はかせのあいしたすうしき【博士の愛した数式】
小川洋子の長編小説。事故による脳の損傷で記憶を持続できなくなった数学者と家政婦、その息子の交流を描く。平成15年(...
は‐かぜ【羽風】
1 鳥や虫が羽を動かすときに起きる風。 2 舞う人の袖の動きが起こす風。「求子(もとめご)舞ひてかよる袖どものうち...
は‐かぜ【葉風】
草木の葉を動かす風。「—が立つ」
はかた【博多】
福岡市の区名。那珂川(なかがわ)以東の地域で、商業が盛ん。古く那津(なのつ)とよばれ、大陸との交通の要地として発展...
はかた‐おび【博多帯】
博多織の帯。
はかた‐おり【博多織】
博多地方から産する絹織物。横糸を太くした平織りで、堅くてつやのあるもの。独鈷(とっこ)花菱の浮き文に縞を組み合わせ...
はかた‐ぎおんやまがさ【博多祇園山笠】
福岡市櫛田(くしだ)神社で7月1日から15日に行われる祭礼。飾り山笠または山笠とよぶ、飾り物をつけた山車(だし)を...
はかた‐く【博多区】
⇒博多
はかたこじょろうなみまくら【博多小女郎波枕】
浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。享保3年(1718)大坂竹本座初演。海賊毛剃九右衛門(けぞりくえもん)の手下...
はかた‐しぼり【博多絞】
博多で産する木綿の絞り染め。紺地の真岡(もおか)木綿に花柄などを絞り出したもの。浴衣地に用いる。
はかた‐じし【博多獅子】
博多の郷土玩具。松材を切り割り、獅子頭(ししがしら)の形に作ったもの。
はかた‐じま【伯方島】
愛媛県北部、瀬戸内海中央部の芸予(げいよ)諸島中の島。今治(いまばり)市に属する。面積19.5平方キロメートル、周...
はかた‐ドンタク【博多どんたく】
福岡市の年中行事。正月の松囃子(まつばやし)に始まるが、現在は港祭りを統合して5月3〜4日に行われる。福神・大黒な...
はかた‐にわか【博多俄】
博多地方で行われる即興の寸劇。目かずらをつけるのが特徴。盆踊りから発生し、幕末から明治にかけて流行。→俄狂言
はかた‐にんぎょう【博多人形】
博多地方から産する人形。粘土を素焼きにして彩色を施したもの。能・歌舞伎・浮世絵などから取材したものが多い。
はかた‐の‐つ【博多津】
福岡市の博多港の古称。坊津(ぼうのつ)・安濃津(あのつ)とともに三津(さんしん)の一。
はかた‐ひら【博多平】
袴(はかま)地に織った博多織。
はかた‐ぶし【博多節】
福岡県の民謡で、博多の座敷歌。「ドッコイショ」の囃子(はやし)が入る古い博多節と新しい正調博多節とがある。前者は明...
はかた‐わん【博多湾】
福岡県北西部、糸島半島と海ノ中道、志賀島(しかのしま)に囲まれる湾。湾口に玄界島、湾内に能古島(のこのしま)があり...
はか‐ち【墓地】
墓場。ぼち。
はか‐どころ【墓所】
墓のある所。墓地。ぼしょ。「この乳母(めのと)、—見て、泣く泣く帰りたりし」〈更級〉
はか‐ど・る【捗る/果取る】
[動ラ五(四)]仕事が順調にどんどん進む。はかがゆく。進捗(しんちょく)する。「勉強が—・る」「作業が—・る」
はか‐な・い【果無い/果敢無い/儚い】
[形][文]はかな・し[ク] 1 束の間であっけないさま。むなしく消えていくさま。「—・い命」「—・い恋」 2 不...
はか‐なぎ【墓薙ぎ】
盂蘭盆(うらぼん)に墓を掃除すること。
はかなくな・る
死ぬ。亡くなる。「いといたく思ひ嘆きて—・り侍りにしかば」〈源・帚木〉
はかな‐ごと【果無事】
「はかなしごと」に同じ。「かかる身を持ちて、なぞこの—は」〈宇津保・菊の宴〉
はかなし‐ごと【果無し事】
とるに足りないようなこと。また、当てにならないこと。はかなごと。「—と知りながら、いたづらに心動き」〈源・蛍〉
はかな‐だ・つ【果無立つ】
[動タ四]頼りなさそうに見える。心細そうに見える。「屋のさまも—・ち、廊めきて」〈枕・九九〉
はかな・ぶ【果無ぶ】
[動バ上二]はかないようなようすをする。頼りなさそうに見える。「—・びたるこそはらうたけれ」〈源・夕顔〉
はかな・む【果無む/儚む】
[動マ五(四)]はかないと思う。「世を—・む」
はかな‐もの【果無物】
弱々しいもの。つまらないもの。役に立たないもの。「悪霊は、執念(しふね)きやうなれど、業障(ごふしゃう)にまとはれ...
墓(はか)に布団(ふとん)は着(き)せられず
⇒石に布団は着せられず
はかのかなたのかいそう【墓の彼方の回想】
《原題、(フランス)Mémoire d'outre tombe》シャトーブリアンの自伝。著者没後の1848年から1...
はか‐ば【墓場】
墓のある所。墓地。墓所。「ゆりかごから—まで」
はかばか‐し・い【捗捗しい/果果しい】
[形][文]はかばか・し[シク] 1 物事が望ましい方向へ進むさま。順調に進むさま。多く打消しの語を伴って用いる。...
はかば‐きどう【墓場軌道】
役割を終えたり、寿命を迎えたりした人工衛星を周回させる軌道。対地同期軌道よりやや高い上空約37000キロメートルを...
はか‐びょう【破瓜病】
統合失調症の病型の一。破瓜期に発病することが多い。
は‐かぶ【端株】
商法で、株式配当・株式分割・株式併合などによって生じる、1株に満たない株式のことであったが、平成18年(2006)...
はかま【袴】
《「穿(は)く裳(も)」の意かという》 1 和服で、着物を着た上からつけて、腰から下を覆う緩やかな衣服。ひもで腰に...
はか‐まいり【墓参り】
[名](スル)墓に参って拝むこと。特に、盂蘭盆(うらぼん)に先祖の墓にお参りすること。墓詣で。ぼさん。《季 秋》
はかま‐かずら【袴葛】
マメ科の常緑の蔓植物(つるしょくぶつ)。紀伊半島以西の海岸の森林内に自生。葉は心臓形で先が二つに裂けており、袴の形...
はかま‐ぎ【袴着】
幼児が初めて袴をつける儀式。古くは3歳、後世では5歳または7歳に行い、しだいに11月15日の七五三の祝いとして定着...
はかま‐ごし【袴腰】
1 袴の腰にあたる部分。男子用には台形の腰板を入れる。 2 鐘楼・鼓楼の下層の末広がりになった部分。 3 台形をし...
はかま‐じ【袴地】
袴に用いる布地。
はかまだれ【袴垂】
平安時代の伝説上の盗賊。今昔物語集・宇治拾遺物語にみえ、和泉式部の夫藤原保昌の弟保輔(やすすけ)ともいわれるが未詳。
墓(はか)まで持(も)って行(ゆ)・く
死ぬまで秘密を守る。誰にも打ち明けず隠し通す。「この話は—・くつもりだ」
はかま‐のう【袴能】
登場者が面・装束をつけず、紋服に袴のままで演じる能。《季 夏》「伯父といふこはき人あり—/時彦」→装束能
はか‐もうで【墓詣で】
[名](スル)「墓参り」に同じ。《季 秋》
はか‐もり【墓守】
墓所の世話をする人。墓の番人。
はかやま‐こふん【墓山古墳】
大阪府羽曳野(はびきの)市白鳥(はくちょう)にある、5世紀の古墳。古市古墳群を構成する大型の前方後円墳で、長さ22...