まき‐ばしら【真木柱/槙柱】
[名]檜(ひのき)や杉で作った柱。「—作る杣人(そまびと)いささめに仮廬(かりほ)のためと作りけめやも」〈万・一三...
まき‐ひげ【巻き鬚】
植物の茎や葉が変形して細長くなり、他に巻きつく働きをするもの。ブドウの茎、エンドウの小葉、サルトリイバラの托葉など。
ま‐きび【真黍】
トウモロコシの別名。
まき‐びん【巻鬢】
江戸時代の男性の髪形の一。鬢の髪を下からかき上げて、月代(さかやき)のきわで巻き込み、文金(ぶんきん)風に前に出し...
まき‐ふう【巻(き)封】
上包みを用いずに、書状の紙を巻いて紙の端を裏へ折り返し、のりで封じたもの。
まき‐ふで【巻(き)筆】
1 芯(しん)を立てて紙を巻き、その周囲に毛を植えて穂を作った筆。 2 色糸などで軸を巻いて装飾した筆。
まき‐ふみひこ【槙文彦】
[1928〜2024]建築家。東京の生まれ。丹下健三に師事。名古屋大学豊田講堂の設計で注目を集め日本建築学会賞を受...
まき‐ぶえ【牧笛】
牧童の吹く笛。ぼくてき。
まき‐ぶえ【巻(き)笛】
⇒吹き戻し
まき‐ほん【巻(き)本】
巻き物にした本。巻子本(かんすぼん)。
まき‐みず【撒き水】
水をまくこと。また、その水。散水。撒水(さっすい)。
まき‐みやこ【牧美也子】
[1935〜 ]漫画家。兵庫の生まれ。夫は同じく漫画家の松本零士(れいじ)。少女漫画を中心にキャリアをスタート、そ...
まきむく‐やま【巻向山/纏向山】
奈良県桜井市にある山。標高567メートル。南東に長谷寺(はせでら)がある。
まき‐め【巻き目】
紙などを巻いて、巻きおえた端。また、巻いた箇所。「いとほそく巻きて結びたる、—はこまごまとくぼみたるに」〈枕・二九四〉
まきめ‐まなぶ【万城目学】
[1976〜 ]小説家。大阪の生まれ。「鴨川ホルモー」でボイルドエッグス新人賞を受賞して小説家デビュー。「鹿男(し...
まき‐も・つ【巻き持つ/纏き持つ】
[動タ四]手に巻きつけて持つ。「我(あ)が恋ふる君玉ならば手に—・ちて」〈万・一五〇〉
まき‐もど・す【巻(き)戻す】
[動サ五(四)]巻いて元の状態にもどす。巻き返す。「フィルムを—・す」
まき‐もの【巻(き)物】
1 書画などをかいた横に長い紙を表装し、軸に巻いたもの。巻き軸。 2 「巻子本(かんすぼん)」に同じ。 3 軸に巻...
まき‐もめん【巻(き)木綿】
傷口などに巻きつける木綿。包帯にする木綿。
マキャベリ
[1469〜1527]イタリアの外交官・政治理論家。政治をキリスト教的倫理から解放し、近代政治学・史学の祖とされる...
マキャベリアニズム
⇒マキャベリズム
マキャベリズム
《「マキアベリズム」「マキャベリアニズム」とも》 1 マキャベリが「君主論」の中で述べた政治思想。15〜16世紀の...
ま‐きゅう【魔球】
球技で、相手を惑わせる特別な変化球。
ま‐きょう【魔境】
1 悪魔や魔物の住む世界。魔界。 2 どんな危険がひそむかわからない人跡まれな地域。「神秘の—を探る」 3 遊里や...
ま‐きょう【魔鏡】
光を当てて反射光を壁に投影すると、像や模様が陰影となって現れる金属鏡。薄く作った鏡の裏面に模様を鋳込んで表面(鏡面...
マキラ‐とう【マキラ島】
《Makira》南太平洋、ソロモン諸島最東部の島。長さ約130キロメートルの細長い島で、起伏に富む。最高点は125...
マキラドーラ‐ゾーン
メキシコの保税加工工場制度。1966年に北部地域の工場化、雇用の促進のために作られた制度。この制度を使えば原材料の...
まぎらわし・い【紛らわしい】
[形][文]まぎらは・し[シク]《古くは「まきらはし」》 1 似ていて区別がつきにくい。「本物と—・いレプリカ」「...
まき‐りょうこ【巻菱湖】
[1777〜1843]江戸後期の書家。越後の人。名は大任、字(あざな)は致遠。唐の欧陽詢(おうようじゅん)などの書...
まき‐わら【巻き藁】
稲のわらを巻いて束ねたもの。弓術練習の的、また空手道で突きの稽古など、武術練習の道具に用いられる。
まき‐わり【薪割(り)】
薪を燃やしやすい大きさに割ること。また、それに用いる刃物。
マキン‐とう【マキン島】
《Makin》太平洋中部、キリバスのギルバート諸島最北部の環礁。二つの主島、マキン島とケイブ島に加え、いくつかの小...
ま‐ぎゃく【真逆】
[名・形動]《「逆」を強調した俗語》まったく逆であること。正反対なこと。また、そのさま。「前作とは性格が—の人物を...
ま‐ぎょう【ま行/マ行】
五十音図の第7行。ま・み・む・め・も。
まぎら【紛ら】
まぎらわすこと。ごまかし。「えてあんな事で—を食はされるものぢゃ」〈伎・桑名屋徳蔵〉
まぎら‐かし【紛らかし】
九州地方で、嫁入りの際に嫁につき添っていく未婚の女性をいう。花嫁と同じ礼装で宴席に並ぶ。嫁紛らかし。添い嫁。
まぎら‐か・す【紛らかす】
[動サ五(四)]「紛らす」に同じ。「寂しさを—・す」
まぎら・す【紛らす】
[動サ五(四)]関心を他に移すなどして、そのことがわからなくなるようにする。ごまかす。また、気持ちを他に向けてふさ...
まぎら・せる【紛らせる】
[動サ下一]「紛らす」に同じ。「恋の悩みをスポーツで—・せる」
まぎらわし【紛らはし】
まぎれるようにすること。関心などを他に移すようにすること。「御心の—には、さしも驚かせ給ふばかり聞こえなれはべらば...
まぎらわ・す【紛らわす】
[動サ五(四)]「紛らす」に同じ。「水で空腹を—・す」
ま‐ぎり【間切り】
1 区切ること。区切り。 2 もと、琉球の行政区画。数村からなり、琉球処分以後も存続したが、明治40年(1907)廃止。
まぎり‐ばしり【間切り走り】
向かい風のときの帆船の走り方。斜め前方から風を受けるように、左右に交互に帆面を向けながらジグザグに前進する。
ま‐ぎ・る【間切る】
[動ラ五(四)]波間を切って船を進める。また、間切り走りで帆船を進める。「帆ヲ—・ッテ走ル」〈和英語林集成〉
まぎ・る【紛る】
[動ラ下二]「まぎれる」の文語形。
まぎれ【紛れ】
1 ある事につけこんで、また、事の勢いで何かをすること。「怒った—に外の芸者を買いはしまいか」〈荷風・腕くらべ〉 ...
まぎれ‐あり・く【紛れ歩く】
[動カ四] 1 しのび歩く。「心もや慰むと立ち出でて—・き給ふ」〈源・少女〉 2 人々の間にまじって歩きまわる。「...
まぎれ‐こ・む【紛れ込む】
[動マ五(四)] 1 まちがって入り込む。「よその郵便物が—・む」 2 いつのまにか他の物の中に入り込む。混雑をう...
まぎれ‐どころ【紛れ所】
見分けにくいところ。「あさましきまで—なき御顔つきを」〈源・紅葉賀〉
紛(まぎ)れもな・い
きわめて明白である。まちがえようがない。「—・い事実」