はは
《「はば」とも》大蛇。「古語に大蛇、之を—といふ」〈古語拾遺〉
はば【幅/巾】
1 物の横の端から端までの距離。また、長方形の短いほうの辺の長さ。差し渡し。「—の広い肩」「机の—」「道路の—」 ...
は‐ば【端場】
義太夫節で、一場の筋の発端となる部分。一段を口(くち)・中(なか)・切(きり)に分けたとき、口と中の部分。→切場(...
はばかり【憚り】
[名] 1 はばかること。遠慮すべきこと。「大先輩に対して何の—もない」 2 差し支えること。差し障り。「実名を出...
はばかり‐さま【憚り様】
[形動][文][ナリ] 1 人の世話になったときや少々のことを頼むときなどに言うあいさつの語。ご苦労様。「わざわざ...
はばかり‐ながら【憚り乍ら】
[副] 1 遠慮すべきことかもしれないが。恐れながら。「—ご注意申し上げます」 2 自分を誇示・主張するようである...
はばか・る【憚る】
[動ラ五(四)] 1 差し障りをおぼえてためらう。気がねする。遠慮する。「世間体を—・る」「他聞を—・る」「だれに...
幅(はば)が利(き)・く
勢力や発言力がある。はぶりがよい。「町内で—・く人」
はばき【鎺】
「鎺金(はばきがね)」に同じ。 [補説]「鎺」は国字。
はばき【脛巾/行纏】
旅行や作業などの際、すねに巻きつけてひもで結び、動きやすくしたもの。古くは藁(わら)や布で作った。後世の脚絆(きゃ...
はば‐き【幅木/脛木】
壁の下部の、床と接する部分に張る横木。損傷を防ぐためのもの。
はばき‐がね【鎺金】
《人が脛巾(はばき)をはいた形に似るところから》刀剣などの刀身が鍔(つば)に接する部分にはめる鞘口(さやぐち)形の...
はば‐きき【幅利き】
顔が売れていて、その方面で勢力のあること。はぶりのよいこと。また、その人。「某省で—の参事官である」〈魯庵・社会百面相〉
はばき‐も【脛巾裳】
「脛巾(はばき)」に同じ。
はばき‐もと【鎺本/鎺元】
刀剣の、はばきがねのあるところ。
はば‐くい【幅杭】
道路・鉄道などの建設用地の幅を示すため、路線に沿って両側に打つ杭。
はば・し【憚し】
[形シク]気がおける。遠慮がちである。はばかられる。「下﨟はいかでかと—・しく言ひけるを」〈今物語〉
は‐ばたき【羽撃き/羽搏き】
はばたくこと。「鳥の—」「未来への—」
はばたき‐き【羽撃き機/羽搏き機】
⇒オーニソプター
は‐ばた・く【羽撃く/羽搏く】
[動カ五(四)] 1 鳥などが両翼を広げて上下に動かす。「鷲が大きく—・く」 2 実力をつけて、広い社会に出て行く...
は‐ばち【葉蜂】
膜翅(まくし)目ハバチ科および近縁の科の昆虫の総称。体は多くが黒色で胸部と腹部との間がくびれず、毒針はない。産卵管...
はばっ‐た・い【幅ったい】
[形]幅が広い。張った感じである。転じて、しかつめらしい。「口—・い」「傾城も家名がつけば—・い」〈川柳評万句合〉
は‐ばつ【派閥】
出身・縁故・利害・政治的意見などで結びついた人々が形成する排他的な小集団。特に、自民党などで特定の政治家のもとに結...
はば‐とび【幅跳び】
陸上競技の跳躍競技のうち、立ち幅跳び・走り幅跳びのこと。
ハバナ
キューバ共和国の首都。キューバ島北西岸にあり、メキシコ湾に面する港湾都市。葉巻きタバコ・サトウキビを輸出し、観光地...
ハバナ‐だいせいどう【ハバナ大聖堂】
《Catedral de La Havana》キューバの首都ハバナの旧市街にある大聖堂。18世紀にバロック様式で建...
ハバネラ
19世紀前半、キューバに起こった、ゆるやかな二拍子のリズムをもつ舞曲。 [補説]作品名別項。→ハバネラ
ハバネラ
ビゼーのオペラ「カルメン」の第1幕でカルメンによって歌われるアリアの通称。冒頭の歌詞から「恋は野の鳥」の題名で知ら...
ハバネロ
《(スペイン)chile habaneroから》トウガラシの一品種。メキシコ原産で、実はやや丸みを帯びる。非常に辛...
はば‐のり【幅海苔】
カヤモノリ科の褐藻。岩上に生え、長さ10〜20センチの葉状で、枝分かれしない。冬から初春にかけて繁茂。汁の実にし、...
ハバ‐ハバ
[感]早く早く。第二次大戦後、日本に駐留した米国軍が持ち込んだ語。
はば‐びろ【幅広/巾広】
[名・形動]《「はばひろ」とも》 1 普通のものより幅の広いこと。また、そのさま。「—な(の)リボン」 2 「幅広...
はば‐ひろ・い【幅広い】
[形][文]はばひろ・し[ク] 1 横の広がりが大きい。幅が広い。「—・い道」 2 範囲が広い。「—・い支持を得る」
はばびろ‐おび【幅広帯】
普通よりも幅を広く仕立てた帯。
はば‐へん【巾偏】
漢字の偏の一。「帆」「幅」などの「巾」の称。きんべん。
はば・む【阻む/沮む】
[動マ五(四)] 1 進もうとするのをさまたげる。防ぎとめる。また、こばむ。「前進を—・む」「連勝を—・む」 2 ...
はば‐め・く【幅めく】
[動カ四]はばがきく。はぶりがよい。「当座機に入りたる者を、遠類まで—・くやうにするは」〈甲陽軍鑑・二四〉
はば‐よせ【幅寄せ】
[名](スル)駐車するとき、自動車を道路の端に寄せること。また、走行中に横にずらして、隣を走る車に接近すること。
ハバラナ
スリランカ中部の町。文化三角地帯とよばれるアヌラダプーラ、ポロンナルワ、ダンブッラの中央に位置し、観光拠点となって...
は‐ばり【刃針/鈹鍼】
1 ⇒ランセット 2 鍼術(しんじゅつ)で用いる、双刃で先がとがっている鍼(はり)。鈹針(ひしん)。
ハバロフスク
ロシア連邦南東部、ハバロフスク地方の中心都市。アムール川とウスリー川との合流点に位置し、河港を有す。17世紀にハバ...
ハバロフスク‐ばし【ハバロフスク橋】
《Khabarovskiy most/Хабаровский мост》ロシア連邦南東部、ハバロフスク地方を流れる...
幅(はば)を利(き)か・せる
威勢を張る。いばる。幅をきかす。「サークル内で—・せる」 [補説]「幅を効かせる」と書くのは誤り。
幅(はば)を◦する
「幅を利かせる」に同じ。「この嫁が—◦する様に見えて。おのれはいわば厄介物」〈紅葉・二人女房〉
幅(はば)を取(と)・る
1 広い場所を占める。 2 「羽振りを利かせる」に同じ。
ハバード‐タンク
理学療法やリハビリテーションに用いられる浴槽。ひょうたん型をしており、内部にリクライニングシートを備える。入浴者は...