しか‐じか【然然】
《古くは「しかしか」か》 [副](「云云」とも書く)繰り返して言わないとき、わかりきったことをいちいち言わないとき...
しか‐しき【四家式】
⇒和歌四式(わかししき)
しかしちろん【紫家七論】
江戸中期の評論書。1巻。安藤為章著。元禄16年(1703)成立。紫式部と源氏物語についての評論7編を収録。
しか‐し‐て【然して/而して】
[接]そして。それから。多く漢文訓読文に用いられる。
しかし‐ながら【然し乍ら/併し乍ら】
[接]「しかし」のやや改まった、言い方。「彼は金持ちだ。—実に質素だ」 [副] 1 そのまま。そっくり。すべて。「...
しか‐しゅう【私家集】
勅撰集・私撰集に対して、個人の歌集。主に近世以前のものをいう。「山家集」「金槐(きんかい)集」など。家集。家の集。
しか‐しゅう【詞華集/詞花集】
美しい詩文を集めた書物。アンソロジー。 「詞花和歌集」の略。
しか◦じ【如かじ/若かじ/及かじ】
[連語]《動詞「如(し)く」の未然形+打消し推量の助動詞「じ」》 1 …に及ばないであろう。…に越したことはないだ...
し‐かじゅう【死荷重】
静荷重のこと。⇔活荷重。
しか‐す‐がに【然すがに】
[副]《副詞「しか」+サ変動詞「す」+接続助詞「がに」からという》そうはいうものの。そうではあるが。「荒磯(ありそ...
しかすが‐の‐わたり【然菅の渡り】
三河国宝飯(ほい)郡の吉田川(現在の豊川)の河口にあった渡し場。[歌枕]「ゆけばありゆかねば苦し—に来てぞ思ひわづ...
しか◦ず【如かず/若かず/及かず】
[連語]《動詞「し(如)く」の未然形+打消しの助動詞「ず」》「…にしかず」「…にはしかず」の形で用いる。 1 及ば...
シカソ
マリ南部の都市。シカソ州の州都。ブルキナファソ、コートジボワールとの国境に近い。交通の要地で、綿花、茶などの生産が...
し‐かた【仕方】
1 物事をする方法。やり方。「掃除の—」 2 他に対する振る舞い。仕打ち。「親に対する—ではない」 3 (「仕形」...
仕方(しかた)が無(な)・い
1 どうすることもできない。ほかによい方法がない。やむを得ない。「—・い。それでやるか」 2 よくない。困る。「彼...
しかた‐な・い【仕方無い】
[形][文]しかたな・し[ク]しかたがない。「考えても—・い」「—・くあきらめる」「うれしくて—・い」
しかた‐ばなし【仕方話/仕方噺】
身ぶり・手ぶりをまじえてする話。また、それを取り入れた落語。
しかた‐まい【仕方舞/仕形舞】
身ぶりや手まねで表現する舞。ものまねの所作をまじえた舞。「大晦日(おほつごもり)に無用の—」〈浮・胸算用・三〉
しかっ‐けい【四角形】
⇒しかくけい(四角形)
し‐かつ【死活】
死ぬことと生きること。死ぬか生きるかということ。「—にかかわる問題」
しかつ‐かんし【死活監視】
《alive monitoring》コンピューターやネットワークシステムが稼働しているかどうかを外部から継続的に監...
しかつべ‐の‐まがお【鹿都部真顔】
[1753〜1829]江戸後期の狂歌師・黄表紙作者。江戸の人。本名、北川嘉兵衛。戯作名、恋川好町。狂歌を俳諧歌と改...
しかつべ‐らし・い
[形][文]しかつべら・し[シク]《「しかりつべくあらし」の音変化か》「鹿爪(しかつめ)らしい」に同じ。「一一慇懃...
しかつめ‐がお【鹿爪顔】
もったいぶった顔つき。もっともらしい顔つき。
しかつめ‐らし・い【鹿爪らしい】
[形][文]しかつめら・し[シク]《「しかつべらしい」の音変化。「鹿爪」は当て字》まじめくさっていて堅苦しい。もっ...
しかつ‐もんだい【死活問題】
生き死ににかかわるような重大な問題。「患者数の減少は病院の—だ」
しかと
[名](スル)《花札の、10月の絵柄である鹿がそっぽを向いているところからという》俗に、無視すること。また、仲間は...
しか‐と【確と/聢と】
[副] 1 はっきりとしているさま。確実でまちがいのないさま。たしかに。「夕方のことで—は見えなかった」「—相違あ...
しかどう【至花道】
能楽論書。世阿弥著。応永27年(1420)成立。二曲三体・皮肉骨などの問題を通じて、能の本質や構造を説いたもの。
しかど‐の‐へい【四箇度の幣】
⇒四度(しど)の官幣(かんぺい)
しかな‐ぐさ【鹿鳴草】
ハギの別名。
しか◦なり【然なり】
[連語]《副詞「しか」+断定の助動詞「なり」》そうである。「生(しゃう)あるもの、死の近き事を知らざる事、牛、既に...
し‐かね◦ない【仕兼ねない】
[連語]《動詞「しか(仕兼)ねる」の未然形+打消しの助動詞「ない」》⇒仕兼ねる2
し‐か・ねる【仕兼ねる】
[動ナ下一][文]しか・ぬ[ナ下二] 1 それをすることに抵抗を感じる。また、それをすることを拒否する。できかねる...
しかのうみ‐じんじゃ【志賀海神社】
福岡市東区志賀島にある神社。祭神は、底津綿津見神(そこつわたつみのかみ)・中津綿津見神・表津(うわつ)綿津見神。
しか‐の‐うら【志賀浦】
志賀島(しかのしま)の海岸。[歌枕]「—にいざりする海人(あま)明け来れば浦廻(うらみ)漕ぐらし梶の音聞こゆ」〈万...
しか‐の‐しがらみ【鹿の柵】
《「鹿の作った柵」の意で》ハギの別名。「河水に—かけてけり浮きて流れぬ秋萩の花」〈新古今・秋上〉
しか‐の‐しま【志賀島】
福岡県北西部、海ノ中道にある陸繋島(りくけいとう)。古来、大陸交通の要地。天明4年(1784)に「漢委奴国王(かん...
しか‐の‐その【鹿の苑】
「鹿野苑(ろくやおん)」を訓読みにした語。「聞きそめし—にはことかへて色色になる四方(よも)のもみぢ葉」〈長秋詠藻・上〉
しかのその【鹿の園】
《原題The Deer Park》米国の小説家メーラーの長編小説。1955年刊。
しか‐の‐つのきり【鹿の角切り】
奈良の春日大社で、毎年秋に、鹿の角を切り落とす行事。《季 秋》
鹿(しか)の角(つの)を蜂(はち)が刺(さ)す
鹿の角を蜂が刺しても、鹿はなんとも感じないように何の手ごたえもないことのたとえ。鹿(しし)の角を蜂が刺す。
しかの‐ぶざえもん【鹿野武左衛門】
[1649〜1699]江戸前期の落語家。大坂の人。通称、安次郎。江戸へ出て、仕方噺(しかたばなし)で人気を博し、江...
しか‐の‐ほうよう【四箇の法要】
大法会の4種の儀式作法。梵唄(ぼんばい)・散華(さんげ)・梵音・錫杖(しゃくじょう)の称。
しかのまきふで【鹿の巻筆】
江戸前期の咄本(はなしぼん)。5巻。鹿野武左衛門著。貞享3年(1686)刊。収められた笑話は江戸落語の基礎ともなる。
しか‐のみ‐ならず【加之】
[接]《副詞「しか」+副助詞「のみ」+断定の助動詞「なり」の未然形+打消しの助動詞「ず」から》そればかりでなく。そ...
然(しか)はあれど
そうではあるが。「年経(ふ)れば齢は老いぬ—花をし見ればもの思ひもなし」〈古今・春上〉
しか‐ばかり【然許り】
[副]それほどまで。「—契りしものを定めなきさは世の常に思ひなせとや」〈和泉式部日記〉
しか‐ばな【死花花/紙花花】
葬具の一。細かい刻み目を入れた細長い紙を竹串に巻きつけたもの。しか。
し‐かばね【屍/尸】
《「死にかばね」の意》 1 死んだ人のからだ。死骸。「野に—をさらす」「生ける—」 2 「尸冠(しかばねかんむり)...