錨(いかり)を打(う)・つ
「錨を下ろす1」に同じ。
怒(いか)りを遷(うつ)・す
《「論語」雍也(ようや)から》腹を立てて、関係のないものにまで当たり散らす。やつあたりする。「母が父にも—・して慳...
錨(いかり)を下(お)ろ・す
1 船舶などが錨を沈めて停泊する。「入り江で—・す」 2 ゆっくり落ち着く。尻を据える。「太鼓持ちも心安立てしてく...
いかりをこめてふりかえれ【怒りをこめてふり返れ】
《原題Look Back in Anger》オズボーンの戯曲。3幕。1956年、ロンドンにて初演。大学を卒業した後...
いか‐リング【烏賊リング】
料理で、イカの胴を輪切りにしたもの。フライなどにする。
いかる【斑鳩/鵤】
アトリ科の鳥。全長23センチくらい。体は灰色で、頭・風切り羽・尾羽は紺色。くちばしは太く黄色。木の実を食べる。さえ...
いか・る【生かる/活かる】
[動ラ五(四)]花などがいけてある。「瓶(かめ)に—・ったチューリップ」〈秋声・縮図〉
いか・る【怒る】
[動ラ五(四)] 1 腹を立てる。おこる。憤慨する。「烈火のごとく—・る」 2 激しく動く。荒れ狂う。「波が—・る...
いか・る【埋かる】
[動ラ五(四)]《「生かる」と同語源》うずめてある。「炭の—・った火鉢」
イカルイット
カナダ、ヌナブット準州の州都。バフィン島南部に位置する。旧称フロビッシャーベイ。イカルイト。イカルウィット。 [補...
いかるが【斑鳩】
奈良県北西部、生駒郡の地名。かつてイカルが群居していたという。法隆寺・中宮寺・法輪寺などがあり、仏教の中心地であっ...
いかるが‐ちょう【斑鳩町】
⇒斑鳩
いかるが‐でら【斑鳩寺】
法隆寺の異称。 兵庫県揖保(いぼ)郡太子町にある天台宗の寺。推古天皇よりこの地を賜った聖徳太子が創建。もと大和の法...
いかるが‐にじ【斑鳩尼寺】
中宮寺の異称。
いかるが‐の‐みや【斑鳩宮】
推古天皇9年(601)に、聖徳太子が造営した宮殿。奈良県生駒郡斑鳩町にある法隆寺の東院がその跡といわれる。
イカルス
1949年に発見された小惑星の一。直径約1キロ。近日点では水星の軌道より内側に入る唯一の小惑星。ギリシャ神話のイカ...
イカルスのつばさ【イカルスの翼】
堀晃の短編SF小説。昭和45年(1970)、雑誌「S-Fマガジン」に掲載されたデビュー作。
いかる‐ちどり【鵤千鳥】
チドリ科の鳥。全長21センチくらい。アジアに分布。河川の中・上流に一年中みられる。
いかれさんぺい【怒れ三平】
今日出海(こんひでみ)の小説。昭和27年(1952)から昭和28年(1953)にかけて「毎日新聞」で連載。昭和28...
いかれ‐ぽんち
《「ぽんち」は、若旦那(わかだんな)の意の「ぼんち」の音変化》しっかりした考えのない軽薄な男。「隆文さんのような、...
いか・れる
[動ラ下一]《「行かれる」の意から》 1 人に先を越される。してやられる。「またしてもやつに—・れてしまった」 2...
いかれるわかものたち【怒れる若者たち】
《Angry Young Men》1950年代に登場した英国の作家の一群に与えられた称。オズボーンの、社会に抵抗す...
イカロス
ギリシャ神話中の若者。父ダイダロスの考案した蝋(ろう)づけの翼でクレタ島から脱出したが、あまりに高く飛んだため、太...
イカロスのついらくのあるふうけい【イカロスの墜落のある風景】
《原題、(オランダ)De val van Icarus》ブリューゲルの作品と考えられていた絵画。カンバスに油彩。縦...
いかわ‐こ【井川湖】
静岡県中央部、静岡市葵(あおい)区井川にある人造湖。大井川上流部をせき止めて造られた。昭和32年(1957)に建設...
い‐かわ・る【居替はる】
[動ラ四]居場所を替わる。交替して座る。「水鳥、鴛鴦(をし)いとあはれなり。かたみに—・りて、羽の上の霜払ふらむほ...
いか‐ん【如何/奈何】
《「いかに」の音変化》 [名]事の次第。なりゆき。ようす。「理由の—によっては」「事の成否は君の協力—による」 [...
い‐かん【衣冠】
1 衣服と冠(かんむり)。 2 衣冠をつけた人。天子・皇帝に仕えている人。 3 束帯よりも略式の装束。束帯から下襲...
い‐かん【位官】
位階と官職・官等。官位。
い‐かん【位冠】
上代、色で位階を示した冠(かんむり)。
い‐かん【医官】
医務に従事する官吏。
い‐かん【尉官】
軍人の階級で、大尉・中尉・少尉の総称。佐官の下、下士官の上。また、自衛隊の一尉・二尉・三尉の総称。
い‐かん【異観】
珍しい眺め。かわったみもの。「山麓の村家火災(かじ)の点に至ては実に是れ—なり」〈竜渓・浮城物語〉
い‐かん【移管】
[名](スル)管理・管轄を他に移すこと。「国から県へ—する」
い‐かん【移監】
[名](スル)受刑者や被告人など、刑事施設に収容されている者を他の施設に移すこと。刑事訴訟規則の改正で「移送」に改...
い‐かん【偉観】
りっぱな眺め。すばらしい光景。壮観。「超高層ビル群の—」
い‐かん【遺憾】
[名・形動]期待したようにならず、心残りであること。残念に思うこと。また、そのさま。「—の意を表する」「万—なきを...
いか◦ん
[連語]《動詞「い(行)く」の未然形に打消しの助動詞「ぬ」の付いた「いかぬ」の音変化》 1 ある動作が不可能である...
いかん‐が【如何が】
[連語]《「いかにか」の音変化》どうして。疑問文、反語文に用いる。「我が方とて心よせなる人々は—おろかなるべき」〈...
いかん‐せ‐ん【如何せん】
[連語] 1 どうしたらよかろうか。どうしようか。「夜の已に深更なるを—」〈織田訳・花柳春話〉 2 いい方法が見い...
いかん‐そく【維管束】
シダ植物と種子植物にあって、篩部(しぶ)と木部からなり、道管・仮道管・篩管などを含む組織の集まり。束状となって根・...
いかんそく‐しょくぶつ【維管束植物】
維管束をもつ植物。シダ植物と種子植物とが含まれる。
いかん‐そくたい【衣冠束帯】
《江戸時代、衣冠と束帯との区別をつけないでいった語》公卿の正装。
いかん‐ぞ【如何ぞ】
[連語]《「いかにぞ」の音変化。主に漢文訓読に用いる》 1 理由・手段などがわからない意を表す。どうして…か。「—...
いかん‐とも【如何とも】
[連語](多くあとに打消しを表す語を伴って)どうにも。「これ以上は—しがたい」
如何(いかん)ともし難(がた)・い
どうにもならない。どうすることもできない。「いくら頼まれても、これ以上は—・い」
遺憾(いかん)ながら
残念ではあるが。「—欠席させていただきます」
いかん‐なく【遺憾無く】
[副]心残りがないほど十分に。申し分なく。「—実力を発揮する」
遺憾(いかん)にたえ◦ない
残念でならない。全く残念である。「責任を果たせなかったことは—◦ない」
いかん‐もん【偉鑒門】
平安京大内裏外郭十二門の一。北面した三門のうち、中央の門。あかずの門。あけずの門。