かんぜん‐か【完全花】
一つの花で、萼(がく)・花びら・雄しべ・雌しべのすべてをもっている花。両性花と同義に用いることもある。全備花。完備...
かんぜん‐きせい【完全寄生】
⇒絶対寄生
かんぜん‐きたい【完全気体】
⇒理想気体(りそうきたい)
かんぜん‐きゅうしょく【完全給食】
学校給食で、パンまたは米飯とおかず、ミルクが給与されるもの。
かんぜん‐きょうそう【完全競争】
経済学の理論上の市場状況の一。ある財について、多数の供給者と需要者がおり、誰もが現在価格を左右する影響力をもたず、...
かんぜんきんじゅうぞく‐えいようしょくぶつ【完全菌従属栄養植物】
⇒菌従属栄養植物
かんぜん‐けっしょう【完全結晶】
格子欠陥や不純物を含まない結晶。事実上存在しないため、概念的に考えられた理想的な状態にある結晶をさす。理想結晶。
かんぜん‐げんこう【完全原稿】
修正する必要がないように仕上げられた原稿。印刷所に入稿する際などにいう。
かんぜん‐こがいしゃ【完全子会社】
発行済株式の総数を他の会社に保有されている会社をいう。→完全親会社
かんぜん‐コピー【完全コピー】
他者の演奏やダンス、動作などを、そっくり同じになるようにまねること。完コピ。
かんぜん‐こよう【完全雇用】
働く意思と能力をもっている労働者が、現行の実質賃金率で、すべて雇用されている状態。
かんぜん‐こんごうしりょう【完全混合飼料】
⇒ティー‐エム‐アール(TMR)
かんぜん‐しつぎょうしゃ【完全失業者】
働く意思と能力をもち、求職活動を行っていながら、就職の機会を得られない者。
かんぜんしゅうしょく‐ドメインめい【完全修飾ドメイン名】
《fully qualified domain name》⇒エフ‐キュー‐ディー‐エヌ(FQDN)
かんぜん‐しょく【完全食】
身体や健康の維持に必要な栄養素の全て、または多くが含まれている食品。公的・統一的な定義はない。
かんぜん‐しんくう【完全真空】
物質が全く存在しない空間。絶対真空。理想真空。→真空
かんぜん‐じあい【完全試合】
⇒パーフェクトゲーム
かんぜん‐じどううんてん【完全自動運転】
人間の介在を全く必要としない自動運転。完全自動走行。→自動運転車
かんぜん‐じどうそうこう【完全自動走行】
⇒完全自動運転
かんぜん‐じゆうしゅぎ【完全自由主義】
⇒リバタリアニズム
かんぜんじゆうしゅぎ‐しゃ【完全自由主義者】
⇒リバタリアン
かんぜんじょうほう‐ゲーム【完全情報ゲーム】
ゲーム理論におけるゲームの分類の一。プレーヤーが互いの意思決定の内容と展開をすべて観察できるゲーム。将棋やチェスが...
かんぜん‐すう【完全数】
自然数aで、a以外の約数(1を含む)の和がaに等しいとき、aを完全数という。例えば、6の約数は、「1」「2」「3」...
かんぜんスピンへんきょく‐きょうじせいたい【完全スピン偏極強磁性体】
⇒ハーフメタル
間然(かんぜん)する所(ところ)がな・い
非難すべき点が一つもない。「理路整然として—・い」
かんぜん‐せいめいひょう【完全生命表】
生命表の一つ。厚生労働省が、国勢調査による人口の確定数や人口動態統計による死亡・出生の確定数をもとに、5年ごとに作...
かんぜん‐そうび【完全装備】
危険などに対処するために必要なものをすべて調えること。「—で雪山に登る」
かんぜん‐だんせい【完全弾性】
外力で変形した物体が、その外力を取り除くと完全にもとの状態に戻る性質。
かんぜん‐だんせいしょうとつ【完全弾性衝突】
⇒弾性衝突
かんぜん‐ちょうあく【勧善懲悪】
善事を勧め、悪事を懲らすこと。特に、小説・芝居などで、善玉が最後には栄え、悪玉は滅びるという筋書きによって示される...
かんぜんちょうあく‐いいんかい【勧善懲悪委員会】
⇒宗教警察
かんぜんちょうあくのぞきからくり【勧善懲悪覗機関】
歌舞伎狂言。世話物。8幕。河竹黙阿弥作。文久2年(1862)江戸守田座初演。講談「大岡政談」を脚色したもの。極悪非...
かんぜん‐どうたい【完全導体】
電気伝導率または熱伝導率が無限大である理想的な導体。
かんぜんなゆうぎ【完全な遊戯】
石原慎太郎の小説。昭和32年(1957)発表。無軌道な若者たちの暴力を描く。昭和33年(1958)、舛田利雄監督に...
かんぜん‐ねんしょう【完全燃焼】
[名](スル) 1 可燃物が、十分な酸素の供給のもとで燃え尽きること。二酸化炭素や水蒸気などを生じる。 2 (比喩...
かんぜん‐はんざい【完全犯罪】
犯罪の証拠をまったく残さないで行われた犯罪。
かんぜん‐バックアップ【完全バックアップ】
コンピューターなどでデータをバックアップする際、毎回すべてのデータをバックアップすること。過去のデータの復元が容易...
かんぜん‐ひだんせいしょうとつ【完全非弾性衝突】
二つの物体が衝突したときに、跳ね返されず、一体となってしまう衝突。→弾性衝突
渙然(かんぜん)氷釈(ひょうしゃく)する
《杜預「春秋左氏伝序」から》氷のとけるように、疑惑や迷いがなくなる。
かんぜん‐ひりょう【完全肥料】
肥料の3要素である窒素・燐酸(りんさん)・カリウムを適当な割合で含む肥料。
かんぜんへいさがた‐しょくぶつこうじょう【完全閉鎖型植物工場】
植物の育成に適した環境を人工的に制御する、外界から隔離された植物工場。人工光を利用し、気温、湿度、液肥などを管理す...
かんぜん‐へいほう【完全平方】
ある整数または整式の平方になっている整数または整式。52になっている25や(x−1)2になっているx2−2x+1など。
かんぜん‐へき【完全癖】
どこまでも完全性を求めて妥協できずに、結局挫折や自責の念にとらわれる心的傾向。
かんぜん‐へんこう【完全偏光】
直線偏光、回転偏光などの純粋な偏光。自然光を含む部分偏光に対していう。
かんぜん‐へんたい【完全変態】
昆虫が卵・幼生のほかにさなぎの段階を経てから成虫になること。チョウなどにみられる。→不完全変態
かんぜん‐ぼうすい【完全防水】
腕時計や電気機器などで、内部に水が入り込まない設計であること。短時間の浸水であれば耐えられるものから、潜水時にも使...
かんぜん‐ぼにゅう【完全母乳】
母乳以外の栄養・水分を与えずに新生児・乳児を育てること。→混合栄養 →人工栄養 [補説]母乳には乳児の発育に必要な...
かんぜんぼにゅうえいよう‐じ【完全母乳栄養児】
⇒母乳栄養児
かんぜんみっぺいがた‐しょくぶつこうじょう【完全密閉型植物工場】
⇒完全閉鎖型植物工場
かんぜん‐むけつ【完全無欠】
[名・形動]欠点や不足がなくて、非のうちどころのないこと。また、そのさま。「—な人格者」