いお【庵/廬/菴】
「いおり1」に同じ。「軒端(のきば)の松を寂しき—の友として」〈露伴・二日物語〉
いお【魚】
うお。さかな。「荒海の怒れる—のすがた」〈源・帚木〉
い‐お【五百】
1 数のごひゃく。「—年(とせ)」 2 数の多いこと。「—枝(え)」
イオ
ギリシャ神話で、ゼウスの妻ヘラに仕えた美しい女官。ゼウスに愛されたが、ヘラの怒りを恐れたゼウスに牝牛に変えられ世界...
イオ
コレッジョの絵画。カンバスに油彩。縦164センチ、横74センチ。「ダナエ」「ガニュメデス」と同じく、「ユピテルの愛...
イオアニナ
ギリシャ北西部、イピロス地方の都市。イオアニナ湖西岸に位置する。6世紀のユスティニアヌス1世により創建。続いてノル...
イオアニナ‐こ【イオアニナ湖】
《Limni Ioanninon/Λίμνη Ιωαννίνων》ギリシャ北西部、イピロス地方最大の湖。旧称パンボ...
いおう【硫黄】
酸素族元素の一。単体は無臭の黄色結晶。温泉や火山帯に産する。水には溶けない。斜方硫黄・単斜硫黄などの同素体がある。...
い‐おう【以往/已往】
1 その時からのち。以後。以降。「平安遷都—の文化」 2 (已往)それより前。以前。往時。「およばぬ高き姿を願ひて...
い‐おう【位襖】
⇒いあお(位襖)
い‐おう【医王】
1 《医師が病人を救うように、仏法を説いて人の悩みをいやすところから》仏・菩薩(ぼさつ)のこと。 2 薬師如来の異称。
い‐おう【易往】
仏語。阿弥陀仏の救いの働きによって、極楽浄土にたやすく往生できること。
いおう‐いぎょう【易往易行】
仏語。極楽浄土に往生しやすく、またそのための修行もしやすい念仏のこと。浄土教をいう。
いおう‐か【硫黄華】
硫黄の蒸気を急冷し固化させて得られる黄色の粉末。天然には硫黄泉の噴出口にみられる。昇華硫黄。
いおう‐さいきん【硫黄細菌】
化学合成を行う細菌で、硫化水素などを酸化して硫黄や硫酸を生じる。光合成を行う紅色硫黄細菌・緑色硫黄細菌などを含めて...
いおう‐ざん【硫黄山】
北海道北東部、知床半島にある山。標高1562メートル。羅臼(らうす)岳の北に位置する。知床硫黄山。 ⇒アトサヌプリ
いおう‐さんかぶつ【硫黄酸化物】
硫黄の酸化物の総称。大気汚染物質の一。石油など硫黄を含む物質の燃焼によって生じる二酸化硫黄(亜硫酸ガス)が空気中で...
いおう‐さんじゅうご【硫黄三五】
硫黄の放射性同位体の一つ。半減期は87.4日。ベータ崩壊し、最終的に安定元素の塩素35に変化する。ベータ線のエネル...
いおう‐さんのう【医王山王】
比叡山延暦寺の根本中堂の本尊である薬師如来と、滋賀県大津市坂本にある日吉神社の日吉山王権現。
いおう‐じ【医王寺】
福島市飯坂町にある真言宗豊山派の寺。山号は瑠璃光山。天長3年(826)、空海の開山とされ、中興は、藤原秀衡の臣佐藤...
いおう‐じま【硫黄島】
⇒いおうとう(硫黄島) 鹿児島県の火山島。三島村(みしまむら)に属する。かつては硫黄の採掘が行われていた。俊寛(し...
いおう‐じま【伊王島】
長崎県南部、長崎市南西約10キロメートルの沖合にある島。長崎市に属する。面積1.3平方キロメートル、最高点は109...
いおうじまいまだぎょくさいせず【硫黄島いまだ玉砕せず】
上坂冬子による歴史ノンフィクション。平成5年(1993)刊。太平洋戦争末期に日米双方で4万人もの犠牲者を出した硫黄...
いおう‐せん【硫黄泉】
泉質の一。硫黄分を多く含む温泉。広義には硫化水素を含むものもいう。皮膚病や神経痛に効く。草津温泉・日光湯元温泉など。
いおう‐とう【硫黄島】
東京都、小笠原諸島の南西、硫黄列島の中央の火山島。第二次大戦の激戦地。現在は自衛隊の基地が置かれている。中硫黄島。...
いおう‐とりしま【硫黄鳥島】
沖縄県の最北端にある火山島。鹿児島県徳之島の西方約60キロに位置し、かつて硫黄の採掘が行われた。鳥島。
いおう‐に‐むにん【易往而無人】
仏語。阿弥陀仏の誓願を信じる者はたやすく極楽往生できるが、実際にはそういう者はごくまれであるということ。「大無量寿...
いおう‐びょう【萎黄病】
1 鉄欠乏性貧血の一。思春期の女子に多い。 2 植物の葉が黄白色になる病害。
い‐おうぶつ【韋応物】
[737ころ〜?]中国、中唐の詩人。京兆(陝西省西安)の人。蘇州刺史であったため韋蘇州とよばれる。陶淵明に心酔。自...
いおう‐れっとう【硫黄列島】
小笠原諸島の南西にある列島。北硫黄島・中硫黄島(硫黄島)・南硫黄島からなる。東京都に属し、硫黄・サトウキビを産出。...
いお‐え【五百枝】
たくさんの枝。「—さし繁(しじ)に生ひたる樛(つが)の木の」〈万・三二四〉
いお‐え【五百重】
いくえにも重なっていること。「白雲の—に隠り遠くとも夕(よひ)去らず見む妹があたりは」〈万・二〇二六〉
イオカステ
ギリシャ神話で、テーベ王ライオスの妻。オイディプスを産んだが、のちに、それと知らず、我が子の妻となり、アンティゴネ...
イオ‐カード
JR東日本が発売する、磁気式の自動改札用プリペイドカード。改札機に入れれば料金が自動的に精算される。デジタル信号を...
イオスコ
《International Organization of Securities Commissions》証券監...
イオス‐とう【イオス島】
《Ios/Ίος》ギリシャ南東部、エーゲ海に浮かぶ島。キクラデス諸島に属し、ナクソス島とサントリーニ島の中間に位置...
イオタ
ギリシャ文字の第9字。
いお‐ち【五百箇】
「いおつ」に同じ。「珠洲(すず)の海人の沖つ御神にい渡りて潜(かづ)き取るといふ鮑玉(あはびたま)—もがも」〈万・...
いお‐つ【五百箇】
(多く名詞の上に付き、接頭語的に用いて)500、または数の多いことを表す。「朝狩りに—鳥立て夕狩りに千鳥踏み立て」...
い‐おと・す【射落(と)す】
[動サ五(四)] 1 矢を射当てて落とす。「飛んでいる鳥を—・す」 2 ねらっていた地位・人などを手に入れる。射止...
イオナイザー
1 イオン化したガスなどを発生する装置。 2 ⇒除電器
イオニア
小アジア南西部のエーゲ海沿岸と、その付近の諸島一帯の古称。前10世紀ごろから古代ギリシャ人が移住して、ミレトス・サ...
イオニア‐かい【イオニア海】
《Ionian Sea》イタリア半島南部およびシチリア島とギリシャとに囲まれた海域。地中海の一部。
イオニア‐がくは【イオニア学派】
前6世紀ごろ、イオニア地方に興ったギリシャ最初の哲学の学派。万物の根源を水・アペイロン(無限なもの)・空気・火に求...
イオニア‐しき【イオニア式】
古代ギリシャ建築の列柱様式の一。ドリス式とコリント式の間の時期に成立。礎盤がつき、渦巻き装飾の柱頭をもつ。
イオニア‐しょとう【イオニア諸島】
《Ionia/Ιόνια》ギリシャ西端部、イオニア海北東部にある諸島。古くは「七つの島」を意味するヘプタネソスまた...
イオニア‐ようしき【イオニア様式】
「イオニア式」に同じ。
イオニウム
トリウムの同位体。ウラン234のα(アルファ)崩壊で生じるトリウム230。半減期は8万年。海底堆積物の年代測定など...
イオノフォア
細胞などの生体膜に作用し、特定のイオンを選択的に透過させるはたらきをもつ、脂溶性の低分子化合物の総称。生体に対して...
いお‐はた【五百機】
数多くの織機。「たなばたの—立てて織る布の秋さり衣誰(たれ)か取り見む」〈万・二〇三四〉