はが【擌/黐擌】
《「はか」とも》竹や木の枝に黐(もち)をつけ囮(おとり)をおいて小鳥を捕らえるわな。はご。「わらはべ—立てて鳥とる...
は‐がい【羽交い】
1 鳥の左右の翼が重なる所。 2 鳥のはね。つばさ。「せめて—の今少し丈夫になるまでは」〈蘆花・思出の記〉
はがい‐じめ【羽交い締め】
背後から相手の腋(わき)の下に通した両手を、首の後ろで組み合わせて動けないようにすること。
歯(は)が浮(う)・く
1 歯の根が緩む。また、歯が浮き上がるように感じる。「—・いて固い物が食べられない」 2 軽薄な言動に接して、不快...
は‐がえ【葉替へ】
草木の葉が生え替わること。「はし鷹のと帰る山の椎柴の—はすとも君はかへせじ」〈拾遺・雑恋〉
は‐がかり【羽掛(か)り】
建築で、下見板・葺(ふ)き板などの重なり合う部分。
は‐がき【羽掻き】
鳥がくちばしで自分の羽をしごくこと。はねがき。「暁の鴫(しぎ)のはねがきもも—君が来ぬ夜は我ぞかずかく」〈古今・恋五〉
は‐がき【葉書/端書】
1 紙片にしるす覚え書き。 2 「郵便葉書」の略。
羽(は)が利(き)・く
はぶりがよい。幅が利く。威勢がある。「世間忍びの契約なれば恨み言うても—・かぬ」〈浄・栬狩剣本地〉
は‐がく・る【葉隠る】
[動ラ下二]草木の葉のかげに隠れる。「なみたてる木々の梢に—・れて耳のまもなし蝉の声々」〈丹後守為忠百首〉
は‐がくれ【葉隠れ】
草木の葉のかげになること。 [補説]書名別項。→葉隠
はがくれ【葉隠】
江戸中期の武士の修養書。11巻。正しくは「葉隠聞書(はがくれききがき)」。鍋島藩士山本常朝(やまもとつねとも)の談...
は‐がさね【羽重ね】
1 鳥が一つの羽の上に他の羽を重ねること。 2 壁板・天井板などを張るときに、一端を他の板の端に重ね合わせて並べること。
はがし【剝がし】
1 はがすこと。はがすもの。「—暦(ごよみ)」 2 もんじゃ焼きを食べるときに使う、金属製の小さなへら。
はがし‐ごよみ【剝がし暦】
毎日1枚ずつはがしていく暦。日めくり。
はがし‐ぞめ【剝がし染(め)】
布に豆汁(ご)を引き、その上に顔料を豆汁にまぜたものを刷毛(はけ)で引いて乾かしたのち、竹のブラシで布の表面をこす...
はが‐じ【羽賀寺】
福井県小浜市にある高野山真言宗の寺。山号は、本浄山。開創は霊亀2年(716)、開山は行基。千手観音立像・羽賀寺縁起...
はが・す【剝がす】
[動サ五(四)]付着しているものを剝ぎ取る。めくり取る。「シールを—・す」「生爪を—・す」 [可能]はがせる [用...
は‐がた【歯形/歯型】
1 歯でかんだあとにつく形。「かまれて—がつく」 2 (歯型)歯並びの形を石膏(せっこう)などでうつしとったもの。...
は‐がたき【端敵】
歌舞伎の役柄の一。立敵(たてがたき)に対して、安っぽい端役の敵役。
歯(は)が立(た)た◦ない
1 固くてかむことができない。 2 相手が自分の技量をはるかに超えていて、とても取り組めない。「—◦ない強敵」「—...
は‐がため【歯固め】
1 歯茎を丈夫にさせるために、まだ歯の生えない幼児にしゃぶらせる玩具。 2 《「歯」は年齢の意》長寿を願って、正月...
はがち‐ざき【波勝崎】
静岡県、伊豆半島南西端の岬。海食崖をなす。餌づけされた野生ザルがすむ。
は‐がつお【歯鰹】
サバ科の海水魚。全長約70センチ。カツオに似るが、やや側扁し、歯が大きい。背側は藍青色で数本の黒色縦帯があり、腹側...
ハガニア
マリアナ諸島、グアム島西岸にある都市。同島の主都でハガニア湾に面する。古くからチャモロ人が居住しており、1668年...
ハガニア‐だいせいどう【ハガニア大聖堂】
《Dulce Nombre de Maria Cathedral Basilica》グアム島西岸の町ハガニアにある...
ハガニア‐ボートベイスン
マリアナ諸島、グアム島西岸の町ハガニアにあるマリーナ。ハガニア湾に面し、パセオ公園の西側に位置する。同島を代表する...
は‐がね【鋼】
《刃金の意》鋼鉄(こうてつ)。こう。
はがね‐いもの【鋼鋳物】
⇒鋳鋼(ちゅうこう)
はがねやま‐ひょうじゅんでんぱそうしんじょ【はがね山標準電波送信所/羽金山標準電波送信所】
時刻や周波数の基準となる標準電波を送信する施設。佐賀県佐賀市と福岡県糸島市の境界に位置する羽金山(はがねやま)山頂...
鋼(はがね)を鳴(な)ら・す
武威を示す。また、勢威をふるう。「此世では—・いた侍が」〈虎寛狂・武悪〉
は‐がま【羽釜/歯釜】
かまどにかけるために、まわりにつばをつけた飯炊き釜。
は‐がみ【歯噛み】
[名](スル)「歯ぎしり」に同じ。
はが‐やいち【芳賀矢一】
[1867〜1927]国文学者。福井の生まれ。ドイツに留学し、文献学的国文学を提唱。国文学研究の開拓者といわれる。...
は‐がゆ・い【歯痒い】
[形][文]はがゆ・し[ク]思いどおりにならなくて、いらだたしい。もどかしい。「—・くて見ていられない」 →焦(じ...
はがら‐もの【端柄物/羽柄物】
原木から大きな用材を取ったあとの残りから取る小さな角材や板材。小割(こわり)・貫(ぬき)の類。はがら材。やまひきもの。
はが・る【剝がる】
[動ラ下二]「はがれる」の文語形。
はがれ‐びょう【葉枯れ病】
葉に多数の斑点が生じて広がり、枯れる病害。主に菌類の寄生により、エンバク・コムギ・セロリなど多くの植物で生じる。
はが・れる【剝がれる】
[動ラ下一][文]はが・る[ラ下二]表面についていたものが離れてとれる。はげて落ちる。「化けの皮が—・れる」
は‐がん【破顔】
[名](スル)顔をほころばせて笑うこと。「室に入って来た彼は、晴れやかにこう言って—した」〈徳永・太陽のない街〉
ハガン
⇒ハン
はがん‐いっしょう【破顔一笑】
[名](スル)顔をほころばせて、にっこり笑うこと。「合格の知らせに—する」
ハガールイム‐しんでん【ハガールイム神殿】
《Ħaġar Qim》⇒ハジャーイム神殿