はしら【柱】
[名] 1 地面・礎石・土台の上に垂直に立て、屋根・梁(はり)・床など上部の荷重を支える材。 2 縦に長く1の形状...
はしら‐いし【柱石】
木柱の腐食を防ぐために柱の下に置く石。
はしら‐え【柱絵】
1 寺院などの柱に描かれた絵。 2 浮世絵版画、特に錦絵で、横12〜13センチ、縦約70センチの判型のもの。柱に掛...
はしら‐かくし【柱隠し】
《「はしらがくし」とも》 1 柱に掛けて装飾とするもの。竹・板・陶器・金属などで作り、多くは書画を描く。柱掛け。 ...
はしら‐かけ【柱掛(け)】
⇒柱隠し
はしら‐かし【走らかし】
「走らかし汁」の略。「黒米に—に朝夕(てうせき)おくれば」〈浮・一代女・四〉
はしらかし‐じる【走らかし汁】
実をちょっと浮かし、ざっと煮立てただけの手軽な汁。また、味噌だけで実のない汁。「一つ釜の加賀米に—」〈浮・織留・一〉
はしら‐か・す【走らかす】
[動サ四] 1 走るようにする。走らせる。「男(をのこ)どもあまた—・したれば」〈徒然・八七〉 2 耳目が働くよう...
はしら‐がくれ【柱隠れ】
柱の陰に隠れること。「—にゐ隠れて」〈源・須磨〉
はしら‐ごよみ【柱暦】
柱や壁などに張ったり掛けたりしておく暦。
はしら‐サボテン【柱サボテン】
サボテン科植物のうち、茎が柱状や楕円状をしているもの。
はしら・す【走らす】
[動サ五(四)]「走らせる」に同じ。「ヨットを縦横に—・す」「筆を—・す」 [動サ下二]「はしらせる」の文語形。
はしら・せる【走らせる】
[動サ下一][文]はしら・す[サ下二] 1 走るようにして急いで行かせる。「車を—・せる」「使いを—・せる」 2 ...
はしら‐たいまつ【柱松明/柱炬火】
1 「柱松(はしらまつ)1」に同じ。 2 3月15日、京都市嵯峨の清涼寺釈迦堂で、大きなたいまつを燃して行う涅槃会...
はしら‐だて【柱立て/柱建て】
家屋の建築で、初めて柱を立てること。また、その祝いの儀式。「新しく建増した—のまま、筵(むしろ)がこいにしたのもあ...
はしら‐どけい【柱時計】
柱や壁に掛けておく時計。掛け時計。
はしら‐ぬき【柱貫】
柱の頭部を横に貫く材。頭貫(かしらぬき)。
はしら‐びき【柱引き】
船の帆柱を起こしたり倒したりするために用いる綱。引き手。先手(さきて)。
はしら‐ま【柱間】
柱と柱との間隔。また、その空間。
はしら‐まつ【柱松】
1 一端を地中に埋めて庭上に立てて用いるたいまつ。はしらたいまつ。たちあかし。たてあかし。 2 盆の火焚き行事の一...
はしら‐もち【柱餅】
長崎地方で、暮れの餅つきのときに、最後の一臼(うす)の餅を家の柱に打ちつけておき、正月15日、左義長(さぎちょう)...
はしら‐よせ【柱寄せ】
柱に寄せ添えた長い材。柱と格子や妻戸とのすきまをふさいだり、蔀戸(しとみど)・遣戸(やりど)などの戸当たりとしたもの。
はしら‐わり【柱割(り)】
建物を建てるとき、柱の間隔・配置・寸法などを決めること。