いっぷく‐いっしょう【一腹一生】
同じ父母から生まれた兄弟姉妹。一腹一種。「—にてこそましまさね、兄弟なることは眼前なり」〈曽我・一〉
いっぷく‐いっせん【一服一銭】
室町時代、路傍で煎茶(せんちゃ)一服を銭1文で飲ませたこと。また、その商人。
いっぷく‐がけ【一幅掛(け)】
床の間に掛け物を一幅掛け、その下に盆石などを一つ添えて飾ること。
一服(いっぷく)の清涼剤(せいりょうざい)
清涼剤のように、気持ちをさわやかにしてくれる事柄。「子供の笑顔が—になった」
一服(いっぷく)盛(も)・る
毒薬を調合する。毒薬を飲ませる。
イップス
緊張や不安などによって、それまでスムーズにできていた動作が思い通りにできなくなる運動障害。スポーツや楽器の演奏など...
いっぷ‐たさい【一夫多妻】
一人の男性が同時に二人以上の女性を妻とする婚姻形態。イスラム圏などにみられる。ポリジニー。
いっぷん‐の‐いえ【一分の家】
《Dům U Minuty》チェコ共和国の首都プラハの中心部、旧市街広場にある建物。旧市庁舎に隣接する。15世紀に...
いっ‐ぺいそつ【一兵卒】
1 一兵士。 2 ある活動をする大勢の中の一人として、下積みの任務に励む者。「委員を辞め—として活動する」
いっ‐ぺき【一碧】
空や水が、一面に青々としていること。「水天—」
いっぺき‐こ【一碧湖】
静岡県伊豆半島東岸、伊東市にあるひょうたん形の湖。南に位置する大室山の溶岩流によってできた堰(せ)き止め湖。湖面標...
いっ‐ぺん【一片】
1 薄く平たく小さいもの一つ。ひとひら。「—の花びら」 2 全体から切り取られた一部分。ひときれ。「—の肉」 3 ...
いっ‐ぺん【一辺】
1 片側。一方。 2 一つの辺。多角形の辺の一つ。
いっ‐ぺん【一変】
[名](スル)すっかり変わること。また、変えること。「態度が—する」
いっ‐ぺん【一偏】
[名・形動ナリ] 1 一方にかたよること。また、そのさま。「—の我執によりて朝恩をもかへり見ず」〈折たく柴の記・下...
いっ‐ぺん【一遍】
1 一回。一度。「—乗ってみたい」→一遍に 2 ひとわたり。一部始終。「理趣分をこそ—読み侍りしか」〈発心集〉 3...
いっぺん【一遍】
[1239〜1289]鎌倉中期の僧。伊予の人。時宗(じしゅう)の開祖。法名は智真(ちしん)。延暦寺に入り、太宰府で...
いっ‐ぺん【一編/一篇】
1 一つの文章・詩歌。また、ひとまとまりの書物。「—の詩」 2 小説や論文などで、内容を区分した最初のひとまとまり。
いっぺん‐こっきり【一遍こっきり】
[副]1回を強く限定する意を表す語。一度かぎり。「—しか言わない」
いっぺんしょうにん‐えでん【一遍上人絵伝】
一遍の伝記を描いた絵巻物。聖戒編・円伊筆の、京都歓喜光寺に伝わり12巻からなる「一遍聖絵(ひじりえ)」が最も有名。...
いっぺんしょうにん‐ごろく【一遍上人語録】
一遍の法語・和讃(わさん)・消息・和歌などを門弟が整理収録した書。2巻。一海編。宝暦13年(1763)刊。
いっぺん‐とう【一辺倒】
特定の対象だけに心を傾けて、他は顧みないこと。「アメリカ—の政策」「夏はもっぱらビール—だ」 [補説]第二次大戦後...
いっぺん‐に【一遍に】
[副]多くのことを一度にまとめて行うさまを表す。いちどきに。一度に。「—注文をさばききれない」「それを見て—酔いが...
いち‐ページ【一頁】
1 書籍・帳簿などの、ある一つの面。また、最初の面。「ノートの—目」 2 (比喩的に)連続した事柄の中の、一つの出...
いっ‐ぽ【一歩】
1 ひと足。「—踏み出す」 2 一つの段階。ほんの少しの程度。「ライバルに—先んじる」「もう—のところで取り逃がす」
いっ‐ぽう【一方】
[名] 1 一つの方面。一つの方向。「—が海に面する町」「—交通」 2 二つあるうちの一つ。片方。「—の足に体重を...
いっ‐ぽう【一法】
1 (‐パフ) 一つの方法。「相談してみるのも—だ」 2 (‐ポフ) 仏語。一つのもの。一つの存在。また、唯一絶対...
いっ‐ぽう【一報】
[名](スル) 1 一度告げ知らせること。ちょっと告げ知らせること。簡単な知らせ。「とりあえず御—ください」 2 ...
いっぽう‐ぐち【一方口】
1 一方にだけ設けられた出入り口。 2 二者のうちの一方だけの言い分。「僕はこんな重大な事を—で判断したくはありま...
いっぽう‐こうい【一方行為】
⇒単独行為
いちほうこう‐にんしょう【一方向認証】
⇒片方向認証
いっぽう‐つうこう【一方通行】
1 車両などの通行を道路の一方向に限って許すこと。一方交通。 2 ある一方からの伝達が行われて、その逆の伝達が行わ...
いっぽう‐てき【一方的】
[形動] 1 一方だけに偏るさま。「—な勝利」 2 相手を考慮しないで自分の側の都合だけによるさま。「—な契約条件...
いっぽう‐の‐ど【一抔の土】
1 《「史記」張釈之伝から》手ですくえるだけのわずかな土。 2 墳墓。
一歩(いっぽ)進(すす)・める
考え方などを、一段階前に進める。
一歩(いっぽ)も引(ひ)か◦ぬ
もうこれ以上譲れないという強い決心のようす。「—◦ず渡り合う」
一歩(いっぽ)譲(ゆず)・る
1 少し劣る。一段階劣る。「技術の面で—・る」 2 自説を一部分引っ込めて、相手の主張を少し認める。「—・って話し...
一歩(いっぽ)を踏(ふ)み出(だ)・す
新しい計画・事業などを始める。「機構改革に向け—・す」
一歩(いっぽ)を譲(ゆず)・る
⇒一歩譲る
いっ‐ぽん【一本】
1 細長い物一つ。また、電話・手紙などについてもいう。「—の便りもない」→本(ほん) 2 ㋐一冊または一部の書物。...
いっ‐ぽん【一品】
1 親王の位階の第1位。「—の宮」 2 経文(きょうもん)中の1章。 3 極楽浄土を九段階に分けた、その一つ。→九...
いっぽん‐あし【一本足】
1 片足。1本の足。「—で支える」 2 足が1本しかないこと。また、そういうもの。「—のかかし」 3 ただ一つの事...
いっぽんあし‐だほう【一本足打法】
1 野球の、打撃フォームの一。投手の動きに合わせ、打者が投手側の足を高く上げてタイミングを取るもの。日本プロ野球で...
いっぽん‐か【一本化】
[名](スル)ばらばらになっているものを一つにまとめること。「事務処理を—する」
いっぽん‐がたな【一本刀】
《武士が大刀・小刀の2本を腰に差したのに対して、侠客(きょうかく)は長脇差1本であるところから》侠客。一本差し。
いっぽんがたなどひょういり【一本刀土俵入】
長谷川伸の戯曲。2幕。昭和6年(1931)、雑誌「中央公論」6月号に発表。同年7月、東京劇場にて6世尾上菊五郎、5...
いっぽん‐がち【一本勝ち】
柔道・剣道の試合で、試合時間内に一本を取って勝つこと。「—をおさめる」
いっぽん‐ぎょう【一品経】
《「いっぽんきょう」とも》 1 法華経などの写経の際、多くの人が一品ずつ分担して書写すること。 2 法華経二十八品...
いっぽん‐ぎ【一本気】
[名・形動]物事をいちずに思いこむ性質であること。また、そのさま。「—な若者」
いっぽん‐ぐま【一本隈】
歌舞伎の隈取りの一。鼻の脇から目の下を通り、こめかみにかけて紅で描いた隈。2世市川団十郎が工夫したもので、「国性爺...