まち‐づくり【町作り/街作り】
1 町や市街地などを新しく作ること。 2 居住する地域の環境などを、暮らしやすいように整えること。「防災を重視した—」
まちづくり‐さんぽう【まちづくり三法/街造り三法】
都市の中心市街地の活性化を目的として平成10年(1998)から平成12年(2000)にかけて整備された、都市計画法...
まち‐と・る【待ち取る】
[動ラ四] 1 待ち受けて捕らえる。「赤き猪(ゐ)この山にあり。故(かれ)、我共に追ひ下しなば、汝(なれ)—・れ」...
まち‐どうしん【町同心】
江戸町奉行配下の同心。町方同心。
まち‐どうじょう【町道場】
市中にある剣道・柔道などの道場。
まち‐どお【待(ち)遠】
[形動][文][ナリ]待ち遠しいさま。「お—さま」「夜の白むのが—でならぬ」〈鏡花・高野聖〉
まち‐どお・い【待(ち)遠い】
[形][文]まちどほ・し[ク]「まちどおしい」に同じ。「また共棲の時を—・い心地もする」〈蘆花・思出の記〉
まちどお‐し・い【待(ち)遠しい】
[形][文]まちどほ・し[シク]《「まちどお」の形容詞化》待っていてもなかなか来ず、早く来るようにと願っているさま...
まち‐どころ【町所】
「ちょうどころ(町所)」に同じ。「—の知れた野郎なら、賊(すり)でも連れて来なさい」〈浮・世間猿〉
まち‐どしより【町年寄】
江戸時代の町役人。江戸では町奉行に属し、奉行所のお触れ・指令の伝達、町内の収税、町名主の監督などに当たった。大坂の...
まち‐なか【町中/街中】
住宅や商店が集まっている所。
まちなし‐ばかま【襠無し袴】
襠のない、スカート状の袴。明治中ごろに女学生が着用していたが、のちには男子も略式に用いた。行灯袴(あんどんばかま)。
まち‐なぬし【町名主】
江戸時代、町の支配に当たった町役人。地域により町年寄・町代・肝煎(きもいり)などとも称した。江戸の場合、町年寄の下...
まち‐なみ【町並(み)/街並(み)】
1 町に家々が立ち並んでいるようす。「整然とした—」 2 軒を並べている家々。町内の家ごと。「—に出る葬礼には是非...
町(まち)には事(こと)なかれ
自分の周囲には何事も起こらないほうがよいということ。町(ちょう)には事なかれ。
待(ま)ちに待(ま)った
非常に長い間期待しながら待ちつづけた。「—日がついにやってきた」
まち‐にょうぼう【町女房】
町家の女性。町方の女性。素人(しろうと)女。「気のつくこと、—はまたあるまじき粋(すい)さまなり」〈浮・五人女・一〉
まち‐にん【町人】
「ちょうにん(町人)」に同じ。「鞘なき守り刀を添へて捨てけるを、—拾ひ養育して」〈伽・和泉式部〉
マチネー
演劇・音楽会などで、昼間の興行。→ソワレ3
まちのいれずみもの【街の入墨者】
長谷川伸原作、山中貞雄監督・脚本による映画の題名。昭和10年(1935)公開。出演、河原崎長十郎、中村翫右衛門ほか。
まちのうた【街の歌】
ベートーベンのピアノ三重奏曲第4番の通称。変ロ長調。1798年の作。名称は、第3楽章の主題に、当時のウィーンで人気...
まちのこ【街の子】
《原題、(ドイツ)Mutter Landstraße》シュミットボンの処女戯曲。1901年初演。日本では森鴎外の翻...
まち‐のぞ・む【待(ち)望む】
[動マ五(四)]今か今かと心待ちにする。期待して待つ。「朗報を—・む」
まちのはくぶつし【街の博物誌】
河野典生による幻想的短編小説集。昭和49年(1974)刊行。昭和54年(1979)には続編を刊行。
まちのひ【街の灯】
《City Lights》米国の映画。1931年作。監督・脚本・主演はチャップリン。盲目の花売り娘に恋をした放浪紳...
まちのふうけい【街の風景】
《原題Street Scene》ライスによる戯曲。1929年初演。ニューヨークの安アパートを舞台とする群像劇。19...
まち‐のみ【街飲み/町飲み】
俗に、街の居酒屋などで開く飲み会。→宅飲み
まち‐のり【町乗り/街乗り】
自動車・オートバイ・自転車などを、町の中で乗ること。また、その用途に向いている型であること。「—自転車」
まち‐はずれ【町外れ/街外れ】
町の家並みが終わろうとする辺り。町の外れ。
まち‐はん【町版】
民間の本屋などで出版した本。坊刻本。
まち‐ば【町場】
人家や商店などが多く、町になっているところ。市街地。「—に出る」
まち‐ばり【待(ち)針】
裁縫で、縫い合わせる布をとめたり、縫い止まりのしるしとして刺したりする針。頭に糸を通す穴がなく、プラスチックの玉な...
まち‐バル【町バル】
《多く「まちバル」「街バル」と書く》商店街や町の活性化を目的に行われる大規模なイベント。参加者は事前に購入したチケ...
まち‐びきゃく【町飛脚】
江戸時代、民間経営の飛脚。幕府の許可を受けて寛文3年(1663)に開業。主に江戸・大坂・京都を中心に全国に普及した。
まち‐びけし【町火消し】
江戸時代、町人が自治的に設けた消防組織。江戸では町奉行の管理下に、いろは47組(のち、48組)があった。→定火消(...
まち‐びと【待(ち)人】
来るのを待たれている人。待っている相手。「—来たらず」
まち‐ふう【町風】
町家特有の風俗。町家ふう。まちのふう。「請け出すといふその日より、衣裳をもみな—に」〈浄・淀鯉〉
まち‐ぶぎょう【町奉行】
江戸幕府の職名。寺社奉行・勘定奉行とともに三奉行の一。老中に属し、江戸の町方の行政・司法・警察など民政全般をつかさ...
まち‐ぶせ【待(ち)伏せ】
[名](スル)まちぶせること。「先回りして—する」
まち‐ぶ・せる【待(ち)伏せる】
[動サ下一][文]まちぶ・す[サ下二]不意を襲うために、めざす相手の来るのを隠れて待つ。「—・せて捕まえる」
まち‐ぶれ【町触れ】
江戸時代、幕府や大名が町中へ法令を触れること。また、その法令。
まち‐べん【町弁】
《町の弁護士の意。「マチ弁」とも書く》個人で開業し、主に地域住民からの依頼を受ける弁護士。→いそ弁 →宅弁 →軒(...
まち‐ぼうけ【待ち惚け】
待っている相手がついに来ないこと。まちぼけ。
待(ま)ち惚(ぼう)けを食(く)わ・す
待ち合わせの約束を守らず、人をむだに待たせる。「昼過ぎまで—・された」
まち‐ぼけ【待ち惚け】
「まちぼうけ」に同じ。「昌造は—を喰わされた」〈里見弴・安城家の兄弟〉
まち‐ぼり【町彫(り)】
江戸時代の装剣金具で、将軍家・大名家の御用を務めた後藤家の家彫りに対し、それ以外の在野の金工が彫ったもの。また、そ...
まち‐まち【区区】
[名・形動]物事や意見などが、それぞれ異なっていること。また、そのさま。さまざま。「—な(の)服装」「各人が—に意...
まち‐まわり【町回り/町廻り】
1 芝居の興行で、役者などがあいさつや宣伝のために町中を回ること。 2 江戸時代、町飛脚が金銭や書状の集配のために...
まちむら‐は【町村派】
自由民主党の派閥の一。清和政策研究会の平成18年(2006)から平成26年(2014)の通称。町村信孝が会長を務め...
まち‐もうけ【待(ち)設け】
準備をして待つこと。