かな‐ぼとけ【金仏】
「かなぶつ」に同じ。
かな‐ぼん【仮名本】
仮名書きの書物。特に、御伽草子(おとぎぞうし)・仮名草子など。→真名本(まなぼん)
カナマイシン
放線菌のストレプトミセス‐カナミセティクスが産出する抗生物質。昭和32年(1957)梅沢浜夫らが分離。水溶性で、結...
かな‐まじり【仮名交じり】
文章を、漢字と仮名をまぜて書くこと。また、その文章。漢字仮名まじり。
かなまじりむすめせつよう【仮名文章娘節用】
人情本。3編9冊。曲山人(きょくさんじん)作・画。天保2年〜5年(1831〜34)刊。武家社会の義理人情の悲劇を描く。
かな‐まぜ【鉄交ぜ/金交ぜ】
鎧(よろい)を構成する札(さね)の、編成材料による名称。牛の革札に鉄札を混合したもの。革札と鉄札を交互に配した一枚...
かな‐また【鉄叉】
先端が二また状の鉄の棒。かまどの火を突き崩したりするのに用いる。
かな‐まり【金椀/鋺】
金属製の椀(わん)。かなわん。「銀(しろかね)の—を持ちて、水を汲みありく」〈竹取〉
かなまる‐ざ【金丸座】
香川県琴平町にある劇場。江戸後期の劇場建築の遺構として貴重。
かな‐むぐら【金葎/葎草】
アサ科の蔓性(つるせい)の一年草。野原や荒れ地に生える。茎や葉柄にとげが多く、他に絡みつく。葉は七つに裂けていて、...
かなめ【要】
1 ある物事の最も大切な部分。要点。「組織の—となる人」「肝心—」 2 扇の骨をとじ合わせるために、その末端に近い...
かなめ‐いし【要石】
1 茨城県鹿島(かしま)神宮の境内にある石。根が深いところから、地震をしずめるとされる。 2 ある物事の中心となる...
かなめ‐がき【要垣】
アカメモチを植えた生け垣。
かなめくり‐ほうしき【仮名捲り方式】
「トグル入力」に同じ。
かなめ‐の‐き【要の木】
アカメモチの別名。
かなめ‐もち【要黐】
アカメモチの別名。
かな‐めん【鉄面】
武具の小具足の一。顔面を覆い守るための、鉄板打ち出しの面。顔面全体を覆う総面(そうめん)、額からほおにかけての半首...
かな‐もじ【仮名文字】
平仮名と片仮名。かな。
かなもじづかい【仮名文字遣】
南北朝時代の仮名遣い書。1巻。行阿(ぎょうあ)(源知行)著。貞治2年(1363)以降の成立。行阿の祖父源親行が藤原...
かな‐もの【金物】
1 金属製の器具。鍋・釜・包丁・さじ・鎖など。 2 器物に付ける金具(かなぐ)。「そり橋の銀宝珠(ぎぼうし)も—ぎ...
かなもり【金森】
姓氏の一。 [補説]「金森」姓の人物金森宗和(かなもりそうわ)金森徳次郎(かなもりとくじろう)
かなもり‐そうわ【金森宗和】
[1584〜1657]江戸初期の茶の宗匠。宗和流の祖。名は重近。高山城主である父の可重(ありしげ)に茶を学ぶ。優美...
かなもり‐とくじろう【金森徳次郎】
[1886〜1959]憲法学者・政治家。愛知の生まれ。岡田内閣の法制局長官のとき、天皇機関説信奉者として攻撃を受け...
かな‐もん【仮名紋】
形を崩した紋所。
かなや【金谷】
静岡県島田市の地名。旧町名。大井川西岸にあり、東海道五十三次の大井川渡しの宿場町として発達。JR東海道本線から大井...
かな‐やき【金焼き/印焼き】
鉄の焼き印を押すこと。かねやき。「—をして厩(むまや)に立てられけり」〈平家・四〉
かなやご‐がみ【金屋子神】
たたら師・鍛冶(かじ)屋など金属関係の業者が信仰する神。この神が中国山地に降臨して、たたら製鉄が始まったと伝えられる。
かな‐やま【金山】
金・銀・銅などを掘り出す山。鉱山。また、鉱山を開発すること。
かなやま‐びこ【金山彦】
鉱山の神とされる男神。
かなやま‐びめ【金山姫】
鉱山の神とされる女神。
かならず【必ず】
[副]《「かり(仮)ならず」の音変化》 1 例外のないさま。きまって。いつでも。「毎朝—散歩する」「会えば—論争に...
かならず‐しも【必ずしも】
[副]《「し」は副助詞、「も」は係助詞》打消しの語を伴って、必ず…というわけではない、…とは限らない、という気持ち...
かならず‐とも【必ずとも】
[副]どんなことがあっても。絶対に。「—粗忽(そこつ)すな」〈浄・伊賀越〉
かならず‐も【必ずも】
[副]かならず。きまって。確かに。「あかつきや近くなるらんもろともに—なく川千鳥かな」〈風雅・冬〉
かならず‐や【必ずや】
[副](あとに推量の語を伴って)まちがいなく。きっと。かならず。「—実現する日が来るに違いない」
か‐なり【可成り/可也】
《許し認める意の「可なり」から》 [形動][文][ナリ]相当の程度まで行っているさま。また、相当の程度以上に達して...
カナリア
《「カナリヤ」とも》アトリ科の鳥。野生のものはスズメ大、全体に緑褐色で、カナリア諸島などに分布。15世紀からヨーロ...
カナリア‐いろ【カナリア色】
カナリアの羽のような、明るい黄色。
カナリア‐しょとう【カナリア諸島】
《Islas Canarias》アフリカ大陸の北西沖合の大西洋上にある火山性の諸島。また、それらで構成されるスペイ...
カナリア‐だいてんたいぼうえんきょう【カナリア大天体望遠鏡】
《(スペイン)Gran Telescopio Canarias》スペインのカナリア諸島、ラパルマ島にある望遠鏡。口...
カナリヤ
⇒カナリア
カナリヤのうたうひ【カナリヤの歌う日】
堤千代による少女向けの児童文学作品。同作を表題作とする作品集は昭和28年(1953)の刊行で、挿絵は山本サダによる。
カナル
《「キャナル」とも》 1 運河。「—ゾーン(=パナマ運河地帯)」 2 管、導管。細孔。「イヤ—(=外耳道)」
カナル‐がた【カナル型】
イヤホンの形状の一。外耳道(耳の穴)に差し込んで用いるもの。密閉性が高く、外部に音漏れしにくい。
カナル‐グランデ
イタリア北東部、ベネト州の都市ベネチアにある大運河。市内を二分するように、北西から南東にかけてS字形に貫く。観光客...
カナル‐せん【カナル線】
⇒陽極線
カナル‐プリュス
フランスの有料テレビ放送局。1984年開局で、ケーブル・地上波・衛星通信・インターネットなどの媒体を通じて放送を行う。
カナレット
[1697〜1768]イタリアの画家。本名、アントニオ=カナル(Antonio Canal)。ベネチアの町並みや運...
かな‐わ【金輪/鉄輪】
1 金属製の輪。 2 足のある、鉄製の輪。五徳(ごとく)。 3 鉄製の車輪。「やがて母と兄は下に待っている俥(くる...
かなわ【鉄輪】
謡曲。四番目物。夫に捨てられた女が貴船(きぶね)神社へ丑(うし)の刻参りをして恨みを晴らそうとするが、安倍晴明(あ...