いち‐りん【一輪】
1 開いた一つの花。「梅—」 2 一つの車輪。 3 満月。「—満てる清光の影」〈謡・姨捨〉
いちりん‐ざし【一輪挿(し)】
一輪か二輪の花を生ける小さな花瓶。
いちりん‐しゃ【一輪車】
手押し車や自転車などで、車輪が1個だけの車。
いちりん‐そう【一輪草】
キンポウゲ科の多年草。山裾の草地に生え、高さ20〜25センチ。葉は複葉で、小葉は羽状に深く裂けている。4月ごろ、花...
いち‐る【一縷】
1 1本の糸。また、そのように細いもの。「船は—の黒烟を波上に残し」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉 2 ごくわずかであるこ...
いち‐るい【一塁】
野球で、走者が最初に踏む塁。ファーストベース。ファースト。
いち‐るい【一類】
1 同じ種類。また、同じ仲間。同類。 2 親族関係にあるもの。一族。一門。
いちるい‐コーチ【一塁コーチ】
野球で、攻撃側のチームが一塁側に配置するベースコーチ。走者に走塁の指示を出したり、ボールの所在などの情報を伝えたり...
いちるい‐しゅ【一塁手】
野球で、一塁を中心にその周辺を守る内野手。ファースト。
いちるい‐せん【一塁線】
野球で、本塁と一塁を結ぶ線。「—へのバント」
いち‐れい【一礼】
[名](スル)一度礼をすること。ちょっと会釈すること。「—して着席する」
いち‐れい【一例】
一つの例。「—を挙げる」
いち‐れつ【一列】
1 一つの列。ひとならび。「—に並ぶ」 2 第一の列。 3 そろうこと。一緒。「国本の面々—に申し上ぐべき事なれど...
いちれつ‐いったい【一列一体】
[名・形動]一様であること。どれも同じようであること。また、そのさま。「—にお客と云うもの男と云うものは」〈荷風・...
いち‐れん【一連/一聯】
1 関係のあることのひとつながり。「—の事件」 2 穴に糸やひもなどを通してつらねたもののひとつながり。「数珠—」...
いち‐れん【一蓮】
「一蓮托生(いちれんたくしょう)」の略。「夫婦、親子—の、示しの時刻延ばされず」〈浄・万年草〉
いちれん‐たくしょう【一蓮托生】
1 仏語。死後、極楽の同じ蓮華の上に生まれること。 2 結果はどうなろうと、行動や運命をともにすること。「死ぬも生...
いちれん‐ばんごう【一連番号】
品物や条文などに、一から順に続けてつけてある番号。
いち‐ろ【一路】
1 ひとすじに続く道。「真実—」 2 (副詞的に用いて)寄り道せずまっすぐに進むこと。ひたすら。「—帰国の途につく...
いちろ【一路】
木下利玄の歌集。大正13年(1924)刊。佐佐木信綱が序文を寄せている。
いち‐ろう【一浪】
[名](スル)《「一年浪人」の略》卒業年度に上級学校への進学試験に合格できず、1年間学籍なしに過ごすこと。また、その人。
いち‐ろう【一臘/一﨟】
1 出家受戒後、安居(あんご)を一度終えたこと。これを法臘1歳と数える。転じて、年功を積んだ僧。最上位の僧。→臘(...
いちろう【イチロー】
[1973〜 ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(199...
いち‐ろく【一六】
1 ばくち・双六(すごろく)で二つの賽(さい)を振って、その目に一と六とが同時に出ること。 2 毎月の一と六のつく...
いちろく‐ぎんこう【一六銀行】
《一と六との和の「七」が、同音の「質」に通じるところから》質屋のこと。六一銀行。
いちろく‐しょうぶ【一六勝負】
1 《一と六は賽(さい)の目の裏表であるところから》さいころの目に一が出るか六が出るかをかけてする勝負。また単に、...
いちろく‐づくり【一六作り】
菊の花の仕立て方で、中央に一輪、周囲に六輪の花を咲かせるもの。中菊と丁字菊(ちょうじぎく)を交互にまぜて植える。
いちろ‐へいあん【一路平安】
《中国語で「道中ご無事で」の意》旅立つ人の道中の無事を祈る言葉。
いちろ‐まいしん【一路邁進】
[名](スル)目的を達成するために、ひたすら進むこと。「完成に向かって—する」
いちわいちげん【一話一言】
江戸後期の随筆。56巻。大田南畝(なんぽ)著。安永4年(1775)ごろから文政5年(1822)ごろまでに筆者が見聞...
一(いち)を聞(き)いて十(じゅう)を知(し)る
《「論語」公冶長から》物事の一部を聞いただけで全部を理解できる。賢明で察しのいいことのたとえ。一を以て万(ばん)を知る。
市(いち)を成(な)・す
人が多く集まる。にぎわう。「見物客が—・す」「門前—・す」
一(いち)を以(もっ)て万(ばん)を知(し)る
《「荀子」非相から》「一を聞いて十を知る」に同じ。