いち‐げん【一元】
1 すべての事物の根源がただ一つであるということ。⇔多元。 2 一つの年号。「一世—」 3 代数式で、未知数が一つ...
いち‐げん【一見】
1 初めて会うこと。特に、旅館や料理屋などの客がなじみでなく、初めてであること。また、その人。「—さんはお断りして...
いち‐げん【一言】
「いちごん(一言)」に同じ。「—をもって評すれば」
いちげん‐いっこう【一言一行】
一つの言葉と一つのおこない。「人の上に立つ者は—も慎むべきだ」
いちげん‐か【一元化】
[名](スル)いくつかに分かれている問題や機構・組織などを統一すること。「窓口を—する」
いちげん‐きん【一弦琴/一絃琴】
弦楽器の一。長さ約1.1メートルの杉または桐材の胴に、1本の絹糸の弦を張った琴。江戸時代に中国から伝わった。一つ緒...
いちげん‐こじ【一言居士】
どんな事についても、なにか自分の意見を言わないと気のすまない人。いちごんこじ。
いちげんし‐ぶんし【一原子分子】
⇒単原子分子
いちげん‐てき【一元的】
[形動]さまざまな事物が根源を一つにしているとみえるさま。「—な考え方」⇔多元的。
いちげんのこと【一絃の琴】
宮尾登美子の時代小説。土佐を舞台に一弦琴に魅せられた二人の女性の半生を描く。昭和53年(1978)刊行。同年、第8...
いちげん‐びょうしゃ【一元描写】
岩野泡鳴(いわのほうめい)が唱えた描写の方法論。小説の中で、作者の主観を移入した人物を設定し、その視点から描写を一...
一言(いちげん)以(もっ)て之(これ)を蔽(おお)う
《「論語」為政から》ひとことで全体の意味を言い表す。
いちげん‐ろん【一元論】
1 ある一つの原理で、あらゆるものを説明しようとする考え方。 2 哲学で、世界を一つの根本的な原理によって説明しよ...
いち‐ゲーム【位置ゲーム】
⇒位置情報ゲーム
いち‐こ【市子/巫女/神巫】
1 神霊・生き霊(りょう)・死霊(しりょう)を呪文を唱えて招き寄せ、その意中を語ることを業とする女性。梓巫(あずさ...
いち‐こ【市籠】
⇒いじこ
いち‐こう【一高】
「第一高等学校」の略称。
いちこく‐びより【一石日和】
定まらない天候。「物類称呼」に、筑紫で「降ろうごと降るまいごと」という「ごと(如)」に「五斗」を掛けて、合わせると...
いち‐こじん【一個人】
⇒いっこじん(一個人)
いち‐こつ【壱越】
日本音楽の十二律の一。十二律の基音で、中国の十二律の黄鐘(こうしょう)、洋楽のニ音にあたる。
いちこつ‐ちょう【壱越調】
雅楽の六調子の一。壱越の音を主音とする音階。
いち‐ころ
いっぺんでころりと負けること。「強豪チームに—にされる」「どんな害虫も—だ」
いちご【苺/莓】
バラ科の多年草または小低木の総称。また、その実。春から初夏に白色の花が咲き、のち赤い実が熟す。キイチゴ・クサイチゴ...
いち‐ご【一期】
1 生まれてから死ぬまで。一生。一生涯。「五十一歳を—として…静に息を引きとろうとしていた」〈芥川・枯野抄〉 2 ...
いち‐ご【一語】
一つの語。また、わずかな言葉。ひとこと。「すばらしいの—に尽きる」
いちご‐いちえ【一期一会】
《「山上宗二記」の中の「一期に一度の会」から》茶の湯で、茶会は毎回、一生に一度だという思いをこめて、主客とも誠心誠...
いちごいちえ【一期一会】
網野菊による随筆風の小説。昭和41年(1966)、引退興行を終えて向かった四国巡礼の旅先で入水自殺した歌舞伎俳優、...
いちご‐いちじゅう【一伍一什/一五一十】
一から十まで。初めから終わりまで。一部始終。「遭難に至るまでの、—を物語りて」〈竜渓・経国美談〉
いち‐ごう【一合】
[名] 1 ㋐尺貫法の容量の単位。「—枡(ます)」 ㋑尺貫法の地積の単位。「一坪—」 2 山の麓から頂上までの道の...
いち‐ごう【一毫】
1 1本の細い毛すじ。転じて、わずか。寸毫。「—の油断も許されない」 2 尺度の単位。→毫
いち‐ごう【一業】
仏語。一つの行為。
いちごう‐しょかん【一業所感】
仏語。人はいずれも、同一の善悪の業(ごう)ならば同一の果を得るということ。共業共果(きょうごうきょうか)。「—の身...
一期(いちご)栄(さか)・える
「一が栄(さか)える」に同じ。
いちご‐じた【苺舌】
舌の乳頭が腫れてイチゴのような赤い色になった状態。溶連菌感染症や川崎病などでみられる。
いちごじょう‐か【苺状果】
イチゴのように、一つの花に生じた多数の子房が成熟してできた果実。花托が肥大して果実状になる。
いちご‐だいふく【苺大福】
あんの中にイチゴの入った大福餅。
いちご‐つなぎ【苺繋】
イネ科の多年草。日当たりのよい河原などに束生し、高さ50〜70センチ。初夏、淡緑色の細長い穂をつける。ざらつきいち...
いちごどうめい【いちご同盟】
三田誠広の青春小説。平成2年(1990)刊行。
いちご‐に【いちご煮】
《ウニの生殖巣の赤みが、野イチゴの果実のように見えるところから》ウニと、アワビまたはツブ貝を用いた吸い物。塩で調味...
いちご‐の‐おとこ【一期の男】
一生連れ添う男。夫のこと。「—に毒を飼ひて、そなたに思ひ替へしに」〈浮・一代男・四〉
いちご‐の‐かんじょう【一期の灌頂】
人の死ぬ時、成仏のしるしとして行う灌頂。
いちご‐の‐はじめ【一期の始め】
生まれてはじめて。
いちご‐の‐わかれ【一期の別れ】
一生の別れ。死別すること。
いちごひとふり【一期一振】
鎌倉時代の刀工、粟田口吉光の作による日本刀(太刀)。享保名物帳所載。短刀の名手として知られた吉光の銘がある希少な太...
いちご‐ぶん【一期分】
中世、一期(一生涯)に限って領有を認められた所領のこと。所領の分散を防ぐため、庶子や女子への譲渡は一期分とし、死後...
いちご‐ぶん【一語文】
一つの単語からなりたつ文。「火事!」「見事!」や、幼児の言う「うまうま」など。
いちご‐やまい【一期病】
一生治らない病気。死病。「瘡(かさ)をうつりて、—になるもあり」〈仮・東海道名所記・四〉
いち‐ごん【一言】
一つの言葉。ひとこと。また、短い言葉。いちげん。「—のもとに否定する」「—付け加える」
いちごん‐いっく【一言一句】
1 一つ一つの言葉。「女の語る—が、遠い国のしらべのように」〈谷崎・秘密〉 2 わずかの言葉。一言半句。「—も聞き...
いちごん‐こじ【一言居士】
⇒いちげんこじ(一言居士)