梁上(りょうじょう)の君子(くんし)
《「後漢書」陳寔(ちんしょく)伝から。陳寔が梁(はり)の上に忍び込んでいる盗賊を見つけて、悪い習慣が身につくとあの...
りょう‐じょく【凌辱/陵辱】
[名](スル) 1 相手を傷つけるような言動をして、恥をかかせること。「武力による—を受ける」 2 暴力で女性を犯...
りょう‐じん【良人】
1 よい人。賢い人。 2 夫。 3 「良民2」に同じ。
りょう‐じん【梁塵】
1 梁(はり)の上に積もっているちり。梁上のちり。 2 《「梁塵を動かす」の故事から》すぐれた歌声。また、歌謡。音楽。
りょう‐じん【猟人】
狩猟をする人。狩人(かりゅうど)。猟師。《季 冬》
りょうじんぐあんしょう【梁塵愚案抄】
室町中期の歌謡注釈書。2巻。一条兼良著。康正元年(1455)以前成立。神楽歌と催馬楽(さいばら)の注釈書。
りょうじんにっき【猟人日記】
《原題、(ロシア)Zapiski okhotnika》ツルゲーネフの短編集。1852年に22編で刊行、1880年に...
りょうじんのじはく【良人の自白】
木下尚江の長編小説。明治37年(1904)から明治38年(1905)にかけて毎日新聞に断続的に連載、3編に分けて刊...
りょうじんひしょう【梁塵秘抄】
平安末期の歌謡集。もとは歌詞集10巻と口伝集10巻とからなっていたといわれるが、巻1の抄出と巻2および口伝集巻1の...
梁塵(りょうじん)を動(うご)かす
歌声がすぐれていることのたとえ。昔、中国で、魯(ろ)の虞公(ぐこう)という声のよい人が歌をうたうと、梁(はり)の上...
りょう‐すい【量水】
河川・湖沼などの水位や水量をはかること。「—計」
りょう‐すい【領水】
国家の領域に属する水域。領海と河川・湖沼などの内水とに分けられるが、領海と同義に用いられることもある。
りょうすい‐き【量水器】
⇒水量計
りょうすい‐ひょう【量水標】
水位を測るために設置される、目盛りのついた標識柱。
りょう‐すう【両数】
⇒双数(そうすう)
りょう・する【了する】
[動サ変][文]れう・す[サ変] 1 終わる。また、終える。終了する。「すべての手続きを—・する」 2 悟る。了解...
りょう・する【領する】
[動サ変][文]りやう・す[サ変]《「りょうずる」とも》 1 領地として所有する。「広大な土地を—・する」「心を—...
りょう・する【諒する】
[動サ変][文]りやう・す[サ変]やむを得ないとして認める。事情を思いやって納得する。諒とする。「その点は—・せら...
りょう・する【療する】
[動サ変][文]れう・す[サ変]《「りょうずる」とも》病気を治療する。また、欠点などをなおす。「人の罪悪を—・し」...
りょう・ず【凌ず/陵ず】
[動サ変]ひどい目にあわせる。責めさいなむ。「恐ろしげなる鬼どもの、我身をとりどりに打ち—・じつるに」〈宇治拾遺・一五〉
りょう‐せい【令制】
⇒律令制(りつりょうせい)
りょう‐せい【両生/両棲】
陸上と水中との両方にすむことができること。
りょう‐せい【両性】
1 雄性と雌性。男性と女性。「—花」 2 二つの異なった性質。「—化合物」
りょう‐せい【良性】
性質のよいこと。⇔悪性。
りょう‐せい【良政】
よい政治。善政。
りょう‐せい【寮生】
寄宿寮に住む学生・生徒。
りょうせい‐あい【両性愛】
同性と異性のどちらも性愛の対象とすること。また、そのような関係。バイセクシュアル。
りょうせい‐イオン【両性イオン】
両性電解質の分子内で陽子が移動し、正負の両電荷をもったイオン。イオン全体では中性であり、電気双極子としてふるまう。...
りょうせい‐か【両性花】
一つの花に雄しべと雌しべをもつ花。桜・アブラナなど被子植物に普通にみられる。両全花。雌雄同花。⇔単性花。
りょうせい‐かいめんかっせいざい【両性界面活性剤】
同一分子中に陽イオンと陰イオンの親水基をもつ界面活性剤の総称。親水基としてカルボキシル基、スルホ基、第4級アンモニ...
りょうせい‐かごうぶつ【両性化合物】
酸に対しては塩基、塩基に対しては酸として働く性質をもつ化合物。アミノ酸・たんぱく質など。
りょうせい‐さんかぶつ【両性酸化物】
塩基に対しては酸性、酸に対しては塩基性を示す酸化物。酸化アルミニウムなど。
りょうせい‐ざっしゅ【両性雑種】
⇒二遺伝子雑種(にいでんしざっしゅ)
りょうせい‐しゅよう【良性腫瘍】
腫瘍のうち、発生した場所でのみ緩慢に増殖し、浸潤・転移・再発しないもの。比較的生命に危険はない。
りょうせい‐すいさんかぶつ【両性水酸化物】
酸に対しては塩基性、塩基に対しては酸性を示す水酸化物。水酸化アルミニウムなど。
りょうせい‐せいしょく【両性生殖】
有性生殖のうち、卵と精子など雌雄の配偶子の受精によって、新固体の発生が始まる生殖様式。
りょうせい‐せん【両性腺】
1個の生殖腺で卵子・精子の両方を作るもの。巻き貝や一部の二枚貝で雌雄同体のものにみられ、精巣として機能したのちに卵...
りょうせい‐でんかいしつ【両性電解質】
酸性溶液中では塩基、塩基性溶液中では酸として作用する電解質。水酸化アルミニウム・水酸化亜鉛やアミノ酸・たんぱく質など。
りょう‐せいばい【両成敗】
事情のいかんを問わず、事を起こした両方を罰すること。「喧嘩(けんか)—」
りょうせいふだん【良政府談】
トマス=モアの「ユートピア」を、明治15年(1882)に井上勤が翻訳した際の題名。
りょうせいほっさせい‐とういめまいしょう【良性発作性頭位目眩症】
頭を動かすと回転性めまいが起こる病気。内耳の前庭にある耳石が遊離して半規管に入り、平衡感覚に障害を起こすと考えられ...
りょうせい‐るい【両生類】
両生綱の脊椎動物の総称。魚類と爬虫(はちゅう)類との間に位置し、幼時は水中でえら呼吸をし、変態後は肺呼吸をする。心...
りょう‐せき【良席】
主にコンサートや演劇などの公演で、鑑賞するのによいといわれる席。一般的には、舞台に近い席や、向かって正面の中央に近...
りょう‐せつ【両説】
二つの説。対立する二つの論説。「新旧—」
りょう‐せん【良賤】
律令制で、良民と賤民。また、身分のよいものといやしいもの。
りょう‐せん【竜潜】
《竜が水中にひそんでいる意から》英雄・賢人が世に出ないで隠れていること。また、天子がいまだ位に就かないでいること。...
りょう‐せん【猟船】
魚をとる船。漁船(ぎょせん)。
りょう‐せん【稜線】
山の峰から峰へ続く線。尾根。
りょう‐せん【僚船】
仲間の船。同時におなじ仕事をしている別の船。
りょうぜい‐ほう【両税法】
中国で、唐代から明代にかけて行われた税法。均田法の崩壊に対し、780年、宰相楊炎の建議により、従来の租庸調に代わる...