まろ【丸/円】
[名・形動ナリ] 1 まるいもの。また、まるいさま。「大きなる松の木などの二三尺にて—なる」〈枕・三〇六〉 2 丸...
マロ
[1496〜1544]フランスの宮廷詩人。プロテスタンティズムに傾いて迫害を受けながら、書簡詩・風刺詩などに軽妙洒...
マロ
[1830〜1907]フランスの小説家・批評家。旅を通じて少年が成長する過程を描いた児童小説「家なき子」で知られる。
まろ【麻呂/麿】
[代]一人称の人代名詞。平安時代以降に用いられた語。「—この歌の返しせむ」〈土佐〉 [接尾] 1 名詞や形容詞の語...
マロアンツェトラ
⇒マルアンツェチャ
まろ・い【丸い/円い】
[形][文]まろ・し[ク]《「まるい」の古形》「まるい」に同じ。「成ろうなら—・く納めたい葉山の了簡で」〈紅葉・多...
まろうど【客/賓/客人】
《「まらひと」の音変化。古くは「まろうと」》訪ねて来た人。きゃく。きゃくじん。「観兵の間に設けたる夕餉に急ぐ—、群...
まろうど‐い【客居/賓居】
客を通す座敷。客間。応接間。「例の—の方におはするにつけても」〈源・早蕨〉
まろうど‐がみ【客神/客人神】
他の地域から来訪し、その土地で信仰されるようになった神。きゃくじん。
まろうど‐ざね【客実/賓実】
主たる客。正客。主賓。「左中弁藤原の良近といふをなむ—にて、その日はあるじまうけしたりける」〈伊勢・一〇一〉
まろかし【丸かし/塊】
《「まろがし」とも》丸めたもの。かたまり。まろかせ。「鉄の—をのまむ時には、天の甘露なににかせむとする」〈百座法談〉
まろか・す【丸かす/円かす】
[動サ四]《「まろがす」とも》まるめる。丸く固める。ひとかたまりにする。「カシラヲ—・ス」〈和英語林集成〉 「物取...
まろかせ【丸かせ/塊】
「まろかし」の音変化。「切り口より焔(ほのほ)の—」〈浄・嫗山姥〉
まろか・る【丸かる/円かる】
[動ラ下二]《「まろがる」とも》丸く固まる。固まって一つになる。「陰陽分れざる時、—・れたること鶏子(とりのこ)の...
マロ‐かんしょう【マロ環礁】
《Maro Reef》米国ハワイ州、北西ハワイ諸島の島。海底火山の頂部に発達した環礁で、多種のサンゴが生息する。米...
まろが・す【転がす】
[動サ五(四)]ころがす。「門口に立ちたる我を撞(つ)き—・し」〈鴎外訳・即興詩人〉
まろが・る【転がる】
[動ラ五(四)]ころがる。「—・りたる生簀(いけす)の籠も」〈蘆花・自然と人生〉
まろ・ぐ【丸ぐ/円ぐ】
[動ガ下二]一つにまとめる。寄せ合わせる。「これを—・げて、みな買はん人もがなと思ひて」〈宇治拾遺・二〉
マロシュセークぶきょく【マロシュセーク舞曲】
《原題、(ハンガリー)Marosszéki táncok》コダーイの管弦楽曲。全4曲。1930年作曲。トランシルバ...
マロジェジ‐こくりつこうえん【マロジェジ国立公園】
《Parc national de Marojejy》マダガスカル北東部にある国立公園。標高2000メートルを超え...
マロチ
レソトの通貨単位ロチの複数形。
マルチ‐さんみゃく【マルチ山脈】
《Maluti Mountains》レソト領内におけるドラケンスバーグ山脈の名称。マロチ山脈。
マロニエ
ムクロジ科の落葉高木。樹皮は灰褐色で、葉は大きく、5〜7枚の倒卵形の小葉からなる手のひら状の複葉。初夏、赤みがかっ...
マロニエのはながいった【マロニエの花が言った】
清岡卓行の長編小説。パリで活躍する芸術家達の交流を描く大河小説。平成11年(1999)刊行。同年、第52回野間文芸...
マロニル‐にょうそ【マロニル尿素】
⇒バルビツール酸
まろ‐ね【丸寝】
「まるね」に同じ。「我妹子(わぎもこ)し我(あ)を偲(しの)ふらし草枕旅の—に下紐(したびも)解けぬ」〈万・三一四五〉
まろば‐か・す【転ばかす】
[動サ四]「まろばす」に同じ。「狐、射—・されて」〈宇治拾遺・三〉
まろば・す【転ばす】
[動サ五(四)]まろぶようにする。ころがす。まろがす。「その話は銀盤に玉を—・すように」〈中勘助・鳥の物語〉 「猪...
まろび‐あ・う【転び合ふ】
[動ハ四]互いにころがる。ころがって寄りあう。「竹の葉におきゐる露の—・ひてぬるとはなしに立つ我が名かな」〈拾遺・恋二〉
まろ・ぶ【転ぶ】
[動バ五(四)] 1 ころがる。「犬のように—・びながら」〈有島・クララの出家〉 2 ひっくりかえる。倒れる。ころ...
まろ‐ぶし【丸臥し】
「丸寝(まるね)」に同じ。「まどろむ間だになかりつる草の枕の—なれば」〈東関紀行〉
まろ‐ほや【丸寄生】
寄生(ほや)の形を丸く図案化した模様。
マロボ‐しょうこ【マロボ礁湖】
《Marovo Lagoon》ニュージョージア諸島にある世界最大の礁湖。面積約700平方キロメートルで、ニュージョ...
マロボ‐ラグーン
⇒マロボ礁湖
まろ・む【丸む/円む】
[動マ四]丸くなる。まるまる。「袖口は—・み出でたる程」〈栄花・わかばえ〉 [動マ下二]「まろめる」の文語形。
まろ・める【丸める/円める】
[動マ下一][文]まろ・む[マ下二] 1 「まるめる1」に同じ。〈和英語林集成〉 2 「まるめる2」に同じ。「何故...
まろ‐や【丸屋】
葦(あし)や茅(かや)などで簡単に屋根を葺(ふ)いた粗末な家。「屋は、—、あづま屋」〈枕・二八九〉
まろ‐やか【円やか】
[形動][文][ナリ] 1 形がまるいさま。まるまるとしているさま。「—な山容」 2 口あたりが柔らかいさま。味が...
まろ‐らか【円らか】
[形動ナリ]まるまるとしているさま。まろやか。「腕(かひな)をさし出でたるが—にをかしげなるほども」〈源・宿木〉
マロリー
[1886〜1924]英国の登山家。1921年よりエベレスト遠征隊に3度参加したが、1924年に頂上付近で消息を絶った。
マロリー
[?〜1471]英国の文人。アーサー王伝説を集大成した散文物語「アーサー王の死」を著し、近代英文学にも大きな影響を...
マロロ‐とう【マロロ島】
《Malolo》フィジー諸島、ビチレブ島西部の都市ナンディの西沖合にあるママヌザ諸島の主島。火山島であり、同諸島中...
マロン
栗。また、栗色。
マロン‐グラッセ
ゆでた栗を薄皮をむいて砂糖のシロップ漬けにし、乾かした洋菓子。
マロン‐は【マロン派】
《Maronite》東方正教会の一派。7世紀以来、イスラム教徒の迫害に耐えてレバノン山中に隠れ住み、信仰を守った。...
マロー
アイルランド南部、コーク州の町。ブラックウオーター川沿いに位置し、農産物の集散地として、また鉄道の要衝として発展。...
マローヤ
スイス東部、グラウビュンデン州の村。オーバーエンガディン地方の最西端、ローマ時代の重要な街道の一つが通ったマローヤ...