちすてる。「画稿(したえ)を掻集めて、長椅子の上...
ほ‐かぜ【帆風】
1 船の進行方向に向かって吹く風。追い風。順風。 2 時を得た勢い。はぶり。「近代、大神(おほみわ)氏に—を取られ...
ほ‐かつ【保活】
子供を認可保育所に入園させるための活動。特に、待機児童にならないよう、育児休業の期間を調整したり、引っ越しをしたり...
他(ほか)でもな・い
大事であるのはまさにこのことであって、別のことではない。「—・い、例の話だが」
ほか‐と
[副] 1 大きく口をあけるさま。ぱくりと。「人くらひ犬…—食ふたり」〈咄・醒睡笑・一〉 2 急にあることをするさ...
ほか‐なら◦ない【他ならない】
[連語] 1 (多く「…にほかならない」の形で)それ以外のものでは決してない。まさしくそうである。ほかならぬ。「彼...
ほか‐なら◦ぬ【他ならぬ】
[連語]「ほかならない」に同じ。「人生は旅に—◦ぬ」「—◦ぬ君のことだ、なんとかしよう」
ほかならぬひとへ【ほかならぬ人へ】
白石一文の中編小説。奔放な女性と結婚した名門家出身の男性を主人公に、男女の恋愛を描く。平成21年(2009)刊行。...
ほか‐ばら【外腹】
本妻以外の女性から生まれること。また、その子供。「大納言の—の娘を」〈源・少女〉
ほか‐ほか【外外】
[名・形動ナリ] 1 そこ以外の別々の場所。「—にては同じ顔をうつしとりたると見ゆるを」〈源・藤裏葉〉 2 別々に...
ほか‐ほか
[副](スル) 1 心地よい暖かさを感じるさま。「少し歩くと背中が—(と)する」「—(と)した飯」 2 急に、また...
ほか‐め【外目】
よそに目を移すこと。よそみ。「—せず見聞くけしきどもを見て」〈大鏡・時平〉
ほから‐か・す【放らかす】
[動サ四]かまわずにほうって置く。ほったらかす。「いぢむぢ言ふ人は—・いておかしゃんせ」〈浄・万年草〉
ほ‐かん【保管】
[名](スル)物品を預かって、傷つけたり失ったりしないように保存・管理すること。「忘れ物を受付で—する」