よしだ‐よしお【吉田義男】
[1933〜 ]プロ野球選手・監督。京都の生まれ。昭和28年(1953)阪神に入団、遊撃手として活躍。ベストナイン...
よしだ‐よししげ【吉田喜重】
[1933〜2022]映画監督。福井の生まれ。「ろくでなし」で監督デビュー。新進気鋭の監督として高く評価された。「...
よしだ‐りゅう【吉田流】
1 弓術の一派。室町時代末に吉田重賢が起こしたもの。 2 鍼術(しんじゅつ)の一派。室町時代末、出雲大社の神官吉田...
よしつね【義経】
⇒源義経(みなもとのよしつね)
よしつねせんぼんざくら【義経千本桜】
浄瑠璃。時代物。五段。竹田出雲・並木千柳(並木宗輔(そうすけ))・三好松洛(みよししょうらく)合作。延享4年(17...
よしつね‐でんせつ【義経伝説】
源義経にまつわる英雄伝説。その生い立ちや、平家追討の際の戦略や行動、兄頼朝の不信からの逃避行、また、平泉で死んだの...
よしつねでんせつ【義経伝説】
橋本治による戯曲。平成3年(1991)刊行。ロッキード事件を「義経千本桜」のパロディの形で描いた風刺的作品。
よしつね‐どう【義経堂】
鞍馬寺境内にある堂。源義経を遮那王尊(しゃなおうそん)としてまつる。
よしつねのはは【義経の母】
安西篤子の歴史小説。昭和61年(1986)刊。源義経の母、常盤御前の人生を描く。
よしつね‐ばかま【義経袴】
腰に白絹の紐(ひも)をつけ、裾口の括(くく)りに装飾的な組紐を通した袴。源義経が陣中で用いた鎧直垂(よろいひたたれ...
よし‐づ・く【由付く】
[動カ四]趣がある。風情がある。由緒ありげである。「いと—・きてをかしくいますかりければ」〈大和・一四二〉
よし‐ど【葦戸/葭戸】
よしずを張った戸・障子。夏、ふすまなどの代用にする。簀戸(すど)。葦障子。《季 夏》「仮越しのやや落ちつきし—かな...
よし‐な・い【由無い】
[形][文]よしな・し[ク] 1 そうするいわれがない。理由がない。「—・い言い分を繰り返す」 2 そのかいがない...
よし‐なし【由無し】
[形動ナリ]理由のないさま。「斯太(しだ)の浦を朝漕ぐ舟は—に漕ぐらめかもよよしこさるらめ」〈万・三四三〇〉
よしなし‐ごころ【由無し心】
つまらない考え。たわいもない気持ち。「今は、昔の—もくやしかりけりとのみ思ひ知りはて」〈更級〉
よしなし‐ごと【由無し言】
意味のないおしゃべり。つまらない話。「—言ひてうちも笑ひぬ」〈徒然・三〇〉
よしなし‐ごと【由無し事】
つまらないこと。とりとめもないこと。「つれづれに侍るままに、—ども書きつくるなり」〈堤・由無し事〉
よしなし‐もの【由無し物】
つまらないもの。無益・無用のもの。「この石は、女どもこそ—と思ひたれども」〈宇治拾遺・一三〉
よしなし‐ものがたり【由無し物語】
つまらない物語。たわいのない話。「つれづれのままに、—、昔今の事語り聞かせ給ひしをり」〈讃岐典侍日記・下〉
よしなし‐わざ【由無し業】
たわいのないしわざ。無益な行為。「などかくはするぞ。—する」〈宇治拾遺・一〇〉
よしな‐に
[副]うまいぐあいになるように。よいように。よろしく。「—お伝えください」
よしの【吉野】
奈良県中部、吉野郡の地名。吉野川の中流域に位置し、木材工業が盛ん。南朝の史跡が多く、桜の名所として知られる。 奈...
よしの【吉野】
姓氏の一。 [補説]「吉野」姓の人物吉野彰(よしのあきら)吉野源三郎(よしのげんざぶろう)吉野弘(よしのひろし)
よしの‐あきら【吉野彰】
[1948〜 ]化学者。大阪の生まれ。負極に炭素材を採用するなど、リチウムイオン電池の開発に主導的な役割を果たした...
よしの‐おり【吉野織(り)】
平織り地に畦(うね)織りを配して縞や格子を表した織物。吉野格子(よしのごうし)。
よしの‐がみ【吉野紙】
吉野地方産の、コウゾを原料とした薄手の和紙。奈良紙の流れをくみ、江戸時代、漆を漉(こ)すのに用いたことから漆漉しと...
よしのがり‐いせき【吉野ヶ里遺跡】
佐賀県東部、神埼市と吉野ヶ里町の境にある弥生時代の遺跡。前1世紀の甕棺(かめかん)墓と墳丘墓、後2、3世紀の環濠集...
よしのがり‐れきしこうえん【吉野ヶ里歴史公園】
佐賀県神埼郡吉野ヶ里町にある、整備中の公園。国営公園と県立公園からなり、総面積は約117万平方メートルになる予定。...
よしの‐がわ【吉野川】
紀ノ川の上流。奈良県中東部の大台ヶ原に源を発し、北西に流れて吉野町で西に転じ、和歌山へ入って紀ノ川となり紀伊水道へ...
よしのがわ‐し【吉野川市】
⇒吉野川
よしの‐くず【吉野葛】
奈良県吉野地方から産する上質の葛粉。
よしのくまの‐こくりつこうえん【吉野熊野国立公園】
奈良・三重・和歌山の3県にまたがる国立公園。吉野山・大峰山・大台ヶ原山・熊野川・熊野灘・潮岬などが含まれ、熊野信仰...
よしの‐ぐさ【吉野草】
桜の別名。
よしの‐げんざぶろう【吉野源三郎】
[1899〜1981]ジャーナリスト。東京の生まれ。岩波書店に勤務し、岩波新書や雑誌「世界」を創刊。護憲・平和運動...
よしの‐ごおり【吉野氷】
吉野葛(よしのくず)に砂糖を加え、煮詰めて固めた菓子。白くて氷に似る。
よしの‐さくぞう【吉野作造】
[1878〜1933]政治学者。宮城の生まれ。東大教授。民本主義を唱え、普通選挙の実施、政党内閣制などを主張し、ま...
よしの‐ざくら【吉野桜】
1 吉野山に咲くヤマザクラ。 2 ソメイヨシノの別名。
よしの‐しずか【吉野静】
ヒトリシズカの別名。《季 春》 [補説]曲名別項。→吉野静
よしのしずか【吉野静】
謡曲。三番目物。観阿弥作。義経記に取材。源義経の吉野落ちの際、静御前は佐藤忠信と図り、追っ手の衆徒たちの前で法楽の...
よしのしゅうい【吉野拾遺】
室町時代の説話集。2巻または3巻。作者・成立年ともに未詳。延元元年=建武3年(1336)から正平13年=延文3年(...
よしのしゅういめいかのほまれ【吉野拾遺名歌誉】
依田学海、川尻宝岑の合作による歌舞伎の戯曲。活歴劇。明治19年(1886)発表。
よしの‐じんぐう【吉野神宮】
奈良県吉野郡吉野町にある神社。旧官幣大社。祭神は後醍醐天皇。明治22年(1889)創建。
よしの‐すぎ【吉野杉】
吉野山から産する杉材。古くは吉野川に流して和歌山に出し、京都などへ送られた。酒樽(さかだる)などに使用。
葦(よし)の髄(ずい)から天井(てんじょう)を覗(のぞ)・く
細い葦の茎の管を通して天井を見て、それで天井の全体を見たと思い込むこと。自分の狭い見識に基づいて、かってに判断する...
よしのたゆう【吉野大夫】
後藤明生(めいせい)の小説。信濃追分宿の遊女、吉野大夫の伝承を手掛かりに、大夫の小説を書こうとする作家を描く。昭和...
よしの‐ちょう【吉野町】
⇒吉野
よしのちょう‐じだい【吉野朝時代】
日本の南北朝時代を、南朝が正統とする立場から呼んだ称。
よしのちょうたいへいき【吉野朝太平記】
鷲尾雨工による長編小説。全6巻。楠木正儀を中心に、南北朝の動乱期を描く大河小説。昭和10年(1935)から昭和15...
よしの‐ぬり【吉野塗】
吉野地方産の漆器。膳(ぜん)・椀(わん)の類が多く、吉野絵とも称されるものは黒漆地に朱漆で木芙蓉(もくふよう)など...
よしの‐の‐あんぐう【吉野行宮】
延元元年=建武3年(1336)から正平3年=貞和4年(1348)まで、吉野に逃れた後醍醐天皇の行宮。吉野宮(よしの...