ふ‐てきおう【不適応】
環境・状況・条件などに適応できないこと。
ふてきおう‐じ【不適応児】
環境への適応がうまくできない児童。原因が児童の心身の状態にある場合と、環境にある場合とがある。
ふ‐てきかく【不適格】
[名・形動]適していないこと。また、そのさま。ふさわしくないこと。また、そのさま。「あの人は委員長には—な人だ」
ふてきせい‐いけん【不適正意見】
企業の財務諸表や内部統制報告書を監査した会計監査人が、監査報告書の中で表明する監査意見の一つ。著しく不適切で虚偽の...
ふ‐てきせつ【不適切】
[名・形動]その場の状況や話題となっている事柄に対する配慮を欠いていること。また、そのさま。「—な発言」「—な表現...
ふ‐てきとう【不適当】
[名・形動]適当でないこと。また、そのさま。「—な物件」「—な発言」
ふてき‐な・い【不敵ない】
[形]《近世上方(かみがた)語》不敵である。大胆不敵である。「恋に心の—・く、またふるさとに立ち帰り」〈浄・薩摩歌〉
ふ‐てきにん【不適任】
[名・形動]適任でないこと。また、そのさま。「管理職としては—な人」
ふてき‐もの【不敵者】
大胆でおそれを知らない者。乱暴で無法な者。「—にて、武勇の心掛け人に勝れ」〈仮・浮世物語・三〉
ふ‐てぎわ【不手際】
[名・形動]手ぎわが悪いこと。物事の処置のしかたや結果がよくないこと。また、そのさま。「司会の—で長引く」「—な処理」
ふて‐くさ・る【不貞腐る】
[動ラ五(四)]「不貞腐れる」に同じ。「—・って寝ている」 [動ラ下二]「ふてくされる」の文語形。
ふて‐くされ【不貞腐れ】
ふてくされること。また、ふてくされた態度や言葉。「妻たる身の—をいうて済むと思うか」〈一葉・にごりえ〉
ふて‐くさ・れる【不貞腐れる】
[動ラ下一][文]ふてくさ・る[ラ下二]不平・不満の気持ちがあって、なげやりな態度や反抗的な態度をする。ふてくさる...
ふ‐てってい【不徹底】
[名・形動]物事のやり方が中途半端で、十分に行き届かないこと。また、そのさま。「—な説明」「—な調査」
ふて‐ね【不貞寝】
[名](スル)ふてくされて寝てしまうこと。「しかられて—する」
ふて‐のみ【不貞飲み】
ふてくされて酒を飲むこと。
ふてぶて‐し・い【太太しい】
[形][文]ふてぶて・し[シク]開き直っていてずぶとい。大胆不敵である。「—・い面構(つらがま)え」 [派生]ふて...
ふ‐てまわし【不手回し】
手回しが悪いこと。特に、家計のやりくりがうまくいかないこと。
ふ‐てまわり【不手回り】
「不手回し」に同じ。「回らぬ暮し常なれど、この節わけて—」〈人・梅児誉美・四〉
ふてらっ‐こ・い
[形]《近世江戸語》ふてぶてしい。ずうずうしい。「禿ども—・いと押して行き」〈柳多留・九〉
ふ・てる【不貞る】
[動タ下一][文]ふ・つ[タ下二]ふてくされる。「散々(さんざん)に立腹して—・てて」〈紅葉・二人女房〉 [補説]...
ふ‐てん【不腆】
《「腆」は厚い意》自分に関すること、また自分が贈る物をへりくだっていう語。粗品。
ふ‐てん【普天】
大地をあまねくおおっている広大な天。また、天がおおう限りの地。全世界。天下。
ふてん‐おんぷ【付点音符】
楽譜で、符頭の右側に点を持つ音符。もとの音符の半分の長さが加わる。
ふてん‐そっと【普天率土】
1 全世界。天下。 2 天下を治める王。君主。「—の勅命によれり」〈謡・小鍛冶〉
ふてん‐の‐もと【普天の下】
あまねくおおう天の下。全世界。天下。ふてんのした。「—、王地にあらずといふことなし」〈平家・二〉
普天(ふてん)の下(もと)率土(そっと)の浜(ひん)
《「詩経」小雅・北山の「溥天の下(もと)王土に非ざる莫く、率土の浜王臣に非ざる莫し」から》天があまねくおおう所と、...
ふてんま【普天間】
沖縄県宜野湾市北東部の地名。琉球古神道の神と熊野権現を合祀した普天間宮(琉球八社の一つ)の門前町として琉球国の時代...
ふてんま‐ひこうじょう【普天間飛行場】
沖縄県宜野湾市の中心部に位置する在日米軍施設。昭和20年(1945)、沖縄戦の最中に米国陸軍が建設。昭和35年(1...
ふで【筆】
[名] 1 竹や木の柄の先に獣毛をたばねてつけ、これに墨や絵の具などをふくませて字や絵をかく道具。毛筆。また、筆記...
ふで‐ご【筆五】
俗に、「五円」などの文字部分が筆で書かれたようなデザインの五円硬貨のこと。→五円玉
ふで‐あと【筆跡】
書かれている文章や文字。また、そのありさま。ひっせき。
ふで‐あらい【筆洗い】
⇒ひっせん(筆洗)
ふ‐でい【腐泥】
藻類などの遺骸(いがい)やそれが腐朽した物質を多量に含む軟泥。無酸素層をもつような水域に堆積(たいせき)がみられる。
ふでい‐がん【腐泥岩】
腐泥が固まってできた岩石。
ふで‐いし【筆石】
古生代オルドビス紀・シルル紀に栄えた半索動物に属すると考えられる化石動物。キチン質の外殻がのこぎり状の枝をつくり、...
ふで‐いっぽん【筆一本】
文章を書くことだけで生計を立てること。「—で妻子を養う」
ふで‐いれ【筆入れ】
筆を入れる箱や筒。また、鉛筆・ペンなどの筆記用具を入れるケース。
ふで‐いん【筆印】
花押(かおう)の代わりに、筆の軸に墨をつけて押した印。
ふで‐おや【筆親】
《筆は鉄漿(かね)をつける羽筆の意》「御歯黒親(おはぐろおや)」に同じ。
ふで‐おろし【筆下ろし】
[名](スル) 1 新しい筆を使いはじめること。「年賀状を書くために—する」 2 初めて物事を行うこと。「ゴルフの...
ふで‐かき【筆柿】
柿の一品種。甘柿で、実は縦に細長い形をしている。
ふで‐かけ【筆掛(け)/筆懸(け)】
「筆架」に同じ。
筆(ふで)が荒(あ)・れる
文章が雑になる。「乱作がたたって—・れてきた」
ふで‐がい【筆貝】
フデガイ科の巻き貝。浅海の砂底にすむ。貝殻は筆の穂先に似た長紡錘形で、殻高7センチくらい。殻表は褐色に白い縞が格子...
ふで‐がえし【筆返し】
違い棚の上板や文台・机などの端に、筆などが転がり落ちないように取り付けた木。
ふで‐がしら【筆頭】
1 筆の穂先。ふでさき。 2 列記した人名中の1番目。ひっとう。「いいやよ、—だといふ事よ」〈洒・二筋道〉 3 「...
筆(ふで)が滑(すべ)・る
調子にのって書かなくともよいことまで書いてしまう。「内々の手紙でつい—・る」
筆(ふで)が立(た)・つ
文章が上手である。「—・つ新人」
ふ‐でき【不出来】
[名・形動]出来が悪いこと。また、そのさま。「—な弟子」「—な作柄」「出来—」